臨床工学科ニュースレター 2014年 2 月 寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回のMedical partnersの特集はフットポンプです。 ちょっとコストのはなし 肺血栓塞栓症の予防を目的として弾性ストッキング 又は間欠的空気圧迫装置を用いた場合、入院中1回 に限り算定できます。 *リスクレベルが中以上の場合 305点が算定できます。 ちなみにフットポンプは14万円、カフは2200円 です。大切に使いましょう。 フットポンプフロントディスプレイ アラームコードのインジケーター バッテリー状態インジケーター バッテリー充電インジケータ 電源ONのインジケーター AC電源インジケータ 電源ON/待機ボタン ポートA足インジケーター ポートB足インジケーター ポートAガーメント環境設定ボタン ポートA脚部インジケーター 要修理エラーのインジケーター 簡易的な取り扱い説明はフットポンプの上面 に記載しています。 トラブルシューティング 最もよくあるアラームは‘ガーメント圧アラーム’です。赤色のポー ト状態インジケーターが点滅します。チューブ接続部の漏れや、ねじ れがないか確認してください。 ポートBガーメント環境設定ボタン ポートB脚部インジケーター <<使用方法>> ①フットポンプ本体をベットフック又は水平な台に設置する。 ②接続チューブを用いて本体にフットカフ、もしくはスリーブを接続する。 ③電源コードをコンセントに接続する。 ④電源オン/待機ボタンを押し電源を入れる。 ⑤自動システムチェック後ポンプが作動する。 <<フットポンプの使用禁忌>> 下肢静脈に血栓が存在している、もしくは血栓の存在が否定できない場合にはフットポ ンプは使用出来ません。血栓が存在している時にフットポンプを使用してしまうと下肢 に存在している血栓が飛んでしまい、肺塞栓を生じてしまう可能性があります。 <<どんな時に血栓ができやすいの?>> ①血管内皮細胞障害 外傷や手術時の静脈圧迫、刺激による静脈内皮の損傷 ②血流停滞 病気や術後の長期臥床、安静、長時間の同一肢位 ③血液の過凝固状態 経口避妊薬長期服用、悪性腫瘍など お問い合わせ先 2014年2月号 臨床工学科 内線 2038 危険素因:肥満、高齢、高脂血症、糖尿病、血栓症の既往、下肢静脈瘤 制作・編集担当 中野 路子 清水 慎太郎 坂口 耕一郎 ‘’Medical Partners‘’が医療機器と職員を繋げます !
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