JAILA 第 4 回全国大会 - JAILA(日本国際教養学会)

JAILA
第 4 回全国大会
【日時】
平成 27 年 3 月 14 日(土)
9:30~ ※ 受付開始、開場 9:00~
【会場】
岡山大学 津島キャンパス 一般教育棟 A 棟 4 階
〒700-8530
岡山市北区津島中 1 丁目 1 番 1 号
岡山大学 HP より引用
(http://www.okayama-u.ac.jp/tp/access/access_4.html)
※ 末尾に、キャンパス構内配置図と建物内地
図を掲載してあります。
【交通】 JR 岡山駅西口から岡電バス「岡山理科大学」行に乗車、「岡大西門」で下車。詳細やその他
の経路に関しては、HP をご参考ください。
(参考 URL) 岡山大学:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/access/access_4.html
【参加費】
学会会員、岡山大学教職員・学生無料、当日会員 1000 円、学生 500 円 (*公開シンポジウ
ムは無料)
【共催】
岡山大学言語教育センター、岡山大学グローバル・パートナーズ、岡山大学グローバル人材育成院
【後援】
岡山大学、岡山県教育委員会、山陽新聞社
【問い合わせ先(JAILA 事務局)】
〒700-8530 岡山市北区津島中2-1-1
岡山大学言語教育センター
那須雅子 研究室
電子メールアドレス: [email protected]
大会当日の緊急連絡先:090-3179-6813(寺西)
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日本国際教養学会: 平成 27 年 3 月 14 日(土)
岡山大学一般教育棟 A 棟 4 階
JAILA 第4回全国大会プログラム
共催:岡山大学言語教育センター、岡山大学グローバル・パートナーズ、岡山大学グローバル人材育成院
後援:岡山大学、岡山県教育委員会、山陽新聞社
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
研究発表及び講演概要
午前の部 <A41 教室>
The Effect of Indirect Feedback on EFL Learners’ Intrinsic Motivation
佐藤
誠子
香川大学 特命講師
Deci and Ryan (2002) hypothesized that intrinsic motivation increases when three psychological
needs (the need for autonomy, the need for competence, and the need for relatedness) are met.
Following this assertion, this study examined how indirect feedback affects EFL learners,
particularly in terms of intrinsic motivation. In this study, seventy university students received
indirect feedback from their instructor. At the end of the course, students received a questionnaire
that focused on this feedback. Results indicate that indirect feedback 1) enables learners to notice and
revise errors by themselves, and 2) contributes to the fulfillment of the needs for autonomy and
competence.
「大学一年次化学実験授業における教養教育について」
大橋 一隆
電気通信大学
非常勤講師
大学1年生を対象とする化学実験授業におけて、教養教育のための各種工夫を行った実践報告である。
目的としては、視野の拡大、モチベーションの維持向上、講義における集中力の持続などである。授業
における工夫の例として、先端科学の紹介などのトピックス、推薦図書の紹介、化学とは何か、化学実
験で身につけて欲しいこと等である。これらの一部に関しては、効果を評価するためのアンケート調査
も行った。
「地方私立大学の「国際化」への取り組みと課題−「初年次留学」についての学生へのアンケート結果を
もとに」
小川
正人
環太平洋大学 教授
中国地方にある A 私立大学では、日本人 1 年生全員に 1 年間のニュージーランド留学を課している。留
学期間中は英語の習得、異文化理解、精神面での成長など多くの効果が見られる一方、帰国後に英語学
習や大学の授業スタイルなどの違いなどに戸惑う学生も多い。本発表では、留学を経験した学生への「留
学前」
「留学中」
「留学後」についてのアンケート結果を発表するとともに、それぞれの段階における学
生のケアについてフロアとの活発な議論を期待したい。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
午前の部 ワークショップ
<A42 教室>
「英語の絵本を読んでワールドカフェ」
草薙
優加
群馬大学 准教授
深谷
素子
鶴見大学 准教授
ワールドカフェ(World Café)とは、カフェが提供するようなリラックスした雰囲気のなかで、立場や
主張にとらわれず自由に意見を述べ合い「集合知」を生み出す話し合いの手法である。本ワークショッ
プでは、大学での教養英語授業でクラス全員が同じ本を読んだ後にワールドカフェを行い、相互交流を
促進し、読書コミュニティを創出する活動を参加者に体験してもらう。また、発表者の過去の実践から、
学習者の声も紹介し、英語教育のみならず、多様な教育現場や教科でこの活動をどう援用できるかを提
案する。
ポスターセッション <A42 教室>
1.「大学院進学志望留学生に見られるアカデミックカルチャーの相違への気づき」
植村
友香子
岡山大学グローバル・パートナーズ 講師
留学生対象の大学院予備教育特別コースの試みについて報告する。第一期生(17 名)が半年間のコース
を振り返ったレポートを分析し、アカデミックカルチャーの違いや学術日本語能力の必要性がどのよう
に捉えられているかを考察する。
2.「自分の心や気持ちが変わる非言語コミュニケーションの力〜姿勢やボディランゲージが自己に及
ぼす影響について〜」
奥谷
昌子
芦屋フィニッシングスクール校長・モデル
本発表では、普段、私たちの多くが無意識に行なっている姿勢やボディランゲージが、他人に与える印
象はもちろん、自分が自分自身に持つ印象にも大きく影響しているということを実験データを通じて示
唆する。また、国際的に自己肯定感が低いと言われる日本の学生の自尊感情を育む方法の一つとしてこ
の非言語コミュニケーション力の活用を提案したい。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
3.「留学の意義~留学経験者のアンケートから学ぶ~」
野村
美友
兵庫県立大学環境人間学部学生
藤井
芽衣
兵庫県立大学環境人間学部学生
安田
沙友里 兵庫県立大学環境人間学部学生
留学経験者が語る留学の意義について報告する。約 30 人からのアンケートによって、留学とはどういっ
たものなのか分析し、大学生にとって留学は本当に意義のあるものなのか考察する。
4.
