No.03 2014冬

Faculty of Commerce and Economics, Chiba University of Commerce
千葉商科大学 商経学部
NEWSLETTER
第 64 回税理士試験「簿記論」
「財務諸表論」
「消費税法」に 5 名合格!
去る 8 月 5 日に行われた第 64 回税理士試験「簿記論」「財務諸表論」
「消費
税法」において、瑞穂会所属の 5 名の学生が合格しました。
今回の試験では、全国平均率(簿記論 13.2%、財務諸表論 18.4%)を大きく
2014 冬
Winter
「商経学部 NEWSLETTER」は、
商経学部の最新ニュースを皆様に
お届けします。
また、商経学部では、学部の取
り組みや学生の声などを、大学
web サイト、SNS(facebook、
twitter、LINE)でも積極的に発信
しています。どうぞご覧ください。
上回る合格率(簿記論 80.0%、財務諸表論 75.0%)となり、さらに商経学部商
学科 3 年石井 直樹さんは「簿記論」
「財務諸表論」
「消費税法」の 3 科目同時
第 64 回税理士試験 合格者
【簿 記
論】商学科 3 年
商学科 3 年
石井 直樹 さん(出身高校:市立川口高校)
小山田 貴俊 さん(出身高校:佐原白楊高校)
経営学科 4 年 捧 諭 さん(出身高校:三条商業高校) 他 1 名
【財務諸表論】商学科 3 年
商学科 3 年
石井 直樹 さん(出身高校:市立川口高校)
石井 慎 さん(出身高校:市立船橋高校)
経営学科 4 年 捧 諭 さん(出身高校:三条商業高校)
【消費税法】 商学科 3 年
●Web サイト:
www.cuc.ac.jp/
dpt_grad_sch/shoukei/
合格という快挙を遂げました。
石井 直樹 さん(出身高校:市立川口高校)
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日本税理士会連合会寄附講座
「わが国租税法の基礎と税理士の役割」
商経学部では、今年度も日本税理士会連合会寄附講座「わが国租税法の基礎
と税理士の役割」が秋学期に開講されました。11 月 12 日には、日本税理士
会連合会副会長・九州北部税理士会会長の松原弘明先生が「現代社会における税理士の使命」をテーマに
講義を行って下さいました。受講生からは、
「日頃お会いすることのない先生のお話に緊張した」
「税理士の仕事はとても魅
力的なものと感じた」等のコメントが寄せられました。千葉商科大学の卒業生にはたくさんの税理士がいます。
今回の受講生の中から将来さらに何名の税理士が誕生するのか、楽しみです。
SA 制度が税理士としての対話力を鍛える良い経験に
2004 年度卒業・税理士法人サクセスブレーン勤務(税理士)
青木
渉さん
税理士は中小企業のビジネスドクターと言われています。単に税金の申告書を作成
するだけでなく、お客様の悩みなどを聞いてアドバイスをすることも重要な仕事です。
アドバイスをする際は専門用語を使わずにわかりやすい言葉で説明しなければなりません。これは非常に難しいことです
が、商大には SA 制度(授業運営補助業務)というものがあり初めて簿記を学ぶ学生に教えていた経験が役に立ちました。
「伝統・実績」プラス「学ぶ楽しさ」の追求
千葉商科大学 商経学部
フィールドワークで「学ぶ楽しさ」発見。商経学部のゼミナール
フィールドワーク@ゼミ★File#03
インドネシア異文化研修 by 山内ゼミ&所ゼミ
9 月 3 日~8 日の日程で、 山内ゼミ(テーマ:異文化コミュニケーション)と
所ゼミ(テーマ:グローバル社会ウォッチング)は、合同でインドネシア異文化
研修を実施しました。
JCC (語学・文化交流センター)での異文化研修、JCC に通う現地大学生や
インドネシア大学の学生との交流イベント、バンドゥンでの伝統音楽鑑賞・
演奏体験、自分達で行き先を決めた市内巡りなど、様々な活動を通じて、現地
の人々とコミュニケーションをはかり、アジア地域市場・経済の成長の様子を
肌で実感しました。研修旅行以前に、インドネシアについてのグループリサーチ
で知識を深め、Facebook グループでのやりとりも行っており、旅行後も、現地
での交流を経て得られた友人関係が継続しています。
フィールドワーク@ゼミ★File#04
上海ツアー by 岩間ゼミ
千葉商科大学 岩間ゼミでは、夏休み中の 9 月 5 日~8 日に上海ツアーを
実施しました。岩間ゼミでは「東アジアの消費文化」を研究テーマとして
います。この上海ツアーには、千葉商大からは教員 3 名のほかに、上海イオン
で働く商経学部 OB にも参加してもらえました。
今年の上海ツアーのメインイベントは、歴史ある洋館の一室で開催した「中
国から就職と起業を考える」という少人数セミナーです。上海和僑会(若手起業家の会)顧問の浅地安雄さんの講演の後、
上海で外食チェーンを展開する藤岡久士さん(EAT&上海・D&N 上海社長)など、数名の経営者たちが学生を取り囲んで、
就職・起業から現在にいたるまでを振り返りました。同時に、学生たちも現役経営者の前で起業プランをプレゼンテーショ
ンしたり、就職相談に乗ってもらったりしました。翌日には上海の日系企業関係者の勉強会にも飛び入り参加。学生たちが
経営者と同じ高さの目線でフランクに語り合わせてもらえる得がたい機会になりました。ツアーでは、南京路・豫園商城・
新天地・田子坊といった多彩な商業街区を見学し、上海観光も満喫しました。
