別記第1号様式(第7関係) 附属機関又は 会 議 録 第7回 豊島区地域公共交通会議 事務局(担当課) 土木部 交通対策課 開 催 日 時 平 24 年 3 月 26 日(月)10 時 00 分~11 時 20 分 開 催 場 所 コア・いけぶくろ(豊島区民センター)4 階 会議体の名称 第 2 会議室 1.これまでの豊島区地域公共交通会議の経緯について 議 題 2.国際興業バス「池 07 系統」の延伸事業報告について 3.高齢者等の交通弱者向けの公共交通手段について 議 レ 公開 □ □非公開 □一部非公開 会 議 録 レ 公開 □ □非公開 □一部非公開 会 公開の 可否 <学識経験者>太田勝敏(会長) <国土交通省>(代理出席)池田史子 <道路管理者>(代理出席)中村克也、佐藤公俊 <交通管理者>(代理出席)渡邊正行、遠藤久夫、青柳英世 <一般乗合旅客自動車運送事業者>若山忍、(代理出席)高島俊和、 委 員 関根康洋、(代理出席)新山富弥雄、久保田真光 <一般乗合旅客自動車運送事業者団体>(代理出席)金子常雄 <一般乗用旅客自動車運送事業者>山本曻 出席者 <一般旅客自動車運送事業者運転者団体>福田智 <住民・利用者団体>鈴木正美、足立勲、(代理出席)尾形嘉保、中 村丈一、田村壽重、齋木勝好、中島靜江、高橋昭平、 <区職員>(代理出席)小花唯男、 (代理出席)増子嘉英 事 務 局 交通対策課長、交通対策課係長 № 1 審 議 経 過 議 事 1.これまでの豊島区地域公共交通会議の経緯について (事務局から資料 1 を説明) A委員:コミュニティバスの西部地域における循環路線(資料 1-1)については、ワンボッ クスタイプの車両でも難しいということか。 事務局:ワンボックスタイプの車両でも難しい。車両制限令によると、相互通行の道路で車 両が通行するために必要な外側線の幅は、車幅の 2 倍プラス 50 センチであり、一 見広く見えても車両制限令をクリアできない道路がある。所轄の警察署と警視庁を 交えた実地調査でも通行は難しいという結論であった。 A委員:既製の車両で通行が難しいのであれば、新たな車両を開発することはできないのか。 検討してほしい。 会長:コミュニティバス導入の検討は、福祉有償運送を含め、今後の公共交通全体の検討の 中に加えていただきたい。当時の検討については、西部地域の路線バスが走っていな い住宅地内の交通手段としてバスを通すためには、道路の幅員や踏切の対応が必要で あり、当時の状況では難しいという結論となったと理解している。 2.国際興業バス「池 07 系統」の延伸事業報告について (事務局から資料 2 を説明) A委員:区の新庁舎へのアクセスはどのように考えているのか。 事務局:区の新庁舎は資料 2-10 の地図上、「日出通り」の南側に建設される。先月起工式が 行われ 3 年後に完成予定となっている。庁舎が移転する際には、周辺ルートについ ても検討する必要があると考えている。 B委員:池 07 系統は実証実験期間中ということで、ルート変更の話(資料 2-11)もあった が、例えばルート変更する場合はどのような形で協議を行うのか。地域公共交通会 議での協議案件となるのか、事後的な報告となるのか、その辺を教えていただきた い。 事務局:地域公共交通会議の当初の目的はコミュニティバスを導入に関する協議であったが、 池 07 系統の路線変更等についてはこれまでの経緯もあり会議で取り上げたいと考え ている。変更については最低でも会議でご報告し、必要があれば協議させていただき たいと考えている。現在は、区と運行事業者である国際興業で話をしている段階であ り、今後、時期を踏まえて会議を開催させていただきたい。 会長:道路運送法で、地域公共交通において協議・報告されるべき事項が決まっているだろ うから、それも踏まえて判断していただきたい。 C委員:池 07 系統の補助 172 号へのルート変更について、具体的なスケジュールが決まっ ているのか。 事務局:来年度 1 年間で行いたいと考えているが、具体的にいつかは決まっていない。道路 幅員は問題ないが、バス停設置箇所の検討や地先の地権者との調整は今後必要とな る。 会長:地域公共交通会議の中で、池 07 系統のルート変更は路線バスの変更という位置付け № 2 になるのか。また、他のバス路線で変更等の動きが出てきた場合もこの会議で取り扱 うのか。 事務局:池 07 系統は区が補助している関係上、他の路線バスとは違う扱いとしている。他 の路線バスの変更や廃止に関する協議までを地域公共交通会議で担えるかは区とし て検討中である。 会長:池 07 系統で導入されているバス車両は低床車両なのか。 