アドホック通信ソフトウェア 「DECENTRA II」のご紹介 株式会社スカイリー・ネットワークス © 2015, Skyley Networks,Inc. 1 DECENTRA IIとは 多段中継(マルチホップ)通信をサポートする組み込み用 無線プロトコルスタックです リレー式に通信をつなぐ! 動的に経路を発見 =マルチホップ =アドホック © 2015, Skyley Networks,Inc. 2 DECENTRA II コンセプト 無線プロトコルの導入を検討しているのだが・・・ 規格団体に加入するのは面倒 年会費もかかるし・・・ 製品認証といった手間はなるべく避けたい 相互接続性や標準規格の必要もない 「とにかくもっと手軽なのはないの?」 © 2015, Skyley Networks,Inc. 3 ソフトウェア構成図 アプリケーション DECENTRA II スケジューラ パケットキュー メモリ管理 ルーティング テーブル ディスパッチャ DECENTRA IIネットワークレイヤ MAC/driver MCU/RF ROM:60KB RAM:最小4KB(推奨8K以上) © 2015, Skyley Networks,Inc. 4 特徴 (その1) 1対1から複雑なネットワークまで幅広く通信をサポート 多彩な送信モード (ユニキャスト、ブロードキャスト、センドバック、委譲通信) End-to-EndのAck再送制御を提供 メッセージの途中経路の把握が可能 © 2015, Skyley Networks,Inc. 5 特徴 (その2) マルチホップ通信のサポート テーブル駆動とダイナミックルーティングの併用 (=ハイブリッド方式) 仮想時計による同期動作 一斉に起床、スリープ ペアリング機能 © 2015, Skyley Networks,Inc. 6 基本設定 通信に最低限必要な設定 ID 各デバイスに固有の識別子(2バイト) 0x0000と0xFFF0-0xFFFFは予約 ユーザが採番する ポート番号 2バイトのネットワーク識別子 同じポート番号同士で通信ができる チャンネル 無線の周波数 © 2015, Skyley Networks,Inc. 7 基本設定 チャンネル33 ポート番号60000 チャンネル33 ポート番号60001 0x0001 0x0001 0x0002 0x0003 0x0002 0x0003 60000-65535がパブリック 60000より下がメーカ固有 のプライベートポート番号 0x0001 チャンネル40 ポート番号60000 0x0002 0x0003 © 2015, Skyley Networks,Inc. 8 ユニキャスト 特定の相手にデータを届ける Ackによる送達確認と再送制御 © 2015, Skyley Networks,Inc. 9 ブロードキャスト ネットワーク全体にデータを届ける 転送回数(ブロードキャスト半径)を指定可能 © 2015, Skyley Networks,Inc. 10 センドバック メッセージが通過すると経路が記録される 逆向きの経路で送信元に送り返す 0x0002 0x0001 © 2015, Skyley Networks,Inc. 0x0003 0x0004 0x0001 0x0002 0x0003 0x0004 11 委譲通信 (delegation) 周囲のデバイスに送信を委託する 複数の異なる経路を同時に活用できる Ackによる再送制御と送達確認が可能 © 2015, Skyley Networks,Inc. 12 Reactive Type ネットワーク全体にブロードキャストを発信 発見対象がルート応答を返す メリット:必要な時以外に通信が発生しない デメリット:ブロードキャストの負担が高い ルート発見 © 2015, Skyley Networks,Inc. ルート応答 13 Proactive Type 周期的に経路情報を交換 メリット:複数の迂回路を把握できる デメリット:定期的に通信が発生する、メモリを多く消費する © 2015, Skyley Networks,Inc. 14 D2の経路制御 ReactiveとProactiveを併用したハイブリッドタイプ DSRを使った動的経路探索 テーブル交換(LSモード、DVモード) © 2015, Skyley Networks,Inc. 15 D2の動的経路探索(DSR) メッセージがリレーされると、端末IDがスタックに積まれる 0x0002 0x0003 0x0001 0x0001 0x0002 0x0001 0x0002 0x0003 0x0004 © 2015, Skyley Networks,Inc. 16 D2の動的経路探索(DSR) 逆向きに送り返して応答する 要求と応答が常に同じルートをたどる 0x0002 0x0003 0x0001 0x0001 0x0002 0x0003 0x0004 © 2015, Skyley Networks,Inc. 17 LSモード すべてのデバイスが対等なルータとして動作 スコープの導入による通信量の圧縮 (FSR) 複数の迂回ルートを把握 大容量のメモリが必要 32台まで Scope=2 © 2015, Skyley Networks,Inc. 18 DVモード 特定の1台をデータ収集役の「コンセントレータ」に指定 コンセントレータへはユニキャストが可能 下り方向は動的探索、ブロードキャスト、センドバック 少ないRAMで収容台数を増やせる センドバック © 2015, Skyley Networks,Inc. 19 ネットワークの構築 組み合わせ DSR LSモード DVモード DSR ① ② ③ LSモード ② ④ DVモード ③ ⑤ ①動的経路探索のみ(SKコマンドの初期値) ②LSモードとDSRの併用 ③DVモードとDSRの併用 ④LSモードのみ ⑤DVモードのみ © 2015, Skyley Networks,Inc. 20 時刻同期 仮想時計による同期動作 (単位は秒) スタック内で転送・処理遅延による時刻ずれを自動補正 時間に合わせてスリープ、ウェイクアップ 12時30分40秒 時刻同期命令の同報 12時30分40秒 12時30分40秒 © 2015, Skyley Networks,Inc. 21 ペアリング 特定の相手とのみ通信 ペアリングを連鎖させて安定した通信経路を形成 ペアリング相手以外の通信をブロック BからA経由でCの通信も可能 B × A C © 2015, Skyley Networks,Inc. ペアリングでネットワーク構造を固定 置局設計する場合に効果を発揮します 22 SKコマンド例 基本設定 ID SKSREG S1 1 ポート番号 SKSREG S2 EA60 チャンネル SKSREG S8 21 © 2015, Skyley Networks,Inc. 23 SKコマンド例 データ通信 ユニキャスト SKSENDTO 1 1000 1 5 HELLO<CRLF> ブロードキャスト SKBC 5 1000 5 HELLO<CRLF> 委譲通信 SKFLASH 1000 5 HELLO<CRLF> © 2015, Skyley Networks,Inc. 24 SKコマンド例 DVモード SKSREG S4 SKSREG S6 SKSREG S7 SKSREG S9 SKSREG SA 32 96 1C2 1 1 DVモード SKSREG S3 SKSREG S4 SKSREG S5 SKSREG S6 SKSREG S7 SKSREG S9 32 32 96 96 1C2 0 © 2015, Skyley Networks,Inc. 25 SK Catcher 無線機器同士の通信を専用USBドング ルでキャプチャし、解析表示するソフト ウェアです。 © 2015, Skyley Networks,Inc. 26 パケットアナライザの必要性 うまく接続できないが、どこが悪いのか分からない 通信が不安定だが、何が起きているのか知りたい アプリケーションが正しくデータを送出しているか確認したい 複数のデバイスが送受信しているトラフィック総量を知りたい 同じ周波数で別のネットワークが存在しているか確認したい © 2015, Skyley Networks,Inc. 27 © 2015, Skyley Networks,Inc. 28 EDスキャナ 電波の込み具合を可視化します ネットワークビューワ ネットワーク形態を可視化 します © 2015, Skyley Networks,Inc. 29
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