「『語り』が語る教師のアイデンティティ変容 ―Assistant Language Teacher のナラティブから―」
坂本
南美 兵庫県立大学附属中学校教諭
本発表では、公立学校の Assistant Language Teacher(ALT)へのインタビューから、教室における彼ら
のアイデンティティの変容を探る。生徒たちとの関係を変えたものは何か、自らを意味づけるプロセス
はどのようなものであったか、どのように授業が変わったかを質的に考察する。
5.「ナラティブ研究の可能性:理論、実践、そして発展に向けて」
奥田
恭士
兵庫県立大学環境人間学部
教授
伊野
英男 岡山大学医療教育統合開発センター 教授
内田
勇人
兵庫県立大学環境人間学部 教授
井上
靖子
兵庫県立大学環境人間学部 准教授
糟屋
美千子
兵庫県立大学環境人間学部 准教授
寺西
雅之
兵庫県立大学環境人間学部 准教授
本発表では、平成 26 年 9 月 27 日に兵庫県立大学環境人間学部にて行われた公開シンポジウム「ナラテ
ィブ研究の可能性―その理論から実践まで―」の報告を行い、当該分野の現状と今後の発展の可能性に
ついて紹介する。
6.「オーラルヒストリーから見える「グローバル人材」の実像」
那須
雅子
岡山大学言語教育センター 准教授
本発表では、世界的に活躍する現役の「グローバル人材」に行なったインタビューから、国際社会を生
き抜くために必要とされる力や心得について語られた言葉を取り上げ、世界に通用するグローバル人材
の実像に迫りたい。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
7.「ビブリオバトルの教育的活用」
杉村
寛子 岡山県立大学 教授
石井
裕
岡山県立大学 准教授
5 分間で自分の好きな本について語り、続く 2〜3 分でその本について聴衆と議論するという本プロジェ
クトを、教育的意図から取り組み始めて 3 年余りになる。ここではこれまでの活動をふり返り、成果の
一部を紹介しつつ、今後の課題等を明らかにしたい。
8.Constructing Attention: Ideas on creating a classroom in which everyone is fully engaged
Jason Lowes 岡山大学 非常勤講師
Just being physically present isn’t enough. For students to maximally benefit from classes, they have
to be there cognitively and emotionally as well. As teachers we all know this, yet how best to
facilitate heightened student engagement is not always apparent. In this presentation, I will explore
ideas from flow theory and neuro-education to try and determine what teachers could do to help each
student be optimally tuned in to their studies.
9.「まれな遺伝性疾患の知見を common disease の研究に生かす」
向井
知之 川崎医科大学 リウマチ・膠原病学 講師
高血圧症、糖尿病、関節リウマチなどの高頻度に見られる疾患(common disease)は、遺伝的要因に食生
活・ストレス・感染症などの環境要因が加わることで発症に至る。そのような疾患には多様な要因が複雑
に関係するため、その病態を明らかにすることはしばしば困難である。一方、単一遺伝子病はひとつの
遺伝子異常により、蛋白質や細胞の機能異常が生じ疾患発症に至るため、病態は比較的理解しやすい。
今回、顎骨破壊を特徴とするヒト遺伝病 cherubism を通して行った common disease である関節リウマチ
研究について報告する。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
午後の部 <A41 教室>
「日本人英語学習者の教授言語に対する好みと期待-外国語としての英語の授業における母語使用に対
する彼等の態度-」
岩中
貴裕
ウィリー
香川大学 准教授
イアン
香川大学 准教授
岩井
千秋
広島市立大学 教授
高垣
俊之
尾道市立大学 教授
小西
廣司
松山大学 教授
カワモト
ジュリア 松山大学 講師
カーソン
エレノア 広島市立大学大学院
学習指導要領の改訂・施行に伴い、平成 25 年度より高等学校では基本的に「英語の授業を英語で」教え
ることとなった。この基本方針の変更はやがて大学英語教育にも大きく影響すると考えられる。発表者
等は平成 26 年度より大学1年次生を対象として、英語の授業で用いられる教授言語に対する好みや期待
を明らかにするための調査を開始した。平成 26 年度は4つの大学で調査を実施し、合計 1149 名の大学
生がこの調査に参加した。本発表ではその分析結果を報告する。
「計算ずくの詩学―計量的創作文体論とリメリック創作の可能性」
北
和丈
東京理科大学 講師
創作という営為が各人の第一言語を以てしても容易でなく、あまつさえ作文という行為が第二言語学習
において兎角後回しにされがちなことを踏まえれば、日本語話者が英語で創作を行うなどというのは途
方もない絵空事のようにも思える。本発表は、そのような目標設定が必ずしも無謀とばかりは言えない
