Find What You Love And Let It Kill You 〜50 人に聞きました!老いも若きもまずはこの1冊から〜 はじめての海外文学 『翼ひろげて』 ロビン・クライン 偕成社 9784037441104 ¥1360 (※) 『罪と罰』 フョードル・ドストエフスキー 新潮文庫 (上)9784102010211(下)9784102010228(上)743 円 (下)¥781 『ディア・ライフ』 アリス・マンロー 新潮社 9784105901066 ¥2300 『伝奇集』 J・L・ボルヘス 岩波文庫 9784003279212 ¥720 『都市は何によってできているのか』 パク・ソンウォン クオン 9784904855157 ¥2200 『肉体の悪魔』 レイモン・ラディゲ 新潮文庫 9784102094020 ¥430 『バスカヴィル家の犬』 アーサー・コナン・ドイル 光文社文庫 9784334761806 ¥629 (※) 『花言葉を探して』 ヴァネッサ・ディフェンバー ポプラ社 9784591127001 ¥1600 『バビロン行きの夜行列車』 レイ・ブラッドベリ ハルキ文庫 9784758438483 ¥940 『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティ ハヤカワ文庫 9784151300813 ¥680 『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』 レイチェル・ジョイス 講談社 9784062184007 ¥1900 『ピース』 ジーン・ウルフ 国書刊行会 9784336057884 ¥2400 『復讐法廷』 ヘンリー・デンカー ハヤカワ文庫 9784151784019 ¥900 (※) 『変愛小説集』 岸本佐知子編 講談社文庫 9784062779074 ¥800 『ペンギンの憂鬱』 アンドレイ・クルコフ 新潮社 9784105900410 ¥2000 『町でいちばんの美女』 チャールズ・ブコウスキー 新潮文庫 9784102129111 ¥790 『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』 フランシスコ・X・ストーク 岩波書店 9784001164039 ¥1900 『ミスター・ピップ』 ロイド・ジョーンズ 白水社 9784560090046 ¥2300 『6日目の未来』 J・アッシャー キャロリン・マックラー 新潮文庫 9784102182710 ¥710 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 ジェームズ・M・ケイン 新潮文庫 光文社古典新訳文庫 (新)9784102142035 (光)9784334752958 (新)¥490 (光)¥980 『雪の中の三人男』 エーリヒ・ケストナー 創元推理文庫 9784488508029 ¥580 (※) 『よしきた、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス 国書刊行会 9784336046765 ¥2200 『レイモンド・カーヴァー傑作選 Carver`s Dozen』 レイモンド・カーヴァー 中公文庫 9784122029576 ¥648 『老人と海』 アーネスト・ヘミングウェイ 光文社古典新訳文庫 9784334752996 ¥600 『若き日の哀しみ』 ダニロ・キシュ 創元ライブラリ 9784488070724 ¥900 (※)品切れまたは在庫僅少商品。復刊、重版されますようにとの願いをこめて。 −29− 『はじめての海外文学フェア』開催にあたって 掲載作品リスト(タイトル 50 音順、本体価格) “Find What You Love And Let It Kill You” 「本当に好きな物を見つけて、そいつにとことんやられちまえ!」 『穴』 ルイス・サッカー 講談社文庫 9784062755870 ¥600 ブコウスキーのことばと言われていますが真偽は定かではありません。でもこのフェアの趣旨にぴったりだと思いま 『アメリカの鱒釣り』 リチャード・ブローティガン 新潮文庫 9784102147023 ¥550 したので使わせていただきました。 『いちばんここに似合う人』 ミランダ・ジュライ 新潮社 9784105900854 ¥1900 いや、実はきっかけは、、、ほんとのことを言うと自分ひとりでやる自信がなかったからでした。というのも、海外文学 『一角獣・多角獣(異色作家短篇集)』 シオドア・スタージョン 早川書房 9784152086815 ¥2000 はもともと好きで、どうしたら売れるのかずっと考えてはいたのですが、自分も人に胸をはって勧められるほど読ん でいないのではないかと感じていたからです。