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エネルギー管理優良工場等
大石産業株式会社 パルプモウルド事業部 東北工場
〒039-2129 青森県上北郡おいらせ町中平下長根山1-145
TEL. 0178-56-3112
平成26年度 東北経済産業局長表彰
改善例1
表面温度がもったいない!乾燥炉全面保温による使用燃料の削減
【改善の背景及び概要】
製品の乾燥工程で使用する乾燥炉の表面温度
を測定したところ、高いところで80℃前後の
温度が確認された。
この乾燥炉の表面温度がもったいないのでは
と社員から声が上がり、乾燥炉全面に保温材・
断熱材を施し、また、開閉箇所にパッキンを付
けて密閉性を良くしたところ、乾燥炉の燃料使
用量を削減することができた。
【省エネ効果】
 LPG削減量 72t/年(削減率 約10%)
 CO2削減量 216tCO2/年
《保温材施工前表面温度》
保
温
材
設
置
《保温材施工前》
《保温材施工後表面温度》
《保温材施工後》
改善例2 電気とガス併用で省エネ!ヒートポンプ導入による使用燃料量の削減
【改善の背景及び概要】
LPGで昇温することで、LPGだけで温水供給
従前、温水ボイラーの燃料をLPGとしていた。 していた時よりヒートポンプを併用して温水供
使用燃料量の削減を模索していたところ、勤務
給した方が使用燃料量を削減することができた。
体制等から夜間電力を使うヒートポンプ導入が
【省エネ効果】
有効であることがわかった。
 燃料削減量
11kl/年(削減率 約17%)
温水ボイラーの運用にあたり、ある一定温度
 CO2削減量
27tCO2/年
までヒートポンプで昇温し、最終温度までを
70℃
ヒートポンプ(電気)で
20℃から70℃へ
LPG で 70 ℃
から80℃へ
【省エネ改善のポイント】
【受賞企業諸元】
「省エネの余地はないのか!」と常に問題意識 本
社 福岡県北九州市
を持ち、工場全体で省エネに取組んでいる。既 資 本 金 466百万円
存設備に「気づき」を施し、ひと工夫して省エ 従業員数 346名(うち、東北工場48名)
ネに繋げている。
事業内容 他に分類されないパルプ・紙・
紙加工品製造業
この取組みが同社他工場の省エネの模範となり、
URL
http://www.osk.co.jp
会社全体の省エネ意識の醸成に繫がっている。
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エネルギー管理優良工場等
株式会社川徳
パルクアベニュー・カワトク
〒020-8655 岩手県盛岡市菜園1-10-1
TEL. 019-651-1111
平成26年度 東北経済産業局長表彰
改善例1
照明のLED化による電気使用量の削減
【改善の背景及び概要】
店舗内蛍光灯を複数年かけほぼ全館LED
化。売り場の雰囲気を損なわないよう、LE
Dメーカー担当者と試作品を作成し、取り付
け後の演色性や配光等を確認した。
改善例2
エネルギー使用合理化等事業者支援補助等
支援策を活用しコストを抑えている。
【省エネ効果】
 電力削減
110MWh/年(削減率35.7%)
 コスト削減 2,201千円/年
チラー等起動時間を工夫、負荷平準による契約電力の低減を達成
【改善の背景及び概要】
この負荷平準化により東北電力との契約電
店舗開店前のチラー起動時間を早め、冬場
力を低減しコスト削減を達成した。
のロードヒーティングを夜間のみの起動と 【削減効果】
した。また夏場はチラーに散水対応するこ
 契約電力削減量
500kW
とで、ピーク時間の最大電力の抑制に成功。  コスト削減
9,261千円/年
屋上に並ぶヒートポンプチラー
チラー起動を早める対策でピーク時間が前に移動し、最大電力抑制
【省エネ改善のポイント】
【受賞企業諸元】
必要な設備投資を行うだけではなく、人材教 本
社 岩手県盛岡市
育に注力。店舗に出入りする外部の販売員、警 資 本 金 1億円
備員や清掃員に至るまで約1,600名に毎年省エ 従業員数 493名(平成26年4月現在)
ネを含む環境教育の講習を行い、自社作成のハ 事業内容 百貨店業
ンドブックを配布したり、定期的にエコ通信を URL http://kawatoku.com/index.html
発行する等、省エネ意識の醸成に努めている。
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エネルギー管理優良工場等
山形サンケン株式会社
〒999-3701 山形県東根市大字東根甲5600-2
TEL. 0237-43-5511
平成26年度 東北経済産業局長表彰
改善例1
純水製造装置の逆浸透膜装置・ポンプ更新による電力低減
【改善の背景及び概要】
【省エネ効果】
純水製造装置の老朽化更新に伴い当該システ
 削減電力量
526 MWh/年
ムを見直しを行い、逆浸透膜(RO膜)の材質を
(削減率 約74%)
見直し、その結果ろ過水の送水圧力の低圧化を
 投資回収期間 6.1 年
可能とした。
 付帯効果
不純物除去率の向上
この事により高圧ポンプを低圧ポンプに替え、
RO膜交換費用の低減
大幅なポンプ電力の低減が実現出来た。
設備
改善後
表.更新前後の仕様
項目
更新前
更新後
RO膜
材質
酢酸セルロース
不純物除去率 94%
ポリアミド系複合膜
新設のRO膜とポンプの
写真
99.7%
ポンプ
供給圧力
3.5MPa 0.7MPa
稼働時
82kW
電力
改善例2
22kW
LED照明による電力使用量の低減
【改善の背景及び概要】
工場棟(24時間操業)、付属棟、厚生棟の蛍光
灯照明を高効率LED照明へ交換し電力使用
量の削減を実現した。
交換本数:5710本、自社施行範囲を拡
げ工事費削減を図った。
【省エネ効果】
 削減電力量
302 MWh/年
(削減率 約13%)
 投資回収期間 9.3 年
改善後の写真
【省エネ改善のポイント】
【受賞企業諸元】
単純更新ではなく最新技術を導入した高効率 本
社 山形県東根市
機器を導入する事により使用エネルギーの低減 資 本 金 100百万円
が図られた。
従業員数 480名
定期的に開催される全社会議で目標設定、重 事業内容 半導体素子製造業
http://www.sanken-elec.co.jp
点施策進捗表、原単位分析などPDCAの廻る URL
運用を実施している。
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