元気もりもり食育コーナー(PDF文書)

元気もりもり食育コーナー 元気もりもり食育コーナー
食育推進委員会
そしゃく
「元気もりもり食育プラン」に基づいて、食育情報を紹介します。今回は咀嚼についてです。
よく噛んで食べよう!!
最近は軟らかい物を食べる機会が増えたことに伴い、噛む回数が減ったと言われてます。皆さんは1口何回
位噛んでいるでしょうか?大昔と現在を比べてみると、食事内容の違いなどにより噛む回数に大きな違いがで
てきています。弥生時代から現在を見比べてみましょう。
①弥生時代
①弥生時代……卑弥呼の時代
卑弥呼の時代
噛む回数……3,990回
食事内容……玄米(もち米)
・クルミ・
クリ・魚の干物 など
②鎌倉時代
噛む回数……2,654回
食事内容……玄米・里芋とワカメの
みそ汁・丸干し・梅干し
など
④現代
噛む回数……620回
食事内容……パン・コーンスープ・
ハンバーグ・スパゲティ
など
③昭和初期
噛む回数……1,420回
食事内容……麦飯・野菜のみそ汁・
大豆のみそ炒め・煮物
など
卑弥呼の時代のように、ゆっくりとよく噛んで食べるとどんな良いことがあるのでしょうか?「ひみこのは
がいーぜ」を例に見てみましょう。
・・・ゆっくりよく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、
肥満を防ぎます。
・・・よく噛むと味わい深くなり、味覚が良くなります。
・・・よく噛むと舌がスムーズに動き、言葉がはっきり
とします。
・・・脳の血流が増え、活性化します。
・・・唾液が多く出ることにより、虫歯を予防します。
・・・唾液中の酵素が食物中の発ガン性物質の力を弱めます。
・・・食べ物が細かく砕かれることにより、唾液が沢山出て胃腸の働きを助けます。
・・・力を出すときに歯をくいしばることができ、全力をだしきれます。
出典:学校食事研究会発行 月刊「学校の食事」より
学校では8の付く日を「歯の日」として、献立に良く噛んで食べるメニューやカルシウムを多く含んだ
メニューを取りいれています。学校給食でよく登場するカミカミメニューを紹介します。
さきイカサラダ
材 料(4人分)
キャベツ……100g
ニンジン ……30g
キュウリ ……30g
さきイカ ……10g
酢 ………8g
油 ………6g
醤油 ……8g
塩 ………少々
作り方
① キャベツは短冊切り、ニンジンはせん
切りにして茹でる。
キュウリは、斜め薄切りにする。
② 調味料を合わせる。
③ ①の野菜とさきイカを②の調味料で和
えてできあがり!
噛みごたえのある食材や料理を毎日の食事に取り入れ、よく噛んで味わって食べましょう。
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広報ちの 2015.3