0012015年3月号[PDF]

風 土 と たべる を考える
「都市と地方」「伝統と新しさ」「交換と贈与」など対立相補するもの ( 陰陽 ) からの創造がテーマ。
マクロビオティックと伝統食、身体性、種、農、育児、手仕事などの企画運営。
吉祥寺でアトリエ間間、食堂ヒトトを営む。雲仙では在来種の自種に取り組む。代表 奥津爾・典子。
http://www.organic-base.com/
アトリエ間間
マクロビオティック、料理、身体、農、手仕事のクラスを日々開催。時折ギャラリーとしても。
東京都武蔵野市吉祥寺南町 4−6−8−1F t /f 0422-40-2467
《 3 月のクラス 》
「苺スイーツと焼き菓子 2 種」3 /13(金)・3/14(土)
「春のパーティー料理 4 種」3/ 21(土)・3/23(月) 「圧力鍋のコーフー作り」3/15(日)・3/16(月)
写真左・右/春のパーティー料理 4 種より
食 堂ヒトト
たとえば、数百年つづく伝統的な製法でつくられた保存食。あるいは何代も種どりされた力強い在来種の野菜。
作り手の息づかい、その土地の風と土を感じる料理、空間を。
東京都武蔵野市吉祥寺南町 1−6−7−3F t /f 0422-46-0337
12:00−15:00 お昼ごはん
15:00−18:00 お茶とお菓子
18:00−22:00 お酒と季節の料理
定休日/火・水曜日
夜はご予約承ります。
ORGANIC BASE / News Letter
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オーガニックベース ニューズレター「雲仙と吉祥寺」 vol.1 / 2015 年 3 月号
2015 年 2 月 15 日発行 雲仙・小浜にて制作 文・編集|奥 津 爾 デザイン|スタジオシロタニ
vol.1 / March 2015
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雲仙
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奥 津 家 の 畑 よ り。
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収穫しながら、大根に「お前はどう生きたかったの?」と
問われ続けたような気がして、いまもって複雑です。
我ながらブレブレでした。
どうしたいか全く意識せずに、ただ種を撒いたな、と。
能天気に「やった!俺が育てた大根だ!」とか、全く思えない。
どちらにせよ、自分なりのトライを続けるしかないな、と思いました。
ともあれ。
大根を収穫しました。岩崎さんから継いだ 2 年目の種。
なんとも美味しい大根でした。
平家大根と源助大根が見事に交雑。う∼ん、やってしまったなぁ。
あらためて雲仙の力強い土と風に、
師匠(と勝手によんでいる)の種どり農家・岩崎政利さんは
そして種に心から感謝したい。
「失敗はできるだけしたほうがいいです」とカラカラ大笑い。
この大根たちはヒトト、西荻のらぼう、
「10 年ぐらい種を継いでいけば落ち着いてきますよ」とのこと。
ごはん屋ヒバリに
10 年か・・・、長い。
平家大根と源助大根が交雑した大根(源平大根?)
勝手に出荷させていただきました。
しかし種とはそのぐらいのスパンで付き合わないと意味がない。
奥津爾
雲仙赤紫大根は交雑せずにちゃんと種どりできていた、よかった。
自分の畑は、自分の鏡ですね。良くも悪くも。
前に岩崎さんが「野菜は育てている自分に一生懸命ついてくる、
作り手が迷っちゃいけない。どうしたいのか、
はっきりしなければダメです。」と言っていた意味が、
今更ながら肚におちる。種と土と風に委ねているようで、
2015 年 2 月 11 日
女の子が生まれました。母子ともに元気です。 見守ってくださった皆様と、
この雲仙の風と土に、心から感謝です。
そこには作り手の気配がしっかり反映されている。
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1. 下郷野菜たっぷりスープと
ヒトトと 雲与橋
ダンディゾンが焼いてくれた
下郷の無農薬小麦パンのセット 2. 下郷にある大衆菜食料理
サッタヤードの絶品サモサを、
ヒトトで再現しました。
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3. 下郷にある豆岳珈琲さんに
ヒトトブレンドをつくっていただきました。
4. 亜細亜食堂 cago のしょうがジャムの販売
5. フリーペーパー「雲与橋」
(大分県下郷から発信されている。)
6. フリーペーパー「雲与橋」の展示
大分・下郷の風と土を吉祥寺の皆さんに届けたいという想いで開催したこの企画。
自分が生きる場所を深く考えることは、生き方を再構築することとイコールです。
全国にいろんな、すばらしい場所があり、すばらしいコミュニティがあります。
都市と地方、その相互作用の真ん中で、お互いの営みが繋がる場作りを、
今後もこの吉祥寺で続けていきたいと思います。
1 月15 日∼ 27 日、
「ヒトトと雲与橋」というイベントを吉祥寺で開催しました。
ご一緒させていただいたのは大分・耶馬渓にある下郷の皆さん。
こちらは農協が有機農業宣言をしている全国でも珍しい場所。
無農薬の田んぼや畑、茅葺き屋根の家が至るところにある、
宝石のような美しい里山です。
そこから発信される「雲与橋(うんよばし)」というフリーペーパーに感動してから早 2 年。
下郷と吉祥寺を繋ぐ 2 週間を、ヒトトで過ごさせていただきました。
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寺
吉祥
大橋弘写真展
「風がつくるもの」
3 月 2 日まで、吉祥寺ヒトトにて大橋弘写真展「風がつくるもの」を開催してます。
昨年 6 月の「壷中の天」という 発酵 に焦点をあてた伝統食に続く、 風 の伝統食。
乾物や干物の写真展。それが、今回の展「風がつくるもの」です。
大橋さんの写真に感動してくださった「かぐれ」さんとの共同開催。
ヒトトと表参道かぐれにて、それぞれが違う写真を展示しています。
凍みこんにゃく[
城県 久慈郡]
焼き干[青森県 むつ市 脇野沢 九
泊]
その土地にしか吹かない風。
変わらぬ昔ながらの手法に則って、誠実に作り続けて いる人々の手塩。
連綿と受け継がれてきた日本の食文化の凄みと美しさを
感じていただきたいという想いで企画いたしました。
東京にも、風は吹いています。
大橋弘写真展「風 がつくるもの」
ヒトト会場
かぐれ表参道
地方も都市も、それぞれの風が吹き、ヒトが生きている。
会期 / 2 月 4 日[水]─ 3 月 2 日[月]
会期 / 2 月 20 日[金]─ 3 月 1 日[日]
営業時間 / 12 :00 ─ 22: 00
営業時間 / 11:30 ─ 20 : 00
この展がそのことを思い出すきっかけになれば、嬉しいです。
会期中火曜日休み。水曜日は展示のみ 17 :00 まで
会期中無休
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