樋門・樋管工事の法面保護について

樋門・樋管工事の法面保護について
発注者
新庄河川事務所
施工者
株式会社 新庄・鈴木・柴田組
工事名
最上川中流新津谷揚水樋門工事
発表者
○ 現場代理人
二坂 栄一
監理技術者
二坂 栄一
1 . はじめに
本工事は山形県最上郡戸沢村津谷地区の樋門・樋管の整備等を行うものである。
本文では、この現場で実施予定の法面保護について記述する。
2 . 工事概要
工事場所
山形県最上郡戸沢村津谷 地内
工事内容
掘削工
1式
盛土工
1式
函渠工
1式
護岸工
1式
3 . 高低差のある掘削場所での作業時の落石・落雪の予防対策
掘削工(土砂)完了時
掘削工(岩盤)完了時
平 面 図
断 面 図
川 裏側
6
0.
1:
小段
小段
1:
0.
6
整 地
5000
1:0
.3
樋
5000
.3
1:0
管
3
岩盤線
川表側
樋管2
0
44
53
樋管1
2900
【 問題点 】
・ 冬期工事である事と掘削場所の岩質が砂岩であることから、外気温の変化により
雨水・雪解け・湧水等の発生に伴い、岩盤崩落を誘発する事態が想定され、
施工場所での作業機械並びに作業者に落石・落雪の接触事故が懸念される。
【 対策点 】
・ 岩盤面の法面をシートで被覆し、アンカーピン等でシートを固定し、その上を
防護ネットで覆い、二重に保護を施す事により、作業中の作業機械並びに作業者への
頭上からの直接的な接触による事故を予防する。
(防護ネットは小段から引っ張りを取り、岩盤面で固定をしないようにする。)
4 . おわりに
本工事は、河川の低水位以下での作業が主となり、必然的に冬期工事となります。
特に樋門・樋管工事では、掘削高の高低差が大きく、法面の露出期間が長くなる為、
落石・落雪(気温によっては氷塊)に注意し、他人に任せるのではなく率先して危険要因
を取り除けるように作業員一人一人が高い安全意識を持てるような雰囲気・環境づくり
を目指して、工事を進捗していきたいと思います。