インターネットでの情報提供 提供予定日 2月18日(水) 平成27年2月17日(火)県政記者クラブ配布資料 担 当 課 担 当 係 担 当 者 電 話 番 号 社会教育文化課 伝統文化財係 内線 3578 3569 舘・宗 宮 直通 058-272-8759 ユネスコ無形文化遺産へ提案されている や ま ぎ ょ う じ 「山・鉾・屋台行事」への「大垣祭の車山 行事 」 の追加について 文化庁の文化審議会世界文化遺産・無形文化遺産部会(2月17日開催)において、昨 やまぎょうじ 年提案された「山・鉾・屋台行事」(高山祭、古川祭を含む)に「大垣祭の軕行事」を追 加し、ユネスコへ再提案することが決定されましたので、お知らせします。 提案の概要について 1 名 称 「山・鉾・屋台行事」 2 構 成 平成21年にユネスコ無形文化遺産に登録された「京都祇園祭の山鉾行事(京 ふりゅうもの 都府)」及び「日立風流物(茨城県)」を拡張した提案であり、国指定重要無形 民俗文化財である「山・鉾・屋台行事」33件から構成される。 (昨年提案の32 や ま 件に「大垣祭の車山行事」を追加) 県関係は「高山祭の屋台行事(高山市)」、「古川祭の起し太鼓・屋台行事(飛騨 市)」、「大垣祭の車山行事(大垣市)」となる。 今後のスケジュールについて 平成27年3月 無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議で正式決定 (3月5日開催予定) 平成27年3月末 ユネスコ事務局に提案書を提出 平成28年11月頃 ユネスコ政府間委員会において審議 1 〈参考資料〉 おおがきまつり やまぎょうじ 大垣 祭 の軕行事 (1)文化財の所在地 大垣市 (2)保護団体 大垣祭保存会 (3)公開期日 毎年5月15日直前の土曜日、日曜日 (4)文化財の概要 <文化財の特色> やまぎょうじ 大垣祭の軕行事は、大垣の城下町祭礼として伝承されてきた美濃地方を代表する か し 祭礼行事であり、大垣藩主下賜の軕と町衆の軕が併存する形態は全国的にも希少で ある。 だ し やまじょう また、からくり人形には中京圏の山車行事、 軕 上 の芸能には近畿圏の山車行事の ほこ 影響が色濃く、東西の祭礼文化の交渉がうかがわれるなど、国内の山・鉾・屋台行 事の伝播や変遷を理解する上で重要である。 <文化財の説明> やまぎょうじ 大垣祭の軕行事は、大垣市の総鎮守である大垣八幡神社の例大祭に行われる山車 か し さんりょうやま ほんやま 行事で、江戸時代に大垣藩主から下賜された三 輌 軕 と呼ばれる3輌の軕と、本軕と ほんがく 呼ばれる旧城下10か町の軕が賑やかに曳き出される。祭りの当日は本楽、その前 し がく ほう げい よみや 日は試楽と呼ばれ、両日ともに、八幡神社前での奉芸や市内の巡行、夜宮の行事が 行われる。 奉芸では、各軕が軕の中から人が操作する素朴な操り人形や精巧なからくり人形、 子供による舞踊などを披露する。 夜宮の行事では、八幡神社前に再び集まった軕が、提灯を一斉に灯し、鳥居前で 順に奉芸と軕を前に傾けて左右に回転される軕廻しをみせた後、曳き別れとなり各 町内へ戻る。 写真提供:大垣市教育委員会 2
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