春の訪れを感じて -

港区役所庁内情報誌 みなと∼く 2015 年3月号
月号より
区長雑感 Vol.57
− 春の訪れを感じて −
「球春」
、春の訪れをスポーツに絡
絡めて端的に表していますね。長い冬が明けて、待
待ちに
待った野球が楽しめる、そして心も
も温かく、そんな響きがします。
大阪に春を告げる大相撲春場所、
、今年は3月8日が初日となります。
ご存知でしょうか。私たちの港区
港区にも春場所の相撲宿舎が毎年、築港高野山に構えられ
えられ
ています。鳴門部屋の系譜をたどる
をたどる田子ノ浦部屋、大関・稀勢の里、前頭・高安、十両
十両・
若の里を誇ります。既に宿舎入りし、
、2月22日に港住吉神社に親方以下、部屋をあげて
をあげて必勝祈願をされました。
大関・稀勢の里を筆頭に春場所での
での大躍進を期待します。
田子ノ浦部屋宿舎の築港高野山、
、正式名称は「高野山真言宗準別格本山築港高野山
高野山真言宗準別格本山築港高野山・釈迦院」
、本尊は弘法大
師で明治43年の開創。あの世界遺産
世界遺産の高野山のいわゆる直轄寺院。そして必勝祈願の
の港住吉神社。築港高野山
から、築港小学校を挟んで東に歩いて
いて数分の距離にあります。築港が天下の台所・大阪
大阪の海の玄関口として栄え
た天保年間に、航海や漁労の安全を
を祈り、住吉大社の分霊を鎮座、大正時代に天保山から
から現在の地に移されまし
た。全国約2300社の住吉神社の総本社
総本社、あの「すみよしさ
ん」のいわゆる直轄末社。ということで
ということで、築港では極めて狭い
範囲で、高野山と住吉大社のご利益
利益を授かることができます。
更に、海の神様・住吉大社は相撲の
の神様でもあり、横綱の起
源説話と深い関係を持っています。
弘仁年間(810∼823年)住吉大社
住吉大社の相撲会でハジカミ
という最強の力士がいました。あまりにも
あまりにも強く、誰も太刀打ち
できなかったとか。そこで行司は、ハジカミの
ハジカミの腰に神前の縄を
まとわせ「この縄に手をかける者があれば
があれば、これを勝ちとする」
としましたが、それでも誰もこの縄
縄に触れることすらできませんでした。これが「横綱
横綱」の起源といわれていま
す。このような謂れから住吉大社では
では、大阪春場所に先立って、日本相撲協会による横綱奉納土俵入
横綱奉納土俵入りが行われ
ており、今年も2月28日、午後1
1時から第一本宮前で執り行われる予定です。港住吉神社
港住吉神社に必勝祈願をされた
大関・稀勢の里、極めて近い将来に
に住吉大社で勇壮な土俵入りを披露いただけるものと
いただけるものと確信しています。
梅の花もほころび、春の訪れを感
感じる季節となり
ました。
さて皆さん、
「忙中閑あり」
。築港
築港に春の息吹を感
じに出かけませんか?
※ 築港高野山で朝稽古が見学できる
できる時間
(見学者が多いと無理な場合があります
があります)
場所前
8時頃∼
∼11時30分頃
場所中(3月8日∼) 8時頃∼
∼10時頃
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