もと中央突堤2号上屋に関する覚書(案)

もと中央突堤 2 号上屋活用事業に関する覚書(案)
大阪市(以下「甲」という。)と○○○○(以下「乙」という。)は、甲が所有する
物件目録1記載の建物(以下「本件建物」という。)の所有権の移転及び引渡し並びに
土地の賃貸借契約の始期、電気設備の取扱いについて、次のとおり覚書を締結する。
(所有権の移転及び物件の引渡し)
第1条 本件建物を現状有姿のまま乙に引渡すことを約し、乙はこれを受諾した。
2
本件建物の所有権は、甲と乙が締結する末尾目録2記載の土地(「以下、「本件土
地」という。」)にかかる事業用定期借地権設定契約(以下、「本契約」という。)に
基づく賃貸借期間の開始した日に、乙に移転する。
3 前項の定めにより、所有権が乙に移転した時に本件建物の引渡しがあったものと
する。
(建物の登記)
第2条 本件建物は未登記であるため、乙は、前条第2項により、本件建物の所有権
が移転した後、必要な場合は乙の負担において、建物にかかる登記手続きを行うこ
ととする。
(借地権の設定)
第3条 甲及び乙は、本件土地について、別途事業用定期借地権設定契約を締結する。
(賃貸借契約の始期)
第4条 本契約の始期は、港区中央突堤北岸壁補修工事(以下、
「本件工事」という。)
が完了した後、平成 27 年 11 月 1 日とする。ただし、本件工事の進捗状況により変
更になる可能性がある。
2 本契約の始期が変更になった場合においても、甲は損害賠償請求の責任を負わな
い。
(瑕疵担保責任)
第5条 甲は、本件建物について瑕疵担保の責任を負わない。
(危険負担)
第6条 甲は、本件建物について危険負担の責任を負わない。
(計画提案内容等の遵守)
第7条 乙は、「もと中央突堤 2 号上屋活用(解体可)事業者募集プロポーザル実施」
に基づく計画提案審査で選定された事業計画(以下、事業提案という。)の内容に沿
って実施しなければならない。やむを得ない事情により、事業計画の変更が必要と
なった場合は、事前に本市の承諾を得なければならない。
(電気設備の取扱い)
第8条 乙は、本件建物に、別紙図面のとおり甲が設置した電気設備(以下、
「当該電
気設備」という。)が附属していることを認識した上で、本件建物の贈与を受けるこ
とに異議がないことを確認し、撤去を希望する場合においては甲が移設する。なお、
移設時期については甲乙協議とする。
2 乙は、本件建物に当該電気設備が存在している状態を認め、存在していることの
対価は、無償とする。
3 乙は、本件建物の改修、解体等を行う場合は、当該電気設備の取扱いについて、
事前に甲と協議するものとする。
(原状回復義務)
第9条 乙は、本契約が終了し、本件土地を明け渡すときまでに、甲が承認する場合
を除き、乙の負担において本件土地上の建物(本件建物を含む。)その他の工作物を
除去し、本件土地を原状回復のうえ、甲乙立会いのもとに甲に返還しなければならな
い。
2 前項における原状回復には、甲と乙が締結する事業用借地権設定契約に基づく賃
貸借期間の開始した日において、本件土地に存する建物その他一切の工作物の撤去を
含む。
(疑義の決定)
第10条 本覚書に関し疑義のあるときは、甲乙協議のうえ決定する。
(裁判管轄)
第11条 本覚書に関する訴えの管轄裁判所は、甲の事務所の所在地を管轄する大阪
地方裁判所とする。
上記覚書の締結を証するため、本覚書2通を作成し、甲乙記名押印のうえ、各自その
1通を保有する。
平成
年
月
日
甲 大阪市
契約担当者
大阪市港湾局長
印
乙 氏
住
実印
名
所
物
件
目
録
1
建物の名称 もと中央突堤 2 号上屋
所 在 地 大阪市港区海岸通一丁目 105 番 8
構
造
床 面 積
鉄筋造・一部鉄筋 コ ンクリート造平家建
1階 4,375.55㎡
2階 546.64㎡
物 件
土地の名称 もと中央突堤 2 号上屋
所
土
用
容
建
防
在 地
地面
途地
積
ぺい
火地
積
域
率
率
域
目
録
大阪市港区海岸通一丁目 105 番 8
6,693.82m2
準工業地域
200%
60%
準防火地域
2
一部中 2 階建