平成27年度 大阪府立大学ゼミナール inなんば 講 座 講 師 曜日 時 間 開講日 4月25日、5月9日・23日、6月13日・27日、 7月11日・25日、8月8日・22日、9月26日、 10月17日・31日、11月28日、12月12日、 1月9日・1月23日(16日間) 4月28日、5月12日・19日・26日、6月2日・ 9日・16日・23日・30日、7月7日(10日間) ドストエフスキーを読む 萩原 俊治 名誉教授 土 15:00 ~ 16:30 脳科学Ⅰ(神経生理学) 角田 茂 名誉教授 火 15:00 ~ 16:30 ドストエフスキーを読む 脳科学Ⅰ(神経生理学) ドストエフスキーの作品を読みながら、受講生と対話をし てゆこうと思います。次の三点に留意しながら授業をすす めてゆきます。 1) ドストエフスキーの小説は、 他の作家の小説とは異なる 「ポリフォニー小説」という対話形式で書かれた小説である ということ。 2) ドストエフスキーのその対話を背後から支えているのは、 彼のキリスト教思想であるということ。 3) しかし、その対話はキリスト教徒でなくとも理解可能であ るということ。 定 員: 50名 (応募者多数の場合は抽選) 前期では脳科学の正常篇(神経生理学)、 後期では脳科学の異常篇(神経病理学)を 講義します。脳神経外科専門医の経験を生 かし、脳解剖模型などを用いて、わかりや すく解説します。 定 員: 30名 (応募者多数の場合は抽選) 対 象: どなたでも 受講料: 5,000円 対 象: どなたでも 受講料: 8,000円 後期予定 : 脳科学Ⅱ(神経病理学) 10月6日~12月15日 毎週火曜日 全10回 対 象: 脳科学Ⅰを受講された方 受講料: 5,000円 (全10回) 申込方法: 「往復ハガキ」又は「Eメール」にて、①氏名(ふりがな)・ 年齢 ②郵便番号 ・ 住所 ③電話番号 ④このチラシの入手先 をご記入の上、4月10日(金)【必着】までに、下記宛先へ。 ※ 両 講座を 申し 込まれる場合は各講座別に お申込み下さ い (1講座に つき 1 通)。 【ハガキ】 〒599-8531 堺市中区学園町1番1号 大阪府立大学 地域連携研究機構 生涯教育センター 「ドストエフスキーを読む」 又は 「脳科学Ⅰ」 係 【E-mail 】 ●ドストエフスキーを読む: d o s27@ ao.osakafu -u.ac.jp ●脳科学Ⅰ: no u27@ao .osakafu -u.ac.jp ※ 半 角 英 数 ※ 携 帯 メー ル 不 可 問合せ先: TE L 0 7 2 - 2 5 4 - 9 9 4 2 ( 生 涯 教育 セン ター) 開催場所: 大阪府立大学 I-site なんば( 南海なんば第1ビル2階 ) 〒556-0012 大阪府大阪市浪速区敷津東二丁目1番41号 ・南海電鉄難波駅 なんばパークス方面出口より約800m 徒歩12分 ・地下鉄なんば駅(御堂筋線) 5号出口より約1,000m 徒歩15分 ・地下鉄大国町駅(御堂筋線・四つ橋線) 1号出口より約450m 徒歩7分 ・地下鉄恵比須町駅(堺筋線) 1-B出口より約450m徒歩7分 ※お申し込みの際の個人情報は、応募後の事務連絡、統計資料等の作成及び本学公開講座等のご案内に 使用いたします。 利用目的以外の使用については、一切いたしません。 「ドストエフスキーを読む」 萩原 俊治 (名誉教授) ドストエフスキーの作品を読みながら、受講生と対話をしてゆこうと思います。次の三点に留意しながら授業をすすめてゆきます。 1)ドストエフスキーの小説は、他の作家の小説とは異なる「ポリフォニー小説」という対話形式で書かれた小説であるということ。 2)ドストエフスキーのその対話を背後から支えているのは、彼のキリスト教思想であるということ。 3)しかし、その対話はキリスト教徒でなくとも理解可能であるということ。 【講義の内容】 昨年度に引き続き『地下室の手記』を読みます。そのあと『罪と罰』、『白痴』と読んでゆきます。『地下室の手記』執筆中には じめて自分の傲慢さに気づいたドストエフスキーは、その傲慢な自分の姿を、次の作品、『罪と罰』の主人公であるラスコーリ ニコフをとおして描きます。『罪と罰』は『地下室の手記』から始まったドストエフスキーの宗教的回心への渇望を、初めて徹底 的に描いた作品なのです。その次に書かれた『白痴』では、ドストエフスキーのその宗教的回心への渇望が試練にかけられ ます。この試練とは、主人公であると同時に白痴であるムイシュキン公爵の地獄めぐりのことです。また、この地獄とは私た ちが生きている世界のことです。 授業では、以上のことを、作品にそくして、できるだけ分かりやすく述べてゆくつもりです。 授業中、いつでも質問をして下さい。私がすぐ答えられない場合、あるいは不正確な回答しかできない場合、次回に口頭で 答えるか、必要であれば、プリントを配布して答えます。また、必要があれば、講義ノートの概略を記したプリントを配布します。 受講生がどれくらい授業を理解しているのかを確認するため、毎回、宿題や質問用紙を配ります。提出するのは義務ではあ りません。可能な方だけ、教室に入る前、受付に提出して下さい。 テキストは最新版の、『地下室の手記』(江川卓訳、新潮文庫)、『罪と罰』(全三巻、江川卓訳、岩波文庫)、『白痴』(全二巻、 木村浩訳、新潮文庫)を使います。 授業や宿題は上記の訳書にそって行いますので、各自で上記の訳書をご用意下さい。 第一回目の授業から『地下室の手記』について話しますので、『地下室の手記』のテキストをご持参下さい。 アンナ・ドストエフスカヤ マリヤ・ドミートリエヴナ ボルガの船曳人夫 F.M.ドストエフスキー 「神経生理学」 角田 茂 (名誉教授) 【講義の目標】 地上に無知と悲惨とがある限り、このような性質の書物も無益ではないだろう。 ヴィクトル・ユゴー作『レ・ミゼラブル』序文より。 疑似科学にだまされないで生きるために、私の講義も無益ではないと思います。 【講義の内容】 第 1回: 神経生理学入門 第 2回: 脳死と植物状態 第 3回: 髄液循環と血液・脳関門 第 4回: 大脳の機能局在 第 5回: 脳神経の解剖・生理 第 6回: 視床下部と自律神経 第 7回: 視床下部と下垂体 第 8回: 睡眠と夢 第 9回: 記憶 第10回: 神経系の発生と分化
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