発 行 2015年 3月12日 木曜日 し しの のの のめ め 松山東雲中学・高等学校 感動的な卒業式 学校通信 校長 第11号 阿部 正幸 きょこう 3月1日に高校の卒業式を挙行し、90名の卒業生を送り出すことができました。卒業生の本校に いだ 対する思いや在校生への優しさ、先生方や保護者に対する感謝の心、そして在校生が卒業生に対して抱 ずいしょ いている尊敬と感謝の気持ちなどが随所に感じられる、感動的な卒業式となりました。かけがえのな い卒業生が社会の荒波に正面から立ち向かい、夢を実現してほしいと心から願っています。 たいしん 話は変わりますが、ピアス館の耐震工事、2階、3階のリフォームもほぼ終わりに近づき、先日に おお のぞ がいへき ぬ か はピアス館をすっぽり覆っていたシートや足場が取り除かれました。外壁は新しく塗り替えられ、 「松 むらさき 山東雲中学・高等学校」という文字も本校のスクールカラーである紫に変わりました。当初の予定通 りに引っ越し作業などができそうです。 教室の中や廊下なども塗り替えられ、トイレもウォッシュレットとなり、エアコンやサッシも新し くなっているのでとても楽しみにしています。3月17日の中学修了 式はピアス館のチャペルで挙行の予定です。 年度末のいろいろな事務的な処理と新年度の準備で、しばらくは忙 卒業生退場(トーチライト) しい毎日となりますが、教職員一丸となって頑張ります。 2014年度卒業式 卒業生答辞 つぼみ 桜の木もふくふくと蕾をつけ、春の足音が聞こえてくるようになりました。 本日は私たち卒業生のために、ご多用の中、多数の方々のご臨席を賜り、盛大な卒業式 を挙行していただきましたことを、卒業生を代表して深く感謝申し上げます。 松山東雲中学・高等学校に入学して、三年、または六年が経ちました。目を閉じると、 様々な思い出が鮮やかに蘇ってきます。そこには、大切な経験がたくさんありました。 私は美術部に所属していましたが、部活動の時間は楽しいばかりではありませんでした。 いつも「自分の描きたいものは何なのか」、「私は本当に絵を描くことが好きなのか」と自 問自答していました。描きたいことと能力とのギャップにも悩みました。しかし、絵を描 くことを通して自分と向き合うことができました。 クラスの友人は、足元に転がっている石を宝物に変えてくれる存在でした。一緒にお弁 当を食べたり、下校のときに星座観察をしたり、そんな日常がとても幸せでした。 受験のために、絵から遠ざかった時期もありましたが、高3の体育祭で仲間とともにパ ネルを作り上げた時の充実感と達成感は、私が絵を描くのが本当に好きなのだと、改めて 実感させてくれる貴重な機会となりました。 東雲に入学してから、以前より穏やかで優しい性格になったのは、ここで出会った素敵 な友人や先生のおかげです。また、毎朝の礼拝があったからだと思います。新しい聖書の 言葉に出会う度に驚いたものです。特に、「隣人を自分のように愛しなさい」という聖句 は、一生の課題でもあると考えています。 『星の王子さま』という本の中にこう書かれています。「まったく、ふしぎなことなの です。あの王子さまを愛しているあなたがたと、ぼくにとっては、ぼくたちの知らない、 どこかのヒツジが、どこかに咲いている花を、たべたか、たべなかったかで、この世界に あるものが、なにもかも、ちがってしまうのです…」自分から遠く離れた存在でも、想像 の翼を広げるだけで、そのものがとても愛おしく感じられる。今の世の中で、 ( 裏面に 裏面に続く) りんせき あざや たまわ よみが しょぞく か いっしょ じゅうじつかん たっせいかん おだ す て き たび つばさ いと そんな想像力が、強く求められているような気がします。 今、毎日のように、世界のあちらこちらで悲しい出来事が起こっています。私の願いは、 美術を通して平和な空間を作り出すことです。 