フィールドワーク@ゼミ★File#05
被災地復興支援ボランティア活動 by 橋本ゼミ
橋本ゼミでは、東日本大震災の被災地復興支援として 2011 年から毎年 9 月に岩手県大槌町吉里吉里海岸にてボランティ
ア活動をしています。
主な作業は、わかめの養殖に用いる長さ 200 メートルのナイロン製ロープの付着物(貝殻、ワカメの根、海草等)を厚手
のゴム手袋を着用してそぎ落とすというものです。大槌町では震災後の人口が約 2 割減少しており、特に漁業者の労働力不
足が深刻です。そんな中、学生が労力と根気のいる作業を行うことで、被災地の方々から大変感謝されています。
さらに橋本ゼミでは、大槌町の特産品を紹介する Web サイトの構築にも取り組んでいます。大槌町には,
「わかめ」や「さ
け最中」など、素晴らしい特産品があります。それらをより多くの人に広めていくことを目的として、学生が中心となり、
見やすく、メンテナンスしやすい Web ページ作りを目指しています。
チャレンジする現役学生★File#03
グローバル人材を目指して
経営学科 3 年
今村
健太さん
私は大学生活において国際交流と英語力の向上を目標に活動してきました。私が所属している
学長ゼミは国際人育成を目的とした学生主体の勉強会で、島田学長から定期的に直接ご指導頂ける
唯一の団体です。主な活動に毎年行われる GPAC(アジア学生交流会議)への参加があります。
日本・韓国・台湾などの国々から約 150 人の大学生が集まり英語を公用語として活動にあたり
ます。活動は研究発表や多国籍チームによる社会問題への政策提言、文化体験などです。
私はこれまで 3 度参加し、いずれも貴重な経験を得ました。グループワークでは異なる文化を
持つ学生とともに数日で発表を完成させなくてはなりません。基本的な語学力はもちろん、自分
の意見に説得力を持たせるプレゼン力や、多様な学生たちの意見をまとめるリーダーシップ、
協調性が求められます。難しい活動が故にやりがいも大きく、一方で自分の能力に課題を感じることも多くありました。
また、2 年次に 1 学期間、大学の単位互換プログラムを利用して韓国の国立全南大学校の経営大学に留学し、英語で経営
科目の授業を受講しました。現地の学生とはもちろん、海外からの留学生とも交流する中で、自分の語学力向上に加え、視
野を広げ価値観を育てることができたと感じています。
GPAC や留学を通して、国際的な視点から物事を多面的に捉える力が養えたと感じています。大学卒業後は海外での実務
経験を積み、よりグローバルな人材になることが目標です。
たかのてるこ氏講演会「世界を旅してビッグになろう!」
9 月 24 日、世界 60 カ国を飛び回る「旅の達人」たかのてるこ氏の講演会
「世界を旅してビッグになろう!」が行われました。以下、商経学部・酒井志延
教授による講演会報告をお届けします。
「世界を旅してビッグになろう」
。エッセイストであり、ジャーナリストでも
ある「たかのてるこ」さんに、講演をしていただいた。いつもは騒がしい学生が
、シーンとして彼女の話しに聞き入っていた。あとで感想を聞くと、
「たかの
さんが、日本社会では、いつも場の空気を読まなければいけない窮屈な気分に
押しつぶされそうになるけど、世界を一人で旅をすると、ああ、こんな気楽な
生き方をしている人もいるんだという出会いがあって、本当に心が解放される
よ、とおっしゃっていて、なんか彼女のような笑顔で旅に出たくなりました」
とか、
「明日のことや終わったことをくよくよ考えてもどうもならないから、
今日を一生懸命生きよう、と聞いて、ああ、そうだ。今日を頑張ろうという気
になりました」というような前向きなコメントを聞いた。
たかのさんのお兄さんがうちの大学の教員というつながりがあって、彼女の著書は何冊か読んだ。なかでも『ガンジス河
でバタフライ』は有名な本だが、驚いたのは『ジプシーにようこそ!』。自分は本学で「異文化理解論」という授業を持っ
ているが、この本を読んだ後、「自分は異文化を知っているのだろうか」と自問したほどであった。
講演の後,彼女の著書の販売サイン会をした。彼女の講演を決めた後で、販売サイン会をやらせてほしいと学部に提案し
た時、「学生が本なんか買いますか」という意見があったが、講演が終わった後、学生の行列ができた。講演が始まった時
は、会場の後ろの方で机にうつぶせになって寝ていた女子学生が、次第に顔をあげて聞き入り、最後には本の購入の列に並
んだのには驚いた。たかのさんの本の販売サイン会は、会話を交わしながら、丁寧にサインし、握手し、女性であろうと男
性であろうとハグをする。そしてハグしやすいように、「彼女の方からハグしていただけますか」と申し出られる。これで
断る人はいない。にこにこしながらだれも本をもって帰っていく。ぼくもハグをしていただいた。
入社一年目。昨春卒業したばかりの商経学部 OB・OG が活躍しています。
活躍する卒業生★File#05
活躍する卒業生★File#06
キャリア支援センターを
フル活用し、就職を勝ち取る
2013 年度卒業・(株)千葉日報社勤務
西野
俊夫さん
〇現在のお仕事について教えてください。
私は 2014 年の春、千葉商科大学商経学部を卒業し、株
式会社千葉日報社に入社いたしました。主な業務は新聞広
告の営業です。新聞を広げると分かりますが、記事の下な
どには様々な広告が載っています。その広告は新聞社全体
の約 2~3%の収入を占めており、的確な企画提案力が求
められる責任ある仕事です。
〇学生時代はどのようなことに
力を入れましたか?
