を担保に融資枠設定 商工中金がアサヒ食品工業株式会社に対し、1億円

NEWS RELEASE
SHOKO CHUKIN BANK
平成 27 年 3 月 10 日
商 工 中 金
“雑穀・豆類”を担保に融資枠設定
商工中金がアサヒ食品工業株式会社に対し、1 億円のABL実施
商工中金は、中小企業の皆さまの多様な経営課題やニーズにお応えするために、先進的な
金融手法を開発して、資金調達の円滑化と多様化の実現をサポートしています。
商工中金(神戸支店)は、アサヒ食品工業株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表者:小西
恭介氏)に対し、
“雑穀・豆類”を担保とする「アセット・ベースト・レンディング(AB
L)契約」を締結し、1 億円の融資枠を設定しました。
また、本スキームは「経営者保証に関するガイドライン」の主旨を踏まえ、商工中金と経
営者(=企業)が十分なリレーションが構築され、事業方針や業績について詳細な開示及び
定期的な報告があること等を条件(誓約事項)に、代表者本人の保証を求めない制度(停止
条件付連帯保証)を採用しています。
アサヒ食品工業株式会社は、もやし栽培販売と雑穀・豆製品の卸売を行っており、もやし
栽培販売では関西第2位のシェアを占めています。
今回、同社の事業のライフサイクルに着目したABLのスキームを導入することで、従来
は担保として利用されることのなかった原材料や商品、売掛金など「商流」を一括で資金調
達に活用できることになりました。同社は、調達資金を原材料や商品の仕入に利用します。
商工中金は、今後もこうした取組みにより、多様化するお取引先の資金調達ニーズにこた
え、地域経済の発展に貢献していきます。
◆ アサヒ食品工業株式会社様向けABL契約の概要
形式
借入人
組成額
期間
資金使途
契約日
同社の取扱商品例(豆・雑穀)
:コミットメントライン
:アサヒ食品工業株式会社
:1 億円
:1 年
:運転資金
:平成 27 年 2 月 27 日
◆ アサヒ食品工業株式会社の概要
所 在 地 兵庫県神戸市兵庫区下沢通 2-3-8
代 表 者 小西 恭介
業
種 食料品製造業
資 本 金 15 百万円
従業員数 21 名(平成 27 年 1 月現在)
設
立 昭和 52 年 1 月
NEWS RELEASE
SHOKO CHUKIN BANK
1.ABL(アセット・ベースト・レンディング)とは
在庫が販売されて売掛金となり、売掛金が回収される過程の「事業のライフサイクル」に着目し、在庫・
売掛金を一体として担保取得し、極度枠を設定するスキームをいいます。
商工中金のABLモデルでは、原則としてこの「事業のライフサイクル」のみを貸付の主要な引当てと
するものであり、お借入される企業の不動産、機械設備もしくは、有価証券を担保としたり、または代表
者の個人の信用力に過度に依存したりすることを想定していません。その意味で商工中金のABLモデル
は、動産・不動産や債権を個別に担保と捉えてきた従来型の融資実務とは根本的に発想を異にする取組み
であり、中小企業の資金調達の多様化に大きく寄与するものです。
2.ABLスキーム図
販売代金入金指定(管理口座)
販売先
販売
品質チェック
商取引
融資実行
顧客企業
定期的に生産状況・担保情報報告
流動預金(管理口座)
商工中金
*正常時は払戻可能
質権 or 管理口座
回収
売掛金(債権)
譲渡担保
販売
在庫(動産)
譲渡担保
一
体
と
し
て
担
保
取
得