ダウンロード - 北海道 道徳教育フォーラム

塚本智宏(東海大札幌キャンパス)
原田
柳
勇(北海道子どもセンター)
憲一(北海道子どもセンター)
私たちは、「道徳」の教科化を目前
にした今、特定の教育観・教育理論
を前提にしない、だれでも参加でき
る「子どものための道徳教育」を学び
合い・交流する場をつくろうと考え
ました。
まずは、それぞれの思いや実践を
持ち寄り,語り合い、学び合いませ
んか。
2月14日(土)
午後1時~5時
札幌駅北口前
エルプラザ3階
先 頃 、中 教審 は 道
「 徳 に関 わる 教 育課 程の改善等につい
て (答 申 ) を
」 発表 しま し た。 この 答 申は 、学校教育法施行
規 則及 び 学習 指導 要 領に おい て、 道 徳の 時間を 特
「 別の教科
道徳 (
」 仮称 )と して 位 置づ け、 検 定教 科書を導入し、様
々 な 方 法 で 収 集 さ れ た 資 料 か ら 、 子 ど も の 道 徳 性を 総 合 的
に 評 価 す る こ と な ど を 内 容 と す る も の で す 。 私 たち は 次 の
呼びかけ人
光(DCI札幌)
ような心配をしています。
谷
○ 教科内容の拘束力を生み出し、現在に
もまして道徳教育への国家統制を強める
ことにならないか。
○ 検定教科書導入により、検定制度を通
した国家推奨の特定の道徳的価値が明示
され、強制されないか。
○ 「特別の教科 道徳」を担当する教師の
創意工夫の意欲を萎えさせ、教師に徳目
と規範の押しつけ技術を競わせることにな
らないか。
○ 子どもの道徳性を評価することは、学
習指導要領の目標や価値と異なる価値観
を持つ子どもを排除・抑圧することになら
ないか。
谷
光(DCI札幌)
塚本智宏(東海大札幌)
原田 勇(北海道子どもセンター)
柳 憲一(北海道子どもセンター)
私たちは、大学で教職課程を学ぶ学生と道徳教育につい
て共に学び、考えてきました。その中で、感じていること
は道徳教育についての考え方は実に多様だということで
す。しかし、ここ数年、道徳教育の強化がうたわれ、「道
徳」の教科化が進められようとしている今、道徳教育につ
いて改めて考えなくてはならない状況に置かれているとい
うことは様々な立場の違いを越えて一致できるのではない
かと思います。
先頃、中教審は「道徳に関わる教育課程の改善等につい
て(答申)」を発表しました。この答申は、学校教育法施行
規則及び学習指導要領において、道徳の時間を「特別の教科
道徳」(仮称)として位置づけ、検定教科書を導入し、様
々な方法で収集された資料から、子どもの道徳性を総合的
に評価することなどを内容とするものです。私たちは次の
ような心配をしています。
① 教科内容の拘束力を生み出し、現在にもまして道徳
教育への国家統制を強めることにならないか。
② 検定教科書導入により、検定制度を通した国家推奨
の特定の道徳的価値が明示され、強制されないか。
③
「特別の教科 道徳」を担当する教師の創意工夫の意
欲を萎えさせ、教師に徳目と規範の押しつけ技術を競
わせることにならないか。
④ 子どもの道徳性を評価することは、学習指導要領の
目標や価値と異なる価値観を持つ子どもを排除・抑圧
することにならないか。
私たちは、「道徳」の教科化を目前にした今、特定の教育
観・教育理論を前提にしない、だれでも参加できる「子ど
ものための道徳教育」を学び合い・交流する場をつくろう
と考えました。具体的には、次のような活動を考えています
本フォーラムは、
○学校教育での「道徳教育」のあり方、様
々な教育活動と「道徳教育」と関連した
実践、「道徳の時間」の授業づくりの学
び合いと実践交流を進める
○夏・冬の年2回、公開フォーラムを開催
する
○ホームページ上に、会員の研究・実践
の公開・交流の場をつくる
○連絡・会報(紙・誌)などは、PDF配信
として経費をかけない
その他、参加者の意見を集約しながら
研究・交流活動を充実させていく
詳細は、http://dodoutoku.jimdo.com/ をご覧下さい
お問い合わせは、[email protected] にお願いいたします