平成26年度 学校給食調理技術講習会を実施しました!

開催日:平成27年2月18日(水)
場
所:
○講師のご紹介
本年度は、講師に料理研究家である門倉 多仁亜(かどくら
たにあ)先生をお迎えしました。
現在、門倉先生はテレビや雑誌、新聞などにおいて活躍中で、
料理だけでなく、ドイツのライフスタイル全般を紹介する仕事に
も携わっていらっしゃいます。
今回、本会の調理技術講習会にお招きしたのは、栄養教諭等の
みなさまからの要望が強く、またご主人が鹿屋出身であり、鹿児
島にも縁の深い方であることから実現しました。
また、助手として高橋 裕幾子(たかはし ゆきこ)氏にもおい
でいただきました。
デモンストレーション
今回は計5種類の料理のデモンストレーションを行って
いただきました。
門倉先生の料理は、鹿児島の食材をドイツの家庭料理に盛
り込んだ季節感あふれるメニューでした。ドイツ料理に鹿児
島の「桜島大根」を使ったスープや旬の「タンカン」を使っ
たケーキなど興味深いものでした。
また調理技術講習会の前日には、門倉先生自らタンカンの
パウンドケーキを作ってくださいました。ドイツでは、味を
落ち着かせるために食べる前日に作るという「お菓子」に対
する日本との考え方の違いも教えてもらいながらのデモン
ストレーションとなりました。
その後、栄養教諭・調理員の方々が調理実習を行い、門倉
先生と料理やドイツの文化についてなど多くの話をしなが
ら調理を行っていたようでした。
門倉 多仁亜先生による講話
デモンストレーション・調理実習の後は、門倉先生から講話がありました。
「くらしのなかの食」という演題で、先生自身のこれまでの生い立ちやドイツのく
らしのなかにある食についてお話していただきました。
講話には先生の気さくで明るい人柄がにじみでており、その人柄が先生の料理に
も表われていると感じることのできる講話でした。
調理技術講習会の MENU
季節のサラダ
&ドレッシング
ドイツ風カリカリベーコン
のポテトサラダ
ドイツ風具だくさんスープ
タンカンのパウンドケーキ
しめさば・ピクルス・りんご
のサラダ
〈参加者のアンケートより〉
「素材を生かす、いい素材をシンプルに料理することはとても大事なことだと思いました。
」
「しめさばとポテト、りんごの組み合わせには驚いたが、とてもマッチしておりとても
美味しかった。」
「シンプルな料理なのに自分の固定されたイメージをちょっと柔軟にさせるだけでいろ
いろな新しい料理になるんだと感動しました。」
「魅力ある料理は、魅力ある人柄あってこそだと思わされる時間でした。」