【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.188(2015 年 02 月 27 日) ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ▼トピックス▼ ◆麻しん及び風しんの定期の予防接種(第 2 期)について(2015 年 2 月 27 日) ◆梅毒に関する Q&A を作成しました(2015 年 2 月 27 日) ◆エボラ出血熱について(2015 年 2 月 25 日) ▼審議会・研究会等▼ ◆第 2 回一類感染症の治療に関する専門家会議を開催しました(2015 年 2 月 24 日) ◆エイズ動向委員会を開催しました(2015 年 2 月 24 日) ▼感染症発生情報▼ ◆IDWR 2015 年第 7 週(第 7 号) :マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎 (ロタウイルスに限る)などについて(2015 年 2 月 27 日) ◆IASR 2015 年 2 月号:「梅毒 2008~2014 年」などについて ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2015 年 2 月 27 日) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2015 年 2 月 21 日~2 月 27 日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。 麻しん及び風しんの定期の予防接種(第 2 期)を 3 月 31 日まで実施しています。 詳細は本メールマガジンをご覧ください。 今後も引き続き、『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼トピックス▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆麻しん及び風しんの定期の予防接種(第 2 期)について(2015 年 2 月 27 日) 麻しん及び風しんの定期の予防接種(第 2 期)は、5 歳以上 7 歳未満の小学校就学前の 1 年間にある児童を 対象として実施しています。 2014 年 4 月 1 日から 9 月 30 日までの全国の接種率は 59.6%でした。 この予防接種は流行予防等の観点から、対象者が小学校就学前の 3 月 31 日までに接種を受け、接種率が目 標(95%以上)を達成することが非常に重要です。 このため、地方自治体及び医療機関の皆様におかれましては、麻しん及び風しんの定期の予防接種の接種機 会があることを対象者に周知していただき、接種率向上に御協力をお願いいたします。 <麻しん風しん予防接種の実施状況> http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/hashika.html ◆梅毒に関する Q&A を作成しました(2015 年 2 月 27 日) 梅毒の報告数は、近年では 2012 年に 875 例、2013 年に 1,228 例、2014 年に 1,671 例と報告数が増加傾向 にあり、引き続き注意が必要です。 このことを踏まえ、梅毒に関する Q&A を作成し、厚生労働省ホームページに掲載しました。 医療機関の皆様におかれましては、今月の IASR 特集もご一読頂き、梅毒の予防啓発にご活用下さい。 <梅毒に関する Q&A> http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou /qanda2.html IASR(病原微生物検出情報 月報)「梅毒 2008~2014 年」 http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/742-disease-based/ha/syphilis/idsc/iasr-topic/5404-tpc420-j.html ◆エボラ出血熱について(2015 年 2 月 25 日) 世界保健機関(WHO)の 2 月 25 日付の発表によると、2 月 22 日までの 1 週間にギニア、リベリア、シエ ラレオネで新たに 99 例の患者、99 例の死亡者が報告されました。 これらの国におけるこれまでの累計は、患者数 23,694 例、死亡者数 9,589 例、マリ、ナイジェリア、セネ ガル、スペイン、アメリカ、イギリスを含めた総計では、患者数 23,729 例、死亡者数 9,604 例となっていま す。 医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の対応をお願いします。 (1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。 (2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去 1 か月以内の滞在歴が 確認できた場合は、エボラ出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事へ届出を行 う。 (3)ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去 1 か月以内の滞在歴を有し、かつ発熱症状を呈する患者から 電話の問い合わせがあった場合は、当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡するよう、 要請する。 <エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)> http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20141121_01.pdf <エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について(依頼)> http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20141024_01.pdf <保健所管轄区域案内> http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/ <厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ> http://www.forth.go.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼審議会・研究会等▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆第 2 回一類感染症の治療に関する専門家会議を開催しました(2015 年 2 月 24 日) 2 月 24 日、 「第 2 回一類感染症の治療に関する専門家会議」を開催し、エボラ出血熱患者に対する治療の指 針について検討しました。 会議では、 「補液及び電解質補正」 、 「血圧維持」、 「他に感染症が合併する場合の当該感染症の治療」が基本的 な支持療法であること等が合意されました。 <一類感染症の治療に関する専門家会議資料> http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou.html?tid=227687 →追って掲載される予定です。 ◆エイズ動向委員会を開催しました(2015 年 2 月 24 日) 2 月 24 日に第 140 回エイズ動向委員会を開催しました。 2014 年 1 年間における新規 HIV 感染者報告数(速報値)は 1,075 件で、感染に気づかずにエイズを発症して 報告された新規エイズ患者報告数(速報値)は 445 件でした。 ここ数年は、新規 HIV 感染者・新規 AIDS 患者合わせて年間約 1,500 件の報告があり、横ばい傾向のまま高 止まりしています。 保健所等での無料・匿名検査件数は 145,048 件であり、2 年連続での増加となりました。 早期発見は、個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつきます。 各医療機関におかれましては、HIV/エイズの予防啓発及び検査に関する情報提供など、引き続きご協力をお 願いします。 <エイズ動向委員会資料> http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼感染症発生情報▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■国内の感染症発生状況 ◆IDWR 2015 年第 7 週(第 7 号) :マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)などについ て(2015 年 2 月 27 日) マイコプラズマ肺炎、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は増加しました。 インフルエンザの定点当たり報告数は 3 週連続で減少しました。 IDWR(感染症発生動向調査週報)2015 年第 7 週(第 7 号) http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html ◆IASR 2015 年 2 月号:「梅毒 特集は「梅毒 2008~2014 年」などについて 2008~2014 年」です。 感染経路と症状、患者発生動向、予防対策などについて記載されています。 IASR(病原微生物検出情報 月報)2015 年 2 月号 http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2015 年 2 月 27 日) 2015 年第 8 週(2015 年 2 月 16 日~2 月 22 日)のデータを公表しました。 全国の定点当たり報告数は 8.26 となっています。 <インフルエンザに関する報道発表資料> http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.h tml ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH) :海外の感染症情報(2015 年 2 月 21 日~2 月 27 日掲載) 2015 年 02 月 27 日 欧州における麻しんワクチン接種の強化が求められています http://www.forth.go.jp/topics/2015/02271606.html 2015 年 02 月 27 日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況 (更新 11) http://www.forth.go.jp/topics/2015/02271214.html 2015 年 02 月 27 日 鳥インフルエンザ A(H7N9)の発生状況(更新 5) http://www.forth.go.jp/topics/2015/02271210.html 2015 年 02 月 27 日 エボラ出血熱の発生状況 (第 8 週):補足 http://www.forth.go.jp/topics/2015/02270851.html 2015 年 02 月 26 日 エボラ出血熱の発生状況 (第 8 週) http://www.forth.go.jp/topics/2015/02261046.html 2015 年 02 月 25 日 ブルネイでデング熱が流行しています http://www.forth.go.jp/topics/2015/02250858.html 2015 年 02 月 24 日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新 10) http://www.forth.go.jp/topics/2015/02241508.html 2015 年 02 月 24 日 ブラジル・サンパウロ州でデング熱が流行しています http://www.forth.go.jp/topics/2015/02241412.html 2015 年 02 月 24 日 エボラ出血熱の発生状況 (第 7 週):補足 2 http://www.forth.go.jp/topics/2015/02240854.html 2015 年 02 月 23 日 エボラ出血熱の発生状況 (第 7 週):補足 http://www.forth.go.jp/topics/2015/02231106.html ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●新規登録・配信停止の手続き・注意事項 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●お問い合わせ https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●内容に関するご意見 [email protected]
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