平成27年度 相双教育事務所 相双教育アピール 愛と英 知と 創 造 社会に つな ぎ 未来を切り拓く 相双の教育 知的好奇心を 感謝と思いやりを 健康を 学びにつなぐ やさしさにつなぐ 豊かな生活につなぐ 多様な学びの場を 共生につなぐ 今を 未来につなぐ 平成27年度 相双教育事務所 相双教育アピールグランドデザイン ◆ 東日本大震災及び原子力災害後の現状を踏まえつつ、現在及び将来の社会に対する不安を払拭し、目標を持って学び続 け、自分らしい生き方を実現することにより、自らの手で幸せをつかみ取っていくとともに、相双の復興や持続可能な地域づく りの担い手となっていく幼児、児童生徒の育成を目指します。 ■ 知: 知的好奇心を学びにつなぐ ◆ 学ぶ意義や学ぶ喜びを実感させる指導の工夫を図ることにより、知的好奇心や学習意欲を育むとともに、身に付けた知 識・技能や思考力・判断力・表現力等を日常生活や社会生活に活かすことを通して、未来を切り拓く力を支える確かな学 力の育成を目指します。 〈重点項目〉 □ 言語活動の充実 □ 教材の開発や指導計画の工夫 □ 家庭との連携を図った望ましい学習習慣の確立 □ ICTを活用した学びの充実 □ 効果的な少人数教育の推進 ■ 徳: 感謝と思いやりを やさしさにつなぐ ◆ 各園・校を中心として家 庭や地域と一体になって 道徳教育を充実させるこ とにより、豊かな情操や 感謝する心、他を思いや る優しさなどを育むととも に、心のケアを要する幼 児、児童生徒に対してき め細かな対応ができるよ う教育相談体制の確立を 目指します。 〈重点項目〉 □ 道徳教育の指導方法・指導 体制の工夫 □ 豊かな体験活動を通した道 徳的実践の充実 □ 望ましい自尊感情や人間関 係を築く力の育成 □ スクールカウンセラー等の活 用と教育相談体制の確立 □ 家庭との連携を図った基本 的な生活習慣と規範意識の育 成 ■ 体: 健康を豊かな生活 につなぐ ◆ 域内における施設・設 備、生活環境の制限を踏 まえつつ、体力の向上や 健康の保持増進、安全教 育や食育の推進等に関す る取組を進めることにより、 課題を解決し困難に打ち 勝つ強さを身に付け、生き 生きと活力あふれる生活 を送り、社会で活躍できる 心身の育成を目指します。 〈重点項目〉 □ 体力・運動能力の向上 □ 保健学習・保健指導の 充実 □ 危険を予測し回避する 能力の育成 □ 家庭との連携を図った望 ましい食習慣の定着 □ 放射線や災害に対する 正しい知識や理解の推進 ■ 特別支援教育: 多様な学びの場を共生につなぐ ◆ 「地域で共に学び、共に生きる教育」の実現のため、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といっ た多様な学びの場の充実を図るとともに、幼児、児童生徒に関わる全ての関係者のネットワークに支えられた一貫した支援 の充実を目指します。 〈重点項目〉 □ 障がいの特性と生徒指導上の問題との関連を考慮した □ 各園・校の支援体制の整備 指導の工夫 □ 「個別の教育支援計画」の作成・活用を通した連携の充実 □ 交流及び共同学習の計画的、組織的な推進 □ 「個別の指導計画」の作成・活用を通した指導の工夫 ■ キャリア教育: 今を未来につなぐ ◆ 幼児、児童生徒の発達段階等に応じ、学習と社会とを関連付けた学習活動を推進するとともに、学校教育活動全体における既存の 取組をキャリア教育の視点で体系化し、自分の夢や希望をもち、望ましい勤労観・職業観を形成、確立していく過程において適切な支 援を目指します。 〈重点項目〉 □ 目指すべき幼児、児童生徒像の明確化 □ 望ましい勤労観・職業観を育む社会体験学習の充実 □ 発達段階に応じた集団や地域とのつながりを生かした学習活動 の工夫 □ 学校全体による推進状況についての多面的な評価・改善 の工夫 □ 次の学年や学校に確実に引き継ぐ手立ての工夫 学校教育指導の重点と 相双教育事務所指導の重点 との関連 相 双 教 育 ア ピ ー ル 【第6次福島県総合教育計画の基本理念】 “ふくしまの和”で奏でる、こころ豊かなたくましい人づくり 福島県教育委員会では、第6次福島県総合教育計画の基本理念である「“ふくしまの和”で奏でる、こころ豊かな たくましい人づくり」に基づき、次の3つの基本目標を掲げるとともに、それぞれの目標について各施策を展開する ことにより、目標の達成を目指します。 【基本目標1】 知・徳・体のバランスのとれた、社会に貢献する自立した人間の育成 【基本目標2】 学校、家庭、地域が一体となった教育の実現 【基本目標3】 豊かな教育環境の形成 学校教育においては、特に基本目標の1つである「知・徳・体のバランスのとれた、社会に貢献する自立した人間 の育成」の実現のため、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校において、一人一人の「生きる力」を育 み、各分野で活躍できる人づくりを進めます。 ◎高等学校教育 ・生徒一人一人の進路実現を図る高等学校教育 ◎特別支援教育 ・ 「地域で共に学び、共に 生きる教育」を推進する 特別支援教育 ◎小・中学校教育 ・児童生徒の夢がかなう小・中学校教育 【指針】 【指針】 ○一人一人の教育的ニー ズに応じた指導の充実 ○学習指導要領の趣旨を踏まえた「確かな学力」の向上を図る学 習指導の改善・充実 ○豊かな人間性・社会性の育成と体育・健康に関する指導の充実 ○家庭や地域社会に開かれた学校づくりと特色ある教育の推進 「言語活動」の充実 学習評価 ○自立と社会参加に向け た職業教育の充実 ○交流及び共同学習の推 進 少人数教育 ○障がいの重度・重複化、 多様化に応じた指導の 充実 ◆アクションプラン ○基本目標と施策 ・重視する観点 対応した事業等 福島県教育委員会学校教育指導の重点 ◎幼稚園教育 ・幼児一人一人の健全な心身の基礎を培う幼稚園教育 ◆徳:学校を中心として家庭や地域と一体になって道徳教育 を充実させることにより、豊かな情操や感謝する心、 他を思いやる優しさなどを育むとともに、心のケアを 要する幼児、児童生徒に対してきめ細かな対応ができ るよう教育相談体制の確立を目指します。 ◆体:域内における施設・設備、生活環境の制限を踏まえつ つ、体力の向上や健康の保持増進、安全教育や食育の 推進等に関する取組を進めることにより、課題を解決 し困難に打ち勝つ強さを身に付け、生き生きと活力あ ふれる生活を送り、社会で活躍できる心身の育成を目 指します。 社会につなぎ 相双の教育 未来を切り拓く ○知:知的好奇心を 学びにつなぐ ○徳:感謝と思いやりを やさしさにつなぐ ○体:健康を 豊かな生活につなぐ ○特別支援教育: 多様な学びの場を共生につなぐ ○キャリア教育: 今を未来につなぐ 各教科、領域等の指導の重点 ・指導資料 ◆知:学ぶ意義や学ぶ喜びを実感させる指導の工夫を図るこ とにより、知的好奇心や学習意欲を育むとともに、身 に付けた知識・技能や思考力・判断力・表現力等を日 常生活や社会生活に活かすことを通して、未来を切り 拓く力を支える確かな学力の育成を目指します。 相双教育アピール ・施策・事業の活用 相双教育事務所指導の重点 現在、相双域内の各学校は、東日本大震災及び原子力災害により、 「信頼される学校づくり」に対し、 これまでにない対応が求められている。 相双域内の各学校における積極的な不祥事根絶の取組により、域内の学校の絆を一層強め、教育機関 としての各学校の機能向上につながることが期待される。 1 震災後の児童生徒や教職員、学校経営の状況を踏まえ、不祥事防止に取り組む。 2 服務倫理対策会議、学校事故防止対策研究協議会での研修内容や、不祥事防止の冊子、通知等を 活用するなどし、服務倫理委員会等で具体的な不祥事防止策を講じる。 3 各校における人間関係、特に教職員同士のコミュニケーションを密にし、職場のセーフティーネッ トとしての機能を高める。 4 各校の服務倫理委員会の取組に同僚としての視点を一層反映させ、現状を見据えた、より組織的・ 多角的な不祥事防止に取り組む。 課 題 ・ 対 策 交通事故・速度超過・飲酒事故 □ 生活根拠地の変更から、慣れない交通事情の中でも、出退勤や私用の区別なくゆと りある運転を心掛け、交通事故防止や速度超過について互いに事故防止の意識を高め る。 □ 飲酒運転根絶推進員を置き、飲酒の機会においては、教職員一人一人の特性や生活 根拠地の変更、通勤経路や通勤手段の変更を踏まえ、教職員に注意喚起する場面など を設定し、改めて共通理解を図る。 □ 冬期間における積雪・凍結路面での事故防止のため、地元の警察から適切な情報提 供をもとに、通勤経路や生活根拠地ごとに危険箇所の確認や冬タイヤの装備等、安全 確保について適切な事故防止策を推進する。 わいせつ行為 □ 教職員による児童生徒へのわいせつ行為は、児童生徒に深い心の傷を与えるだけで なく、その後の成長にも大きな影響を与え、児童生徒の個人としての尊厳や人権を著 しく侵害するものであることを改めて強く認識し、絶無を期す。 □ 同僚教職員の中に不審な言動があった際の管理職への迅速な報告ができるようにわ いせつ・セクハラ根絶推進員を置き、風通しの良い職場環境作りを目指し、予兆の段 階からの適切な対応について配慮する。 □ 児童生徒との私的な電子メールやSNS等のやり取りは行わない。 個人情報の管理 □ □ 震災後の学校の現状を踏まえて、個人情報の保管状況を再確認し、適切に改善を図る。 各教職員における個人情報の保管状況を把握し、施錠できる保管設備への集約等、必要 な対策を講ずる。 □ 個人情報や入試関係等の重要書類の保管について、現状を踏まえ、適切に対応できるよ う必要な改善を図る。 □ 学校の現状を踏まえ、個人情報の適切な持ち出し方について規定するなど、必要な改善 を図る。 体 罰 □ □ 震災や原子力災害による避難の状況や生活状況について、児童生徒一人一人につい ての情報の共有や加配教員、カウンセラーの活用等、組織をあげて互いの指導のスキル を高め合う。 体罰根絶推進員を置き、管理職や同僚教職員とともに全教職員で情報交換を行い、学習 指導や生徒指導上において、自身の指導方法が適切であるかどうかについて相互に検討、 評価するなど、注意喚起する場面を設定する。 その他 □ 被災校への義援金や支援物資等については、管理職がその内容を把握し、取扱いや外部 への報告について、校内体制を整備する。 □ 複数の場所での学校再開や複数の学校が隣接して学校を運営する際には、事故防止につ いて、校内外の情報交換や連携を密にし、組織的な対応を行うとともに、必要な環境整備 を行う。
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