1 2 条例改廃請求代表者 福澤 徹三 請求の要旨 昨年9月に開かれたふじみ野市議会第3回定例会において、平成27年4月 1日から西保育所および亀居保育所の廃止が可決されました。この決定は、平 成26年6月18日に始めて市執行部が、両園が耐震基準に満たないことを明 らかにし、極めて限られた時間に「子どもの命」を考えるなかで、やむを得な い部分もあったかと思います。 9月9日の福祉・教育常任委員会において、一級建築士が述べていました大 阪府の中核市・枚方市における対策を、ふじみ野市保育園PTA連合会と大井 地区保育所父母の会連合会において検討しましたところ、同市では軽量鉄骨造 の幼稚園・保育施設13か所について、震度6強に耐えうる工法を実施し、い まも継続使用していることがわかりました。この工法を採用すれば、9月に市 が両園の廃止理由として説明していました、①耐震工事に膨大な費用がかかる こと、②工事を実施しても保育スペースがなくなること、の両方が解決できま す。この工法につきましては、すでに昨年12月22日にふじみ野市長に、枚 方市で使用しておりますマニュアルを添えて、検討の要望をおこなっていると ころであります。 また、昨年12月1日現在、保育園への入園を希望したのに「入所出来なか った児童数」は315人と、ますます深刻さを増しています。本来、この4月 1日に開園する3つの民間保育園の定員283人は、西および亀居保育所の園 児のためではなく、深刻化する待機児童対策のために使われるべきものです。 あわせて、耐震補強について解決のメドが立っていない、鶴ケ岡および亀久 保保育所についても、この工法を実施すれば震度6強に耐えうる施設とするこ とができます。 以上から、子どもの命を守り、待機児童問題を解決するために、一定の予算 措置を伴って、西および亀居保育所を保育所として設置する条例の改廃を請求 します。
© Copyright 2024