ことの証左として、「創作文体論」の理念に計量的手法を組み合わせた、理詰めのリメリック(limerick
=英語滑稽五行詩)創作の可能性を論じる。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
<A42 教室>
「文学的テクストの特徴を探る:英語授業における学習者の反応から」
久世 恭子
東京大学大学院博士課程
英語教育で用いられる文学的なテクストの特徴についてはこれまで様々な角度から研究が行われてきた
が、本発表では授業を受ける学習者の反応という観点から議論を行う。Virginia Woolf, A Room of One’s
Own を用いた大学での精読の授業において、学習者がどんな点に関心を持ち、どう反応するか、発表者
のレジュメやアンケート調査などから分析する。特に、読み手にとって論説的なテクストと何が違うの
か追究することにより、文学教材の意義の一端を探りたいと考えている。
「大学独自の精読・多読指導」
川越 栄子
神戸女学院大学 教授
神戸女学院大学は、全学科の英語教育を強化するための「共通英語教育研究センター」を 2013 年 4 月に
立ち上げ本学独自の新しい様々な英語教育方法で 2014 年度から新カリキュラムを始動させた。その一つ
は独自の Reading 指導である。第一は「オリジナルテキスト」
(本学の歴史・各学科の教育内容・学生生
活・卒業生の進路・キャンパス等について書かれている。
)による精読指導である。第二は Graded Readers
等を使用した多読指導である。この指導法について報告する。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
岡山大学 キャンパス・アジアプログラム セッション 14:15~15:05 <A41 教室>
「共通善の実現と東アジア型グローバル教養教育」
コーディネーター: 小野
真由美
発表者: 難波江
時
利歩
佳希
木村
東夙
徳永
岡山大学文学部
吉林大学文学院
崇志
金
岡山大学グローバル・パートナーズ 講師
岡山大学文学部
成均館大学校文科大学
百合
岡山大学教育学部
本セッションでは、岡山大学が平成 23 年度より実施するキャンパス・アジア事業「東アジアの共通善を
追求する深い教養に裏打ちされた中核的人材育成プログラム」による教育および人材育成の取り組みに
ついて報告する。
「共通善」の実現を理念とする日中韓の共同教育開発によって、学生の高度なモビリテ
ィと多言語を用いた協働学習が可能となっている。学生による成果報告をもとに、高等教育における東
アジア型グローバル教養教育のモデル構築に向けて、その可能性と課題について検討する。
[公開シンポジウム] 15:10~17:50 <A41 教室>
「これからのグローバル社会を生きる:現役学生の視点から」
コーディネーター:吉田 裕美
ゲスト: 河合
パネリスト: 門澤
岡山大学グローバル・パートナーズ 講師
友弘 Potager Asia Pacific Company Limited
愛
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部
村木
寛正
環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科
鷲北
祐輔
環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科
安東
大樹 環太平洋大学次世代教育学部国際教育学科
中島
悠希 岡山大学法学部
山根
卓大
渋谷
直樹 岡山大学理学部
岡山大学理学部
グローバル社会で活躍できる人材を育成するために、多くの大学で多様な取り組みが行われている。し
かしながら、どのような人材を育成すべきかについては様々な意見が混在し、目指す方向が見えにくく
なりがちである。今一度グローバル人材とは何かを問い直す機会として、本シンポジウムではまず、現
役学生たちに留学や海外インターンシップでの経験や、どのような視点(ビジョン)から自分と将来を
見据えているのかについて発表してもらう。さらに、ゲストスピーカーやオーディエンスとの活発な意
見交換を通じて、シンポジウム参加者全員がグローバル社会を生き抜くために必要な視点と知識を学び、
理解を深めるような場を提供したい。
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JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
岡山大学 津島キャンパスマップ(岡山大学 HP より部分引用)
バス停(岡大西門)
懇親会会場
(「J テラスカフェ」)
至 岡山県総合グラウンド、岡山駅
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会場
(E4 一般教育棟 A 棟 4 階)
JAILA 第 4 回全国大会(於 岡山大学)
大会会場建物内地図(一般教育棟 E4-A 棟)
4階
一般教育棟
学生ラウンジ
EV
WC WC
WC
車いす
▲
A棟
A42
A43
★
受
付
★
A41
→階段
A44
語学演
習室
LL準備室
→階段
WC WC
B41
▲
B棟
B42
EV
→階段
C棟
WC
C41
出 入 口
※大会当日は、こちらのC棟1階入口のみ開錠されております。
4階
D41
D棟
WC WC
EV
印刷
室
WC WC
D42
WC
▲
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