ൈ৯ 市では、市民のみなさんの安心・安全な暮らしを守るため北部地域総合消防防災センターの整備 や派遣型救急ワークステーションの試験運用開始などの取り組みを進めています。 今回の特集では、市消防の取組内容と地域の安心と安全を守る消防団員を紹介します。 北部地域総合消防防災センター ∼市北部地域の消防・防災拠点として生まれ変わります∼ 平成28年3月 完成予定 平成27年1月新庁舎棟が完成し、北消防署 の機能を移転し運用を開始しました。平成28 年3月には、備蓄のための倉庫や訓練塔など の設備を備えた施設として生まれ変わります。 新庁舎棟 ◆大規模災害に備え地域防災力を強化 ◆市北部地域の消防・防災拠点 完成後の防災センターは、火災の煙を体験できるコー ナーをはじめ、防火・防災に関する知識や災害時の行動を 学べる施設となる予定です。 また、長期にわたる停電に対応するため72時間稼動でき る非常用発電設備を設けるなど、大規模災害にも対応でき る地域防災力を備えた る地域防災力を備えた施設となります。 災害時に必要な非常食や毛布などを備蓄す る倉庫や火災のメカニズムを解析するための 燃焼実験室、消防職員が本格的な訓練等を行 う訓練棟の建設をすすめ、市北部地域の消 防・防災拠点として大きく生まれ変わります。 試験運用開始 3月運用開始 派遣型救急 ワークステーションの開始 新消防艇「おおつ」 こ と かぜ (愛称:湖都風) 最新鋭の装備を塔載 し運用を開始します。 救護室などを完備し各種災害に的確に対応できます。 昨年中の火災発生件数が減少! ! 救急隊員の知識及び技能を向上させ、安心で安全 な救急サービスを提供するため、市内の3医療機関 と連携し、平成26年12月から順次、派遣型の「救 急ワークステーション」の試験運用を開始し平成28 年度の本格運用を目指しています。 平成26年中に大津市消防局管内では76件の火災が発 生しました。前年の火災発生件数(106件) からは大幅に 減少しており、建物火災で13件、車両火災で11件とそ れぞれ減少しています。 ◆期待される効果 事案により医師が救急車に同乗 して現場へ出動することで、心筋梗塞や脳卒中な どの疾患に早期に医療が開始され、後遺症を減ら すことが期待されています。 移 (件) 大津市における火災件数の推移 28% 120 減少↓ 100 80 60 108 106 106 96 40 76 20 0 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 問警防課 救急高度化推進室 ☎525-9903 問予防課 ☎525-9902 ◆運用・出動状況 開始からの2 ヶ月間で6日間の 病院内研修を実施し、研修先の病院から合計17 件の出動がありました。この中で、重症の交通事 故や脳卒中事案にも出動しています。 広報 おおつ 2 3月1日号 大津市では、 消防団員を募集しています ∼あなたも地域の安心と安全を守るために一緒に活動してみませんか!∼ 地域の の安心 心と安全 全を守るために 緒に活動し してみ み ま 地域の安心と安全を守るため みま 消防団員とは…消防組織法に基づき消防職員と一緒に火災や災害への対応、予防啓発活動等を行う人のことです。 全国では約88万人の消防団員が地域のために活躍しており、大津市消防団では、2月1日現在1,282人の団員(その 内女性消防団員は11人)が地域の安心と安全を守るために活動しています。 大津市消防団に入団された ばかりの女性消防団員に お話を伺いました。 消防団員として、これからどんな活動が してみたいですか? 現場活動でどこまでできるかわかりませんが、消防 団で教えていただけることをしっかり学び、ひとつで も多くできることを身につけていきたいと思っています。 本部分団 おおぐし 実際に人命救助にあたる方々の姿に尊敬が膨らむ一 あおい 大串 葵 方で、有事の際のことを想像して怖くなることもあり ますが、私は「自分なんかに何ができるんだろう」で 団員 消防団に入ろうと思ったきっかけは? はなく、 「自分にできることは、何だろう?」と考え るようにしています。私が消防団に関心を持ったと 救命講習を受けたとき、教えてくれたのは女性の救 き、入団までなかなか踏み出せませんでしたが、広報 急救命士の方でした。私より背の低い方でしたが、汗 活動や女性しかできない仕事が必ずあると思い飛び込 まみれになり胸骨圧迫をくたびれるそぶりも見せずに みました。 続けられる姿に惹かれたものの、私には実際に行動で 私のように地域のため きる自信がありませんでした。 に活動したいと思ってい もっと詳しく知り る方も多くおられると思 たいと思ったとき、 いますので、少しでも消 偶然、消防団の募集 防・防災に関心のある方 を見つけ、思い切っ が入団していただけると て電話をしたのが うれしいですね。 きっかけです。 地域の防災力を高めよう∼自主防災組織∼ ★自主防災組織の活動 平常時 ★自主防災組織とは 大規模災害が発 生すると、被害の 拡大を防ぐために は個人や家族の力 だけでは限界があ り、隣近所の人たちが集まって互いに協力し ながら防災活動に組織的に取り組むことが必 要です。災害発生時はもちろん、日頃から地 域のみなさんが一緒になって防災活動に取り 組む組織です。 ◆普段の活動 地域のみなさんに対し知識や情 報を伝える機会を設け、防災に関 する普及啓発を行ったり、地域内 の安全点検や防災資器材の整備、 防災訓練の実施など災害に対する 災害時 備えを行っています。 ◆災害発生時の活動 災害発生時には、初期消火、被 災者の救出・救護、避難誘導、情 報収集、避難所の運営といったと ても重要な役割を担います。 問予防課 ☎525-9902 特集に関する問い合わせは……消防総務課 ☎525-9901 広報 おおつ 3 3月1日号
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