「平和はそんなに簡単にはやってこない」 「世 の中、そんなに甘くない」と言う人もいますが、私は豊かな想像力さえあれば、他の人の 命を奪ったり、傷つけたりすることや戦争などできないと思います。 私は、いつか、おばあさんになった時でもよいので、子供たちのために素敵な絵本を描 きたいと思っています。 私たちは、ひとりひとり、かけがえのない夢と希望を懐いて、今日、新たな一歩を踏み 出します。世界はあまりに広く、私たちにできるのは小さなことです。しかし、悩み、苦 しむ人に寄り添うことを忘れず、歩んでいきたいと思います。 最後になりましたが、松山東雲中学・高等学校の更なる発展と皆様方の御健勝を心より お祈り申し上げ答辞とさせていただきます。 かんたん きず す て き いだ そ さら 2015年3月1日 第66回卒業生総代 ごけんしょう 横山舞依 答辞を読む横山さん パーフォーマンスを増やした ~中学スプリングフェスティバルを終えて~ ハンドベル部 藤田 あつか 杏(中3谷H) 機械の扱い方などを後輩に伝えたい ~放送部の一年を振り返って~ 今年のスプリングフェステイバルは、ちょっとだけ 高2西野H パーフォーマンスを増やして、昨年以上に見ている人 岡田沙弥香 な ん い ど を楽しませよう!ということになりました。難易度の 今年は4人の新人部員を迎えての活動でした。 高い曲に挑戦するのは不安でしたが、中村先生のご指 毎日の掃除のアナウンス、音楽を担当し、体育 導とみんなのやる気でなんとか完成しました。当日は 祭、クローバーデイでは音響、アナウンスで、 たくさんの人がベルに合わせて歌ってくれたおかげで、 放送礼拝を担当することがなかったので、あま 私たちも楽しく演奏することができ り活動がありませんでしたが、来年度はコード ました。これからも部員みんなで心 の巻き方や、機械の扱い方などをきちんと後輩 を一つにしていい演奏ができるよう に伝えていき、一つ一つの行事を無事に終えら に頑張ります。 れればいいなと思います。 受賞者一覧 ー2015年3月9日現在ー ●高校サッカー部 高校サッカー部 平成26年度優秀選手賞(愛媛県サッカー協会) -2月15日高3日野主H 木村 萌子、高3越智H 稲垣日菜子、高3越智H 竹内 麻衣 ●アーチェリー部 アーチェリー部 第14回世界ユース選手権大会第1次選考会兼2015U-17ナショナルチーム選考会 -2月5日キャデット女子60mラウンド 651点(日本記録) 優秀スポーツ選手賞 高2高橋裕H 若藤綺英羅 ●中 中 学 美 術 部 第42回えひめこども美術展 -2015.1.11特 選 中2正岡H 山本 千聖、中3 谷 H 中村 初海 入 選 中1水口H 出口 雅、中2正岡H 井上 瑞希、中2正岡H 越智羽衣音、 中2正岡H 冠 桃香、中2正岡H 高石 萌加、中2正岡H 中川 知春、 中2正岡H 吉見 静恵、中3 谷 H 露口 京香、中3 谷 H 中村 初海、 中3 谷 H 藤岡あすか、中3 谷 H 藤田 杏 ライオンズ国際平和ポスター・コンテスト -2014.11.18優秀賞 中1正岡H 新田優美子 ●演 演 部 高文連演劇専門部新人大会 部 第17回全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト愛媛県大会 -2015.2.11銀 賞 高2高橋裕H 大澤 英理 銅 賞 高1石﨑H 宮内しおり、高1石﨑H 貞永 晴菜 ●吹 吹 劇 奏 楽 ●第64回全日本学生書道展 第64回全日本学生書道展 -2015.2.12- -2015.2.8- 優秀賞 佳 作 中1水口H 濱下 凜、高1石﨑H 末廣うらら ●第8回クムホ・アシアナ杯「話してみよう韓国語」高校生大会 -2015.3.7日本語エッセイ部門 最優秀賞 高2高橋 裕H 大森 凜香
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