別添資料① SceneⅢ INNOVATION 食の未来を「創る」、日本の伝統の知恵と最新技術 地球に「触れて」実感する、世界の課題と日本発の 16 のソリューション 「地球に食料を、生命にエネルギーを」というミラノ万博のテーマに日本館はどんな回答を提 示するのか。そのカギとなる展示が、この SceneⅢ Innovation です。 そもそも世界は今、食料に関してどのような課題を抱えているのでしょうか。飢える開発途上 国の課題は以前から解決されることなく残り、一方で先進国では飽食と食料の浪費という課題が 生まれ、その不均衡は是正されることなく存在し続けています。 こうした課題は、一朝一夕に解決できるものでもなければ、一国の努力で解決できるものでも ありません。長期間の取り組みと、国境を越えた協力が必要となってきます。具体的に何をすれ ば、課題の解決への貢献となるのか。日本はそのためのどんなソリューションを持っているのか。 伝統的に受け継がれてきた英知と、日本の誇る最新技術との組み合わせは、多様な可能性を秘め ています。 このような日本のソリューションと、未来への方向性を世界の人々に示すという、重要な役割 を SceneⅢ Innovation は担っています。 【展示空間イメージ】 Future Globe Stage 触れる地球(Interactive Globe) 1 【取り上げる課題とソリューション】 世界の食糧問題において何が課題となっているのか、来館者に理解しやすい形で問いかけます。 課題を提示するだけでなく、日本の伝統の知恵と最新技術によってどのように解決していくかを 直観的に理解できる「触れる地球(Interactive Globe) 」という装置を活用し、来館者に深く理解で きる形で提示していきます。 今回、提示する 4 つの重要な課題と 16 のソリューションは以下のとおりです。 ① 人口爆発と食糧危機 ② 食の不均衡 ③ 気候変動 - 危機に瀕する 世界の農業 ④ 食の偏在化 1)生命の豊かさを支える「水田」の活用 2)食糧危機から世界を救う「大豆食」 3)地球の土を再生する「土壌微生物」の見える化 4)マグロ・ウナギの「完全養殖」 1)世界の人々の健康に貢献する「うま味」 2)持続可能な資源活用で伝統食を守る 3)「ミドリムシ」の食料・エネルギー等への活用 4)食品廃棄を減らす「先端保存技術」 1)気候変動に適応する品種開発「イネゲノム」 2)情報技術による農業革命「精密農業」 3)人が創りあげる自然「里山・里海」 4)夢の技術「人工光合成」 1)家族農業・小規模農家を支える「協同組合」 2)アフリカ・アジア農業支援 3)「給食支援」による国際協力 4)食料安全保障を高める「都市農業」 【展示演出】 「地球」をモチーフに、 「触れる地球(Interactive Globe) 」と「Future Globe Stage」の 2 つのゾ ーンで構成。来館者は 2 つの連続した演出を楽しむことができます。 ●触れる地球(Interactive Globe) 来館者が触れて操作できる球形の装置です。4 つの「触れ る地球(Interactive Globe)」で、それぞれソリューション を紹介していきます。食にまつわる地球規模の課題や、そ れらに対する日本のソリューションを、ビッグデータや写 真画像を用いながらインタラクティブに紹介します。 2 ●Future Globe Stage 様々なキャラクターが登場し、地球が抱える課題に対する日本のソリューションの数々を情緒的な ストーリーに織り交ぜてご紹介します。 <登場キャラクター> モリゾー・キッコロ コウノトリ 3 地球を旅するロボット
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