平成27年2月18日 NHK広報局 平成27年2月放送総局長定例記者会見要旨 ○東日本大震災関連番組(板野放送総局長) 東日本大震災から4年、被災地の「今」を伝え、復興を支援する番組を集中的に放送する。NHK スペシャルのほか、震災の証言から防災・減災を考える「いつか来る日のために」や「特集 明日 へー支えあおうー」では浅田真央選手が仙台市で行う被災地の子どもたちのスケート教室の生中継 などもお送りする。このほか「震災から4年“明日へ”コンサート」、特集ドラマ「LIVE!L OVE!SING!」、 「こころフォトスペシャル」、ETV特集「頑張るよりしょうがねえ」、BS 1と国際放送では、TOMORROWスペシャル「思いを届けるミュージカル」を放送する。 (詳細は報道資料を参照) 〇放送90年関連番組(板野総局長) 2015年3月、放送90年の節目にあたり、関連番組を集中編成する。3月19日から22日ま で「90時間ラジオ」を放送。放送開始当時の浅草で夢を追う若者の姿を描くラジオドラマや、ラ ジオの未来や魅力を語り尽くすトークなどバラエティー豊かに、テレビ4波や国際放送とも連動し て伝える。また「90時間ラジオ」の公開生放送をはじめとした「放送90祭」イベントを東京タ ワーで行う。このほか、ドラマ「紅白が生まれた日」、4Kカメラで深海の未知の生物を追う、ザ・ プレミアム「深海のロストワールド」、今年夏には放送90年ドラマ「経世済民の男」を放送する。 (詳細は報道資料を参照) ○NHKスペシャル「未解決事件」(森永副総局長) 大型シリーズを2回にわたって放送する。「地下鉄サリン事件 ~オウム真理教・終わりなき闇」 では、3月20日で20年になる今も多くの課題と謎の残る未曾有の事件を徹底検証する。またシ リーズ新企画「追跡プロジェクト」は「世田谷一家殺害事件」など、解決に至っていない事件が数 多く存在し、情報不足が解決の大きな障害となる中で、放送やインターネット、SNSを通じて情 報を募りながらいくつかの未解決事件について取材し、事件の真相に迫っていく。 (詳細は報道資料を参照) 〇連続テレビ小説「まれ」 オープニングテーマ決定(木田副総局長) オープニングテーマソングのタイトルは「希空~まれぞら~」。作詞は津村希(まれ)を演じる土 屋太鳳(つちや・たお)さんで、初めてヒロインが歌詞を手がけた。土屋さんは、今回のロケで訪 れた美しい能登の自然と出会って感じた事を、大切な人に伝えるつもりで書いた。映像には、土屋 さんとともに150人以上の能登のみなさんに参加していただいた。(詳細は報道資料を参照) 〇「日曜美術館40年」記念プロジェクト(下川副総局長) 放送40年目を記念し、今年 4 月より「みつけよう、美」という年間キャンペーンをスタートする。 「日曜美術館」の中での特集番組のほか、さまざまな関連番組を放送する。 「5分ミニ番組」では、 40年分のアーカイブ映像から全国の美術館が所蔵する作品の魅力を伝える。また、各美術館に ゆかりの深い作品や美術作家についてまとめた映像クリップを制作し、それぞれの美術館に提供 する。 (詳細は報道資料を参照) ○ 視聴者参加型子ども番組「かおテレビ」(下川副総局長) 放送と通信を連携させた新しいテレビサービス、NHKハイブリッドキャストによる視聴者参加型 子ども番組。専用のアプリケーションをスマートフォンにインストールして、テレビに「自分で作 った顔」を登場させ、楽しみながら身の回りにある物の正しい使い方を学んでもらう。ハイブリッ ドキャスト対応テレビがない場合は、データ放送でもお楽しみいただける。3月放送の第一弾 は「トイレ」がテーマ。 (詳細は報道資料を参照) Q.2月の会長会見のいわゆる従軍慰安婦の問題をめぐる発言について A.(放送総局長)籾井会長は、戦後70年の節目の番組について、中身は現場で検討してもらっ ているという趣旨の話をしたと聞いている。どういうテーマを取り上げるのかということについて、 制限を何か設けているというものではない。あくまでも自主・自律、公平・公正といった放送法に 定められたことを、貫いていくことに変わりはない。 (Q.会長の発言は、戦後70年の総理談話が出ないと放送できないということか) A.(放送総局長)そういうことを言ったとは、私は思っていない。戦後70年というのは、戦争 の中で行われた様々なことについて、もう一回、問い直しをするという年だろうと思う。色々な形 で話を聞いたり、見聞きしながら、慎重に番組を作っていかなければならないというような趣旨を 申し上げたんだろうと、私は思っている。 Q.「イスラム国」の表現を「過激派組織IS・イスラミックステート」に改めた理由について A.(森永理事)さまざまな意見があったので、色々と検討し、この組織が国家であると受け止め られないようにするとともに、イスラム教についての誤解が生まれないようにするため表現を改め た。
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