学生時代は異文化コミュニケー
ションのゼミに所属し、背景知識を
大学 3 年次に日商簿記検定
1 級と税理士試験「簿記論」
科目の合格!
2013 年度卒業・金融機関勤務
由喜さん
2014 年春に千葉商科大学商経
学部を卒業した尾場瀬由喜さんに
お話を伺いました。尾場瀬さんは、
会計学を専門に学ぶ千葉啓司ゼミ
に所属し、大学3年次に日商簿記
検定1級と、税理士試験「簿記論
」科目の合格を果たしました。
現在、大手の金融機関に勤務
しています。
共有していない相手にいかに物事
○大学生活はどのようなもの
を伝えるか学びました。また、接客
でしたか?
業のアルバイトや学内の SA(授業
尾場瀬
私は 3 年間、大学内で簿記や
運営補助業務)をする傍ら、大学内
会計を専門的に学ぶことができる「瑞穂会」に所属し、簿
図書館で開催される読書感想文
記資格の取得に励みました。簡単には理解できないことも
コンクールにも 2 回挑戦し、1 度
多く、友人や講師の先生に質問をする日々でした。千葉商
目は佳作、2 度目は優秀賞を受賞
科大学は実学の大学として、学生の様々な挑戦を応援して
することも出来ました。
〇就職活動はどのように行っていましたか?
くださる恵まれた環境だったと感じています。
○その中で、どんな「学び」がありましたか?
就職活動においては、大学のキャリア支援センターをよ
結果として学んだことは 2 つあります。
「諦めない粘り
く利用していました。相談コーナーでは、履歴書の添削を
強さを持つこと」と「自分の姿勢次第で周囲からも協力を
行ってもらったり、職員の方と会話する中で就職活動のモ
得ることができる」ということです。
チベーションを向上させたりしました。気さくに声をかけ
一度は不合格となった試験に向けての勉強中に、心が折
てくれる職員の方には、行き詰まりかけていた心を激励さ
れそうになったこともありましたが、友人がアドバイスを
れた思い出があります。
くれるなど力強く支えてくれました。また通学時間中にも
私が入社した千葉日報社は、発行紙に友人の話題が掲載
されていたこともあり、その社名は知っていました。しか
し、就職先として志望したきっかけはキャリア支援センタ
ーで偶然にも求人情報を見たからです。
頭を休めず、最適な勉強法を考え、常に試験問題と向き合
っていました。
最後まで諦めずに取り組み続けることが、知識を修得す
るだけでなく、周囲から支えていただくことに繋がったと
キャリア支援センターには求人情報が多く掲載されて
おり、職種も様々です。自分にとって素晴らしい未来がそ
思います。
○後輩の皆さんにメッセージをお願いします。
こに詰まっているかもしれません。
大学の 4 年間は、長いようであっという間に過ぎていき
〇今後の抱負をお聞かせください。
ます。自分は何をしたいのかを考えながら、何か一つでも
いまだ営業マンとしては、日々勉強している毎日です。
これからも母校で学んだことを活かし、的確な企画提案の
強みとして持てるような経験を、千葉商科大学で残せるよ
うに頑張ってください。
力を伸ばしていけるよう、一歩一歩前進して参ります。
千葉商科大学
●商経学部(商学科・経済学科・経営学科)●政策情報学部 ●サービス創造学部 ●人間社会学部
●国際教養学部(2015 年 4 月開設) 【お問い合わせ】入学センター [email protected] 047-373-9701
〒272-8512 千葉県市川市国府台 1-3-1 Web サイト: www.cuc.ac.jp