一般部門(全6編) 【優秀賞】 (1編) 家庭とともに歩む健康教育 ~健康の日常化を目指して~ 北方小学校 教諭 三田村 尊子 本校は、健康教育を中心に研究を進めてきた。健康な生活をするためには、意識化、内面化、習慣化が大切であ ると考える。これは、学校、家庭どちらかで育てられるものではなく、子どもを中心に、学校と家庭が健康につい てしっかり向き合うことが大切だ。 「家庭とともに歩む」という視点から実践を捉え直し、さらに健康の日常化を 目指すために、本校の長年の研究実践について、私見も交えてまとめた。 【優良賞】 (2編) 考えて食べる子、感謝して食べる子の育成 ~家庭科の授業を通して~ 中山小学校 栄養教諭 諸橋 智之 近年、食生活を取り巻く社会環境が大きく変化し、食生活の多様化が進む中で、子どもたちの食生活の乱れによ る健全な成長が危惧されている。また、そのような社会環境の中で、地域が有する伝統的な食文化の喪失をはじめ、 食への感謝の気持ちが希薄になりつつある。 そこで、このような時代を生きる子どもたちが、将来にわたって自分の健康を考え、感謝の気持ちを持って食べ ることを目標に家庭科学習に取り組んできた。 「繰り上がり・繰り下がりの計算から始める学力向上への取り組み」 ~すべての児童の正答率90%以上をめざして~ 平田小学校 教諭 山﨑 秀樹 1年生の算数において、繰り上がりのたし算、繰り下がりの引き算は、定着が図りにくい学習の一つである。学 習を進めるにつれ、個人差が少しずつ広がり始める。中学年の筆算、高学年の小数どうしの乗除計算の学習では、 その差は大きく広がり、答えを導き出すのにかなりの時間がかるようになる。基礎・基本の充実を図り、学力向上 をめざす第一歩として、繰り上がりのたし算、繰り下がりの引き算の正答率90%以上を目標に取り組んだ実践をま とめた。 一般部門) 【特別賞】 (1編) 私の学校経営 最終章 ~地域と連携した防災教育の実践~ 福栄小学校 校長 深尾 武司 本校の課題の一つに安全教育がある。特に3.11 東日本大震災の教訓から地域と連携した防災教育は待ったな しである。昨年度、発足した防災拠点協議会では、小学校が避難所となり、円滑な運営が期待されている。校長と して、児童に防災教育を推進する一方で、地域と連携した、地域の中の学校としての役割を果たしていきたい。学 校と地域をつなぎ「防災教育」に焦点をあてた実践を通して、今後の防災教育の在り方の一助としていきたい。 【努力賞】 (2編) ○「楽しくわかりやすい社会科地理授業の形成」 ~ 生徒の五感を通して授業の展開を図る ~ 第七中学校 教諭(初任者指導員) 萬崎博昭 ○ウイルスは、非生物か? 中学生のウイルス像「ウイルスのおかげで、ヒトは誕生した」 妙典中学校 講師 佐藤 利夫 フレッシュ(経験5年以下)部門(全4編) 【最優秀賞】 (1編) 児童一人一人の主体的な読み方の確立のために ~有効な交流活動を通して他者と比べながら読む言語活動~ 富美浜小学校 教諭 工藤 夢積 読書は好きだと答える子どもたちが多いのに、読んだ本の感想が「なんか楽しかった。 」と一言で終わってしまう。 子どもたち自身が何を知りたくて読んでいるのか、どこから楽しいと感じたのか、読むことに明確なめあてを持つ ことによって一人一人が主体的に読んでいけることを実現したい。そして、キーワードをもとに多面的な読みを交 流によって深め、自分が気付かなかったことに気付くことができる子どもたちの姿を目指し、言語活動を設定する 実践を行った。 フレッシュ(経験5年以下)部門 【優秀賞】 (1編) TRY!!心を1つに ~私の学級経営~ 新浜小学校 教諭 竹内 奏恵 初任で受け持った4年生では学年全体に課題があった。子ども同士、クラスの友だちを仲間として見ていなか った。学級編制をした5年生を受け持つことになった私は、仲間意識をもたせて心を1つにしたいと思い実践に 取り組んだ。ポイントは、①子ども同士②子どもと先生③保護者と先生それらの関係である。その関係が上手く いけば心を1つにすることができると考えた。そして1年半に渡る実践の結果、3つの関係は考える以上に変容 を遂げ、私も成長させられた。 【優良賞】 (2編) みすゞさんや、忠敬さんって○○な人ですね 自分の視点を持って、生き方を考えながら読む 富美浜小学校 教諭 塚田 いつか 問題解決、読解、表現力を伸ばすための学習を、5年、6年の国語で系統的に計画した。学習材は「みすゞさが しの旅」 「伊能忠敬」である。4つの活動の手だてを講じた。A 自分なりの仮説を持つ B 叙述のキーワードを取り上 げて自分なりの根拠を述べる C 読み取ったことを、読み手を意識して表現する D 自分の生き方についての考えを深 める。その結果、校外の対象に向けて表現するという目標を提示することで、学習意欲を喚起し、仮説を裏付ける ための問題解決的な読みを自主的に進めることができた。友達や矢崎節夫さんとの交流により、自らの生き方に着 いての考えを深めることができた。 授業力アップのための2つの柱 ~ICT活用と授業評価~ 第二中学校 教諭 渡邉 公彦 学力向上推進校として市川市立第二中学校の社会科では、その前提として生徒の興味・関心を持たせる授業展開 を目標としてきた。 その中で、社会的事象に興味・関心を持つために、ICT 活用と 1 年間を通しての授業アンケートを実施してきた。 授業力向上のためにどのように活用したのか。 また、ICT 活用の効果と授業アンケートの有効性を生徒の変容を通じてまとめた。 ※学校名は、平成26年度在籍校です。 市川市教育委員会 市川市教育センター
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