を使いたい。国産メーカーとして 水濡れを心配せず、快適に補聴器 は 汗 や 湿 気 も 劣 化 の 一 因 と な る。 雨などに加え、高温多湿の日本で 精密機械である補聴器の大敵─ ─ そ れ は「 水 」だ。 洗 顔 や 突 然 の はシャワーを浴びてリフレッシュ。 例えば、スポーツで汗をかいた後 特筆すべきは、小型でありなが ら さ ら に 強 化 さ れ た 防 水 性 能 だ。 ンの添田晃弘氏はこう話す。 り ま し た 」。 開 発 に 携 わ っ た リ オ 使い心地を一段と高めた防水デジ ーザーの悩みに耳を傾け、防水と えを手助けしてきたリオンは、ユ 付けたまま気兼ねなく過ごせる。 ならこんなシーンでも、補聴器を っておしゃべり──スプラッシュ もしくは、孫と旅先の温泉につか も取得しました」 「 耐 汗 コ ー ト 」を は じ め、 必 要 な 空気は通しながらも水は通さない 特殊なフィルターの採用など、防 水の智恵と技を長年磨いてきた。 しかし「防水性能だけでは難聴 の方の期待に応えることはできま せん。重要なのは、高い防水性能 ※1 スプラッシュは「マジェス」 「プレシア」 「クラッセ」の3シリーズに対応。 ※2 リオン比。防水型アナログ補聴器HB-54との比較。 スプラッシュに搭載されたリオンのテクノロジー マイクを保護する2段構造 電池フィルター ボタン部と電池ホルダー部 からの水の浸入を防ぐ パッキン 企画の背景には、そんな思いがあ 年以上にわたり、日本人の聞こ タ ル 補 聴 器「 S P L A S H( ス プ 「スプラッシュは、防水・防じん 能力を示す保護等級IP /IP ラッシュ)」(※ )を開発した。 (多用途形)に適合。水没に対す 「聞こえに悩む方にとって、補聴 る等級に加え、噴流への保護等級 器は暮らしに欠かせない体の一部 もともと同社は1986年にい ち早く防水アナログ補聴器を実用 ユーザー目線の創意工夫 防水強化と小型化を両立 のような存在です。補聴器はその 化した防水技術のパイオニアであ 防水・小型でありながら高出力 である点も頼もしい。スプラッシ て汗や湿気などから補聴器を守る 信頼に応え、常に難聴の方の暮ら ュ は 従 来 機 種( ※ 2)と 比 べ て、 聴用補聴器の防水・小型化は困難 コネクター、 ワイヤー、 イヤホ ンまでが一体型のイヤホン を採用 3 水の浸 入を防ぎ、 電池に必要な空気 を通す 2 スマート・イヤホンシステム 4 マイクカバーと、 その下に貼ら れたマイクフィルターの2段構 造で、マイク音口への水の浸 入を防止 1 イヤホンコネクター 部からの水の浸入 を防ぐ 65 る。ナノレベルの撥水処理によっ クト設計を実現している。小さい 最大音響利得を約 デシベル拡大 とされてきたが、この力強い出力 さ ま ざ ま な 方 が 使 う か ら こ そ、 デザインには選ぶ楽しみをプラス。 通りのカラーバリエーショ マイクカバーとケースの組み合わ せで 新しい快適をもたらす。 ジ タ ル 補 聴 器・ ス プ ラ ッ シ ュ が、 ンの技術と思いがこもった防水デ 役割です」と添田氏。そんなリオ 適も提供していくのが、私たちの に加えて、難聴の方々に安心・快 ン 賞 を 受 賞 し た。 「聞こえの改善 れ、2014年度のグッドデザイ た技術開発や製品性が高く評価さ ンを選べる。ユーザー目線に立っ 27 Oリング 68 し に 寄 り 添 え る 性 能 を 持 つ べ き。 の手間を軽減。コントロールボタ とかえって扱いづらいのではとい することに成功。これまで重度難 り、押しやすい形状にこだわりま う 心 配 に 応 え、 「感覚的に操作で ています」と添田氏。 に よ っ て、 軽 度 難 聴 は も ち ろ ん、 )の 半 分 程 度 と い う コ ン パ きるよう、細部まで配慮を凝らし 「例えば電池をプラス・マイナス 高度・重度難聴まで対応の幅が広 ●ケース がった。 どちら向きに入れても正常に作動 (※ ンは指先の感覚だけで位置が分か 添田 晃弘氏 を有しながらも、小さく、使いや リオン 医療機器事業部 開発部 補聴器開発四課 すい補聴器であることです」 。 防水デジタル補聴器が誕生 した」 難聴者の暮らしに寄り添う 「パワー」 「コンパク ト」 を兼ね備えた マイクカバー 9色とケース 3色 の 組 み 合わせを楽し める す る『お ま か せ 回 路 』が 電 池 交 換 18 2 この言葉どおり、スプラッシュ の本体サイズはリオンの従来機種 リオン SPLASH ●マイクカバー 5 60 1 補聴器特集 全27パターンの豊富なカラーバリエーション
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