国際共同開発で技術結集したVoLTE用高性能符号化

3GPP EVS(Enhanced Voice Services)音声音響符号化標準規格の制定
サービス共創
ネットワーク
Establishment of Speech and Audio Coding Standard for 3GPP EVS (Enhanced Voice Services)
ああああああ
大容量・高信頼化
国際共同開発で技術結集したVoLTE用高性能符号化
N-8
High Performance Coding by Integrated Technologies of Global Collaboration for VoLTE
2014年12月に3GPP*で新たに完成したEVS規格に準拠するFM放送なみの帯域の音声と音響信号の圧縮符号化技術です。NTT、NTTド
コモを含む世界の有力12機関が技術を結集し、膨大な主観評価を経て開発した共同提案方式が、VoLTE (Voice over Long Term
Evolution)向け音声符号化としての要求条件を満たすことが確認されました。今後、世界のVoLTEへの適用が期待されています。
従来法とほぼ同等のビットレート、同等の遅延時間で、広帯域、高品質の符号化を実現
世界の統一規格として、VoLTE用音声符号化の有力候補として期待される。
主観評価値
徴
■ 広範囲の帯域、ビットレートに対応し、各条件でほぼ最高品質
■ 各機関からの様々な新規考案技術と膨大な主観評価による
低ビットレートかつ低遅延での音声音響品質の改善
EVS 超広帯域
(将来VoLTE)
5.0
高音質
特
■ NTT、 NTTドコモ、それぞれの得意分野で高性能化に貢献
■ 信号分析技術による多様な種類の音源への音質改善
4.0
■ 調波モデル等による楽音信号の音質改善
■ 帯域拡張技術による超広帯域信号の音質改善
3.0
■ LTEに最適化されたフレーム消失復元処理による音質改善
2.0
AMR-WB 広帯域
(現行VoLTE)
AMR 狭帯域
(現行FOMA)
1.0
5
10
15
20
利用シーン
■ 将来の世界中のVoLTEに使われる可能性が高いです。
25
ビットレート [kbps]
EVSは現行VoLTE同等のビットレート (サンプリングレート32 kHz、FMラジオ帯域)
AMR-WBは現行VoLTE (サンプリングレート16 kHz、AMラジオ帯域)
AMRは現行FOMA (サンプリングレート8 kHz、固定電話帯域)
*3GPP: 3rd Generation Partnership Project
■ FMC (Fixed Mobile Convergence)で共通に使われそうです。
2020をめざして
2020年に日本で使われているほとんどの携帯電話の品質は
現在とは比べられないほど、高品質、広帯域になっているで
しょう。さらに電話の概念を超える新機能の開発をめざします。
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