卒業生代表の言葉 - 神奈川県立海洋科学高校

卒業生代表の言葉
本日は、私たちのためにこのように卒業式を開いて頂きまして、ありがとうございます。
私自身、この高校生活で生徒会長を務めさせていただき、様々なことを経験する事を経験
することができました。特に、産業教育フェアでは、他校の生徒と積極的に交流し、海洋
科学高等学校の魅力を多くの方々に知って頂き、私としてもとてもやりがいのある出来事
でした。
さらには、船舶運航コースの一員として遠洋航海へ行き、かけがえのない「仲間」を得
ることができました。他にも、海洋祭、スポーツ大会など、どれをとっても忘れることの
できない思い出となりました。そんな思い出のつまった学び舎を、今日卒業します。本音
を明かすと、この先、私たちの前に広がる世界を見て、不安に身が竦み、震えるような思
いがする一方、期待に胸が膨らみ、わくわくするような思いもします。ひとりひとりの不
安は、仲間と手を取り合い、勇気と力に変えて、これから待ち受けているであろう困難を
乗り越えます。
水木校長先生をはじめとする諸先生方、湘南丸、わかしおの乗組員の方々、そしてなに
よりも感謝すべき人は、ここまで見守り、どんな時でも味方でいてくれた、お父さん、お
母さんです。本当にありがとうございました。私たちは、この海洋科学高等学校で学んだ
すべての事を心に刻み、それぞれの進路で一生懸命頑張っていきます。どうか私たちを、
あたたかく見守ってください。そして今後とも変わらぬ、御指導、御鞭撻の程、よろしく
お願い致します。
在校生の皆さん、これからつらく大変な事があると思います。そんな時は、自分の周り
を見てください。必ず「仲間」がいます。その「仲間」と共に助け合い、頑張って下さい。
そして、これからの高校生活を大いに楽しんで下さい。
最後になりますが、卒業生を代表し、今一度心から感謝の言葉を申し上げ、卒業生代表
の言葉とさせて頂きます。今まで、本当にありがとうございました。
平成二十七年三月三日
卒業生代表 三年五組 高田雄一郎