EMF521 型 線量計(電位計) EMF521型は最新のエレクトロニクス技術を駆使 して開発された高精度線量計(電位計)で、最大 6桁の線量率測定を可能にしました。 ドイツPTW社製をはじめとする各種イオンチェンバ を接続することによりX線・γ線・電子線・陽子線・ 重粒子線を高精度に測定することができます。 特長 高精度6.5桁(0.01∼20000.00pA)電流計を採用し、電荷測定には高速電流積算方式を採用。 明るい赤色LEDデジタル表示器で、線量率と積算線量を同時に表示。 トリップ線 量をプリセットでき、超えた場 合リレーを働かせて外部 機 器を制御できます 。 概要 各種イオンチェンバを接続することにより、X線・γ線・電子線・陽子線・重粒子線などの線量率と積算線量を 同時に測定することができる線量計(電位計)です。 デジタル表示器は全てLED6桁で、上・中・下の3段設けられています。 上段は線量率(mGy/m)または電流(pA) 、中段は積算線量(mGy)または電荷(nC)、下段はトリップ線量(mGy) 設定値をそれぞれ表示し測定値は0.5秒間隔で更新されます。 RS232Cインターフェースが設けられていますので、USB変換器付RS232CケーブルでPCへ接続しデータを リアルタイムに送ることができます。 高効率LED表示器をはじめ、最新の低消費電力デバイスを多用することで発熱が少なく、埃が入りにくい 全閉形の筐体を採用できました。 測定範囲の例 イオンチェンバの例 0.3㎤イオンチェンバの場合 線量率 :0.1∼99999.9mGy/m 積算線量:0.01∼999999mGy 6㎤イオンチェンバの場合 線量率 :0.01∼約5500.00mGy/m 積算線量:0.001∼約440000mGy TN31013型0.3㎤ 指頭型チェンバ TN34069型6㎤ 平行平板型チェンバ 仕様 測定方式 24ビット高精度AD変換器を用いた高速電流積算による電流・電荷同時測定方式 測定単位 空気カーマ・水吸収線量(mGy)及びそれらの率(mGy/m)・電荷(nC)・電流(pA) 測定レンジ 電流:20000.00pA 電荷:99.9999nC,999.999nC, 9999.99nC, 99999.9nCの4レンジ 最小分解能 電流:0.01pA,0.1pA 電荷:0.0001nC,0.001nC, 0.01nC, 0.1nC 表示器 6桁LED表示器(線量率(電流)、積算線量(電荷)、トリップ線量の3段並列表示) 確度 ±(0.25%+2digit)以内(電流ソースによる測定) 再現性 及び 非直線性 ±0.05%以内 長期安定性 ±0.1%/年以内 オフセット電流 ±0.01pA以内 ゼロ調整 NULLボタンを押すだけの自動調整(所要時間50秒) サンプリングレート 500Hz 測定値表示更新頻度 毎秒2回 移動平均時間 なし(0.5秒)、1秒、2秒、4秒 積算時間 連続 または 1∼99999秒(ワンショット測定時間) 高圧印加電圧 / 設定確度 0∼500V(1Vステップ)/ ±1%±1V 設定機能 イオンチェンバ(最大9種類まで)ごとに①型番②容積③製造番号④感度⑤高圧印加電圧 その他、気温・気圧・補正係数・ワンショット測定時間・トリップ線量を設定可能 適合イオンチェンバ容積 0.02∼1000㎤ 使用時の環境 気温:10∼40℃ / 湿度:10∼80%RH(結露がないこと)/ 気圧:600∼1060hPa チェンバ用端子 トライアキシャルBNC データ出力用端子 RS232 D-Sub 9pinメス トリップリレー出力用端子 D-Sub 9pinオス、2回路(COM、NO、NC) 電源 / 消費電力 AC85∼264V・50∼60Hz / 最大6VA 大きさ(約) 幅:260mm / 奥行:280mm / 高さ:100mm (高さは折畳み状態のレッグ寸法含む) 重量(約) 3.2kg(本体のみ) <オプション> 各種イオンチェンバ アルミケース チェンバ用延長ケーブル(3・6・10・15・20mから選択可能) リレーケーブル 本体 の 右 側 にはチェンバ 、 RS232Cケーブル チェンバの上にはケーブル類 USB変換器付RS232Cケーブル やマニュアル類を収納でき JQA(日本品質保証機構)による校正(X線) 大変 便利です。 日本原子力技術研究振興財団による校正(Co60) ポニー工業株式会社による校正(Cs137) 上記内容の一部は予告なく変更される場合があります。 (2015年2月27日更新) EMFジャパン株式会社 http://www.emf-japan.com 〒586-0077 大阪府河内長野市南花台1-1-4 TEL:0721-64-0111 FAX:0721-64-0112
© Copyright 2024