特 記 仕 様 書 - 国土交通省・関東地方整備局:港湾空港部

平成27年度
東 京 湾 中 央 航 路 「う ら な み 」及 び 「 べ い さ ー ち 」 運 航
特
記
仕
様
平成27年2月
国土交通省関東地方整備局
東 京 湾 口 航 路 事 務 所
書
1.概
要
本件は、当局所有の航路調査船「うらなみ」及び「べいさーち」を東京湾中央航路監視
業務等に就役させるため、受注者による運航契約をするものである。
2.運航船舶主要目
船舶主要目
船体寸法
航路調査船「うらなみ」
長さ
21.05
(m )
28.00
(m )
幅
4.69
(m )
6.00
(m )
深さ
2.12
(m )
3.00
(m )
吃水
0.85
(m )
1.25
(m )
43
(GT)
77
(GT)
総トン数
材
航路調査船「べいさーち」
質
軽合金
鋼
( 船 体 : 鋼
主 機 関
6 0 7 (kw)× 2 基
航行区域
上 部 構 造 : 軽 合 金 )
1 , 1 0 9 (kw)× 2 基
沿海(限定)
沿海
3.一般事項
受注者は下記事項を履行すること。
(1)本件の履行に当たっては、安全に留意し、事故が生じないように十分注意すること。
(2)本件の履行に当たっては、船舶の構造及び機能等に習熟のうえ行うこと。
(3)船舶を常に最良の状態で使用できるように、船舶点検表を作成して点検を行うこと。
(4)本仕様書の内容に疑義の生じた場合は、監督職員の指示に従うこと。
(5)船舶に異常が生じた場合は、速やかに監督職員に報告し指示を受けること。
(6)関係官署への諸手続きは受注者が行うこと。
4.引渡場所及び返還場所
うらなみ
神奈川県横須賀市新港町14番地先
関東地方整備局 東京湾口航路事務所 船舶係船場
べいさーち
神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1番地
関東地方整備局 京浜港湾事務所 船舶係船場
5.運航内容
(1)運航場所
航 路 調 査 船 運
航
場
「 う ら な み 」 東京湾及びその周辺海域の当局が指定する場所とする。
「 べ い さ ー ち 」 東京湾及びその周辺海域の当局が指定する場所とする。
No.1
所
(2)運航期間及び運航日数
運航期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までとする。
上記運航期間中に当局が予定している運航日数は、以下のとおりとする。
な お 、 定 期 的 維 持 修 理 期 間 (立 会 日 は 除 く )、 日 曜 日 、 祝 日 、 年 末 年 始 休 暇 及 び 全 土
曜日は休日として設定している。また、当局の都合によりこの運航期間及び運航日数
は変更できるものとする。
航
路
調
査
船 運
航
日
数
「 う ら な み 」 延 べ 2 1 8 日
「 べ い さ ー ち 」 延 べ 1 9 5 日
(3)定期的維持修理期間
定期的維持修理期間は、原則として、下記作業について、乗組員の立会を行うもの
とする。
なお、立会は関係法令に基づき、乗り組み基準の特例許可を受けたうえで1名を原
則とする
①JG立会時
②主要箇所開放時
③試運転時
④その他必要と判断したとき
ま た 、 立 会 日 に つ い て は 、 運 航 (休 止 )の 扱 い と す る 。
ただし、立会うべき作業内容及び特例許可の申請について、上記によりがたい場合
は、監督職員と協議のうえ、変更することができる。
(4)燃料及び消耗品
運航及び船舶の管理に必要な燃料及び消耗品等の経費は受注者が負担する。
ただし、電力及び用水の経費は、当局が提供する。
(5)運
航
運航の経路及び離接岸、待機等の地点は、監督職員の受注者への指示によるものと
する。当局の指定する様式に従って運転日報を提出すること。
(6)運航時間
