の 進化史を塗りかえる新発見! を開催します

インターネットでの情報提供
提供予定日
2月20日(金)
平成27年2月19日(木) 県政記者クラブ・中濃記者会配布資料
担当課
博物館
担当係
自然係
担当者
電話番号(内線)
河部壮一郎
0575-28-3111(303)
大人のための博物館講座
絶滅した珍獣『デスモスチルス類』の
進化史を塗りかえる新発見!
を開催します
岐阜県博物館では、今年度より当館学芸員による公開講座「大人のための博物館講座」を開催しています。
まつい く み こ
か わ べ そういちろう
その第4弾として、東京大学大学院生の松井久美子氏と河部壮一郎(古生物担当)当館学芸員による公開講
座を開催します。
平成 22 年の夏、河部当館学芸員が北海道で絶滅哺乳類デスモスチルス類※の化石を発見しました。この化
石の研究から、これがデスモスチルスの仲間であるパレオパラドキシアで、世界最古級のものであることが
明らかになりました。その結果、パレオパラドキシアは北関東を中心に広く太平洋地域へと進出していった
とする、これまでの学説をもう一度検討し直す必要が生じました。
今回の講座では、まだまだ謎の多いデスモスチルス類の進化史に一石を投ずることになったこの新発見に
ついてご紹介します。
日
時:平成27年3月22日(日)13:30~15:00
会
場:岐阜県博物館
マイ・ミュージアム棟3階 ハイビジョンホール
関市小屋名1989(岐阜県百年公園内)
電話 0575-28-3111(代)
対
象:高校生以上
パレオパラドキシアの骨格と復元図
参 加 料:無料(ただし、博物館本館の展示を観覧される場合は、所定の入館料(一般330円、大学生110
円、高校生以下無料)が必要です。)
講
師:松井久美子氏(東京大学 大学院生)・河部壮一郎 岐阜県博物館 学芸員
申込方法:①岐阜県博物館ホームページ
申込みフォームからお申込みください。
②電話
岐阜県博物館
検索
※休館日(毎週月曜日)以外の8:30~17:15
講座名、連絡先(住所、電話番号)、参加申込者全員の氏名(ふりがな)をお知らせくだ
さい。(定員になり次第締め切ります。)
※デスモスチルス類とは、恐竜絶滅後の中新世(約 2000 万~1500 万年前)という時代に、北太平洋沿
岸に生息していた絶滅哺乳類の仲間。カバのような姿をしており、泳ぎがうまかったとする説もある。
のり巻を束ねたような形をした歯が特徴的。現在は、化石種しか知られておらず子孫が存在していない
ことで珍獣と呼ばれている。岐阜県では多くの化石標本が発見されており、岐阜県博物館でも全身骨格
などの標本を常時展示しています。