第2部 第 10 章 Cortex-Aと同じARM命令を使うプロセッサには強い…かもネ Cortex-M3&ARM7で試す 村井 和夫 ARM-USB-TINY-Hなど. マイコンがCMSIS-DAPに 対応していればトラ技ARM ライタなども使える Windowsパソコン VMware Player Ubuntu14.04LTS OpenOCD GDB コマンド入力 USB シリアル・ コンソール FM3/ARMマイコン基板 JTAGコネクタ USB-JTAG インターフェース JTAG USB-UART 変換アダプタ UART FM3/ LPC2388 5V電源 (USBバス パワーなど) USB 結果を表示 ARMマイコン基板では不要. USBケーブルで直接接続できる 図 1 今回の実験…LLVM/Clang 環境が Cortex-M3 や ARM7 で使えることを確認する 低価格の書き込み&デバッグ環境を使って,円周率とネイピア数を計算する簡易ベンチマークを実行してみる やること ● LLVM/Clang を Cortex-M3 と ARM7 で試す 第 7 章で構築した GCC & LLVM の ARM クロス・コ ン パ イ ル 環 境 は, 必 要 な フ ァ イ ル を 用 意 す れ ば, ARM のプロセッサが搭載されているさまざまなボー ド で 使 用 で き ま す. 第 9 章 で は Cortex-A ボ ー ド の BeagleBone Black での開発手順を紹介しました.本 本記事をそのまま試してみたい方は,以下のサ イトから Cortex-M3 ボードと ARM7 ボードを入 手することもできます. ▶ Cortex-M3 ボード:本誌 2012 年 6 月号付属 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/ books/MIF/MIF201206.html ▶ ARM7 ボ ー ド:「ARM7 32 ビ ッ ト・ マ イ コ ン LPC2388 基 板[270 ペ ー ジ 解 説 収 録 CD-R 付 き]」 (本誌 2009 年 5 月号付属基板同等品) http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/ books/I/I000060.html 90 稿では Cortex-A 以外の Cortex-M3 や ARM7 を使って 開発を行ってみます.ARM ボードの例として,本誌 2012 年 6 月号付属の Cortex-M3 コア搭載 FM3 マイコ ン 基 板 と, 本 誌 2009 年 5 月 号 付 属 の ARM7TDMI コ ア搭載 ARM マイコン基板(搭載マイコンは LPC2388) での開発手順を紹介します. ● 用意するもの 今回紹介する方法では,ARM-USB-TINY-H(Olimex) などの USB-JTAG インターフェース・アダプタと, オープンソースのデバッガ・ソフトウェア OpenOCD, GNU の標準デバッガ・ソフトウェア GDB を使用しま す(図 1) .GDB を OpenOCD 経由でターゲットのマイ コンと接続し,自作したプログラムをマイコン内蔵フ ラッシュ・メモリに書き込みます編集部注. ● 従来の GCC 開発環境と互換で使えることを確 認する 今回構築した GCC & LLVM の ARM クロス・コンパ イル環境では,FM3 および ARM7 用に開発した制御プ 編集部注:OpenOCD や GDB の基礎知識は特設記事「ビギナほど 超重要! フリー・デバッガ入門」にて解説しています. 2015 年 3 月号
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