2014年度 マルチネットワーク連携 PJ 成果報告 一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ 倉橋 良 Okinawa Open Laboratory 目次 1. プロジェクトのご紹介 2. OpenDaylightについて 3. 活動実績 4. 来年度の取り組み Okinawa Open Laboratory プロジェクトのご紹介 Okinawa Open Laboratory プロジェクトのご紹介 Overview 複数のネットワーク技術を連携させて、統合した一つのネットワークを実現する。 Motivation 現在、SDNとレガシーネットワークを一元的に管理することが難しい。 SDNコントローラの を使用することで実現可能なのでは? なぜかというと・・・ 広範なネットワーク環境のサポートを想定したOpenDaylightを使用すること で、複数ネットワーク技術の連携が見込まれる。 OpenDaylightは多くのネットワークベンダーが開発に参画していることもあ り、今後業界で広く使用されることが想定される。 Okinawa Open Laboratory OpenDaylightについて Okinawa Open Laboratory OpenDaylight Okinawa Open Laboratory OpenDaylight Components VTN(Virtual Tenant Network) マルチテナント型の仮想ネットワークを作成するアプリケーション Openstack Neutronとの連携が可能 VTN1 h1 VTN2 h2 vBridge h3 VTN/vBridge作成 ネットワーク作成 vBridge h4 REST Neutron API VTN Manager VTN Manager SW1 SW2 ML2 Plugin SW3 ML2 Driver for OpenDaylight h1 h2 h3 h4 VTN1 VTN2 VTN1 VTN2 VTNイメージ Okinawa Open Laboratory OpenStack ネットワーク作成 Neutron interface OpenDaylight OpenStack-VTN連携フロー OpenDaylight Components SNMP4SDN SNMPを介して、 レガシースイッチをOpenDaylightから制御 Controller SNMP4SDN Configuration L2 Switch FDB Table FDB Table VLAN Database Okinawa Open Laboratory L2 Switch L2 Switch FDB Table VLAN Database VLAN Database 活動実績 Okinawa Open Laboratory Okinawa Open Days 2014デモ環境のご紹介 Okinawa Open Laboratory OkinawaOpenDays2014でのデモ VTNとSNMP4SDNそれぞれの機能を使用し、 ネットワークを作成することができた。 Okinawa Open Laboratory 検証結果 VTN Openstack上の各ノードに立ち上がったOVS間にOpenFlowスイッチ を利用した際に、フローが張られなかった。 SNMP4SDN SNMP4SDNでL2スイッチのVLAN設定はできた。 ⇒モジュールにバグがあったため、開発元と連携して修正を行った。 現状はTag VLANしかポートに設定できない。 ⇒開発元に問い合わせた所アクセスポートは今後対応されるとのこと。 FDB Tableへのエントリ登録、削除が動作しなかった。 ⇒現時点では未実装? Okinawa Open Laboratory マルチネットワーク連携によるPoC開発 Okinawa Open Laboratory マルチネットワーク連携のユースケース 企業内を想定 オフィスからプライベートクラウド内のテナントネットワークにL2でつなぎたい プライベートクラウドをOpenStackで構成 ネットワークはOpenDaylightで管理 Private Cloud Office OFS Layer2 Switch Tenant 1 Tenant 2 Okinawa Open Laboratory VM VM vBridge PoC環境構成 Okinawa Open Laboratory OpenFlow-SNMP POCイメージ OpenDaylight Controller OpenFlow SNMP L2SWがLLDP L2SWをHUB を透過しない に変更 (T_T) OpenFlow Switch (HUAWEI CE6850) HUB Layer2 Switch Tenant1 OpenFlow VM1 Tenant2 OVS LLDP LLDP LLDP VM1 Tenant1 VM2 Tenant2 OVS VM2 Openstack Network Okinawa Open Laboratory Tenant1 Node3 Tenant2 Node3 Tenant1ネットワーク Tenant2ネットワーク Office Network 検証結果 Okinawa Open Laboratory 17 検証結果 VTNを使用して、Openstack NetworkとOffice Network間でテナ ントネットワークを構築することができた。 なぜか戻りのフローが頻繁に消える。Pingを投げれば書き込まれる。 (フローのidleTimeout=300だが、それより短い時間で消えてしまう) VTNを構築するにはLLDPを使用したトポロジ検出が必要 Office NetworkでVTNを構築するには手動でvBridgeに登録する必 要がある。 ※Openstack Networkは自動登録 Okinawa Open Laboratory 18 来年度の取り組み Okinawa Open Laboratory 来年度の取り組み 対象とする範囲をLANからWANに拡張する。 拠点間の通信もOpenDaylight Controllerで制御 Controller Control 拠点A 拠点C Internet 拠点B Okinawa Open Laboratory 拠点D Thank You! ご清聴ありがとうございました。 21 Okinawa Open Laboratory
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