事務局:延伸事業に伴って新たに区で購入したバス 1 台は中型のノンステップ車両であり、 車体には区のマスコットのラッピングをしている。もう 1 台は、国際興業が元々所 有していた車両を使用している。 会長:バスには区が支援しているということは明確に意思表示した方がよいと思う。国際興 業から何か補完する情報はあるか。 D委員:ルート変更やバス停新設の件など、区と綿密に調整して進めており、特に付け加え る点はない。 会長:区が支援している以上、効果をきちんと検証し、必要に応じて見直していく必要があ る。 3.高齢者等の交通弱者向けの公共交通手段について (事務局から資料 3 を説明) B委員:タクシーは個別のニーズに対応可能な唯一の公共交通機関であり、移動制約者にも 対応可能である。また、障がい者の場合には、本人確認の上、運賃 1 割引となる。 一方、福祉有償運送は平成 18 年の道路運送法の改正において、公共交通での輸送 サービスが確保できず、協議会の合意が得られた場合に限って認められるようにな ったもので、公共交通の補完的位置づけと考えられる。タクシーの位置づけについ てはどのように考えているのか。 事務局:当然ながらタクシーも一つの公共交通機関であるという認識である。しかしながら 区がサービスを行うことで、バスやタクシーに対する民業圧迫を招き、公共交通が 共倒れになっては本末転倒である。区としてどこまでの道路公共交通が必要なのか については、タクシー業界さんのご意見も伺いながら慎重に検討し、まとまった段 階でこの会議でも報告させていただきたいと考えている。 会長:ハンディキャブ運行事業の利用会員数が減っている理由は何かあるのか? E委員:福祉有償運送についてですが、社会福祉協議会で運営しているハンディキャブ運行 事業のほかに、NPO 法人「クローバー」と社会福祉法人「地球郷」の 2 つの団体も 福祉有償運送を行っている。社会福祉協議会のハンディキャブ運行事業の利用会員数 162 人に対して、「地球郷」は会員数 314 人と大規模になっている。それにもかかわ らずなぜ実績が減っているのかの理由は、分析しなければならない課題ですが、自動 車メーカーによる福祉目的の車両開発や税制の優遇などにより個人での車両所有が増 えたこと、また、低床のバス車両が増えたことで車椅子の方がバスを利用しやすくな ったことなどが考えられる。 会長:福祉交通の議論に当たっては、交通基本法関連の動きも踏まえながら、交通全体や公 共交通の中での位置づけを整理する必要がある。福祉タクシー券の対象者の人数はどれ くらいなのか。 № 3 E 委員:平成 22 年度で 4088 人である。 会長:既存の公共交通や福祉交通でカバーできないのが具体的にどういう人なのかを詰めた 上で、池 07 系統も含めて、区としてどこまで支援するのか議論する必要がある。その 際、シルバーパスや道路条件など、豊島区独自の課題も併せて考える必要がある。 F委員:コミュニティバス導入の優先順位が高い西部地域の中央に居住している。道路が狭 く、一方通行も多いなど導入に困難な条件が多いのは確かだが、消防車や物流関係、 特養ホームや幼稚園の送迎車など、中型・大型車が通行しているのも事実である。ワ ンボックスタイプの車両で通行が難しいのであれば、さらに小さい車両でも公共交通 を導入していただければ、地域としてはありがたいと思う。 会長:バスとして通行するのは車両制限令上困難とのことだが、実態としてニーズがあるの は確かなので、車両も含めた様々な課題を総合的に検討してほしい。全国各地に同様 の課題があると思うので、その先駆けになれるとよいと思う。今回は頭出しというこ となので、是非みなさんに考えていただきたい。 事務局:今後の会議については、池 07 系統の検証や変更、また、課題としていただいた福 祉交通などについて、最低年 1 回は開催したいと考えている。委員の皆さんには引 き続きご協力をお願いしたい。 A委員:新型車両に関する調査費用を来年度の予算に計上してほしい。 会長:ご意見として承っておく。 閉 会 ・事務局よりこれまでの地域公共交通会議の経緯の説明や「池 07 会議の結果 系統」の延伸事業についての報告がされた。 ・今後の地域公共交通会議は最低年 1 回、課題についてまとまっ た報告ができるようなら随時開催する。 【資料 1】これまでの豊島区地域公共交通会議の経緯について 提出された資料等 【資料 2】国際興業バス「池 07 系統」の延伸事業報告について 【資料 3】高齢者等の交通弱者向けの公共交通手段について 【資料 4】委員名簿
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