異種材料をインク素材とする多色刷的な3Dプリンタプロセスの構築

先導的重点課題
研究課題名
異種材料をインク素材とする多色刷的な3Dプリンタプロセスの構築
=造形体の内部における接合界面の観察と評価=
推進方法
役割分担型
研究期間 平成27年度~平成29年度
研究概要・目的
アディティブ・マニュファクチャリングは、断面パターンを次々に積層して立体モデルを得るプロセスであり、型を
用いる従来法では成しえない、複雑に入り組んだ構造が実現できる。レーザや電子ビームの照射により、金属
粉末を部分的に溶融し凝固させる方式や、セラミックス粒子の分散液体を硬化させる方式が考案され、実用材
料の3Dプリンタとしても確立されるに至った。しかしながら、名称としての“プリンタ”から連想される、多色刷的
に異種材料をインク的素材として使用するプロセスは、ほとんど実践されていない。本課題では、金属・セラミッ
クス・高分子など、様々な異種材料を幾何学的に組み合わせ、組織や組成の複合的な分布を人工的に制御し
つつ、精密な立体成型を実現できるプロセスについて検討を進める。応募を期待する研究テーマ例を以下に
記載する。
(1) レーザならびに電子線描画の最適化
(2) 断面パターンの積層法と層間接合法
(3) 造形物の熱処理ならびに表面処理法
(4) 異種材料複合体内の接合界面評価法
(5) 異材複合構造体の設計と特性評価法
代表研究者・お問い合わせ先: ナノ・マイクロ構造制御プロセス学分野 准教授 桐原 聡秀
TEL : 06-6879-8693
e-mail : kirihara*jwri.osaka-u.ac.jp
送信される場合*を@に置き換えてください