運航時間は、8時30分から17時15分までのうち、休憩1時間を除いた7時間
45分とする。ただし、当局の都合により上記以外であっても運航の指示があった場
合は、その指示に従うこと。
(7)船舶保険
船 舶 保 険 [ 普 通 期 間 保 険 第 5 種 と 船 主 責 任 保 険 (保 険 支 払 限 度 額 2 億 円 、 油 そ の 他
の 汚 濁 水 面 清 掃 費 用 削 除 )] を 掛 け 、 契 約 証 書 の 写 し を 提 出 す る 。
(8)地震等緊急時の対応
地震等緊急時に対応するため、予め緊急時運航計画を作成し、監督職員に提出する
ものとする。また、地震等緊急時に1時間以内に運航できる体制を確保する。
ただし、監督職員の承諾を得た場合はこの限りではない。
No.2
6.契約方法
(1)契約は、運航する航路調査船毎に、下記項目毎の単価契約とする。
なお、「べいさーち」の燃料費の算出にあたっては、「うらなみ」の実績値
( 0 . 1 1 6 ㍑ / kw・ h ) を も と に 算 定 す る 。
運
航
費
項
目
労
務
費
燃料・雑品
諸 経 費
運 航 (運 航 、 運 休 ) 1 日 当 り
有資格者3名分の労務費
-
○
運 航 (休 止 ) 1 日 当 り
有資格者1名分の労務費
-
○
運転 1時間当り
-
○
○
船舶保険 1日当り
-
船舶保険料
○
(有資格者)
船
舶
船
長
機 関 長
機 関 士
うらなみ
航海6級以上
機関5級以上
機関6級以上
べいさーち
航海6級以上
機関4級以上
機関5級以上
(2)用語の定義
運 航 (運 航 、 運 休 )1 日 当 り と は 、 運 航 ま た は 待 機 に 要 し た 日 を 指 す 。
運 航 (休 止 )1 日 当 り と は 、 気 象 、 海 象 、 修 理 (定 期 的 維 持 修 理 は 除 く )、 そ の 他 止 む
を得ない理由により当局が長期の休止を要請した日を指す。
(3)運航費の内訳書を提出すること。なお、乗組員の労務費については基本給(割増賃金
対応基本額)と諸手当ての内訳書を提出すること。
7.支払い
支払いは、1ヶ月毎の実績精算払いとし、下記の要領で行うものとする。
( 1 ) 運 航 費 (運 航 、 運 休 、 休 止 )
運 航 費 は 、 当 該 月 の 運 航 (運 航 、 運 休 )、 運 航 (休 止 )の 各 日 数 の 合 計 に そ れ ぞ れ の 単
価を乗じて得た金額を支払う。
(2)運転費
運転費は、当該月の運転時間の合計に1時間当りの単価を乗じて得た金額を支払う。
ただし、合計時間に1時間未満の端数が生じた場合は、その端数が30分以上のと
きは1時間とし、30分未満のときは切り捨てる。
(3)船舶保険料
当該月の全日数に単価を乗じて得た金額を支払う。
No.3
(4)超過勤務手当
「5.(6)運航時間」以外及び「5.(2)運航期間及び運航日数」で設定して
いる休日に就業した場合は、1時間につき乗組員労務費の基本給(割増賃金対応基本
額)の1/7.75に時間帯によりそれぞれ下表の率を乗じて得た金額に諸経費を加
算したもの(円未満の端数は切捨てる)を単価として当該期間の合計時間(合計時間
に1時間未満の端数が生じた場合には、その端数が30分以上の時は1時間とし、3
0分未満の時は切り捨てる)を乗じて得た金額とする。
1)運航予定日の運航時間以外に業務を行った場合
時間帯
率
①
22時から翌日の5時まで
150/100
②
①以外の勤務時間外
125/100
2)休日に業務を行った場合
時間帯
率
①
0時から5時まで、22時から24時まで
160/100
②
①以外の休日
135/100
(5)旅費
定期的維持修理期間において、乗組員の立会に要する旅費を支払う。
8.検
収
1ヶ月毎の運航日数及び運転時間数等の確認をもって検収とする。
以
No.4
上