「横浜子どもアクション」 学校長 岩間 和子 1年生がしらかば幼稚園の園児を迎えて、「どんぐり どんぐりランド」という交流会 を行いました。秋の公園でどんぐりをたくさん拾うことから始めて、ゲームやアクセサリ ーづくり、お土産のメダルづくり、当日の司会進行の練習などたくさんの準備を積み重ね て当日を迎えました。 冷たい雨の日になってしまいましたが、園児を見て「かわいい!」とつぶやく姿や「僕、 実行委員なんだ」と誇らしげに教えてくれる姿、園児の手をとって一緒に歌ったり踊った りする姿等の数々の様子から、この8ヶ月間の大きな成長を感じることができ、とてもう れしくほのぼのとした温かい気持ちになりました。いつも一番下の学年で面倒を見てもら っていた立場だったのに、いつの間にか下級生を迎える心の準備もできていたのかと思う と、「子どもたちの1年間」のもつ意味の大きさに改めて驚かされます。 のぼり 今、学校の昇降口に三本の幟 が立てられています。これは8月19日に開催された「横 浜子ども会議」全体会議で採択された「横浜子どもアクション」の内容を示し、全市立学 校での具体的な取り組みにつなげるものです。 「想(おもい)~相手と心から向き合うための具体的な取り組み~」 【横浜子どもアクション】 ○一人ひとりにできること「自分からコミュニケーションをとり、相手と分かり合え るようにします」 ○学校でできること 「絆を強めるため、お互いの気持ちを伝える活動をします」 ○まちの人とできること 「まちの人と関わるきっかけをつくります」 「横浜子ども会議」では、昨年「いじめを許さない社会」をつくるためや「いじめ」を なくすためにどうするべきかを話し合い、「想~相手と心から向き合おう~」というアピ ール文を採択しました。今年度はこのアピール文を受け、「想~相手と心から向き合うた めの具体的な取り組み~」について話し合い、上記の「横浜子どもアクション」を採択し ました。 このことを受け、教職員には「横浜子どもアクション」という名称ではあるが、子ども たちにこれらのアクションを求める前に、まず私たち大人がアクションを起こす必要があ ると話しました。子どもたちや保護者、地域の方、同僚や友人、家族と心から向き合って いるのか、とりわけ子どもたちに心から向き合うためにどんな取り組みをしているのかが 問われると思うのです。心から向き合ってくれない大人の言うことには子どもたちは耳を 傾けません。大人同士がまず向き合う姿をしっかり子どもに見せること、どんな時でも大 人は子どもたちと向き合う存在であることを実感させること。その安心と信頼こそが子ど もの姿を変え、アクションを起こさせていくのだと考えます。
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