だから入門フェアを考えるにあたって、これはわたし一人で選んだ 『オフシーズン』 ジャック・ケッチャム 扶桑社文庫 9784594029791 ¥599 のでは、説得力に欠ける面白くないフェアになってしまうに違いない、そうだそうに決まってると思いました。だった 『カーデュラ探偵社』 ジャック・リッチー 河出文庫 9784309463414 ¥840 らどうするか、それでも入門フェアはやりたい。待てよ、まわりにたくさん素晴らしい海外文学読みがいるじゃない 『怪物はささやく』 パトリック・ネス あすなろ書房 9784751522226 ¥1600 か! そうだ、たのんじゃおー。というまったくの他力本願から生まれたフェアなのであります。どうもすいません。 『ガットショット・ストレート』 ルー・バーニー イースト・プレス 9784781611693 ¥1900 さて、メンバーに選書をしていただくにあたってお願いしたことが 3 点あります。 『クローディアの秘密』 E・L・カニグズバーグ 岩波少年文庫 9784001140507 ¥680 1. 従来の入門フェアに入るような古典的なものは避けること。 『黒後家蜘蛛の会1』 アイザック・アシモフ 創元推理文庫 9784488167011 ¥780 対象を完全なる初心者というよりは、一度読んで以来ダメで海外文学を避けてきている方々としたか 『ゴーストマン 時限紙幣』 ロジャー・ホッブズ 文藝春秋 9784163901077 ¥1800 ったので。 『ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編』 スティーヴン・キング 新潮文庫 9784102193129 ¥840 2. 値段は本体価格 2500 円まで。 苦手なものに高いお金は払えません。でも文庫だけにもしたくなかったので、ギリギリのこの値段 『五匹の子豚』 アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫 9784151310218 ¥860 でお願いいたしました。 『最後の物たちの国で』 ポール・オースター 白水 U ブックス 9784560071311 ¥1000 3. こちらは全員ではないですが可能な方のみ、普段は日本の小説を読んでいる人むけに、こういう本を 『さよならを待つふたりのために』 ジョン・グリーン 岩波書店 9784001164053 ¥1800 読んでいる方におすすめですという、日本人作家さん、または作品を提案していただきました。少しでも 『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻』 P・G・ウッドハウス 文春文庫 9784167705947 ¥570 ガイドになると嬉しく思います。 『シカゴ育ち』 スチュアート・ダイベック 白水 U ブックス 9784560071434 ¥1050 集まってみると、50人が50人それぞれの異なる想いと、おそらくそこは重なる海外文学への愛がぎっしり 『初秋』 ロバート・B・パーカー ハヤカワ文庫 9784150756567 ¥800 つまった素晴らしいラインナップになったのではないかと思っております。 『スイート・ホーム殺人事件』 クレイグ・ライス ハヤカワ文庫 9784150715595 ¥900 初心者には難しいんじゃないの? とパッと見て思うかもしれませんが、それにも理由はあるんです。ひとり 『ストリート・キッズ』 ドン・ウィンズロウ 創元推理文庫 9784488288013 ¥1100 ひとりのコメントを見て、ご自分に一番合ったものを選んでいただければと思います。 『設計者』 キム・オンス クオン 9784904855164 ¥2200 一冊目がおもしろく、次へまたその次へとつなげてゆくことができればこれ以上ない喜びです。 『地上最後の刑事』 ベン・H・ウィンタース ハヤカワポケットミステリ 9784150018788 ¥1600 (※) 海外文学は広くて深いです。なんせ日本以外の国の書物はみんな海外文学ですから。 『チャイナタウンからの葉書』 リチャード・ブローティガン たった数冊で放り投げてしまっては、もったいないもったいない。 ちくま文庫 9784480428318 ¥720 これからたくさんいい本とめぐり合って、脳天から稲妻が走るような衝撃をたくさん受けてください。よい出会 『新訳 チェーホフ短編集』 アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ いがありますことを(みなさんにも、わたしにも!)お祈り申し上げます。 集英社 9784087734706 ¥1600 −1− 丸善 津田沼店 酒井七海 −28− 気 出 無 行 実 れ 泣 痛 罪 快 人 主 人 放 公 込 一 緒 れ 小 松 原 柴 田 元 翻 訳 柴 幸 小 田 説 鱒 姿 釣 探 新 潮 社 出 版 部 須 貝 利 恵 子 読 革 命 的 事 件 大 47 岸 本 翻 佐 人 訳 知 史 子 上 苦 手 小 歴 史 物 語 ? 尊 敬 本 失 わ れ わ 新 潮 文 庫 れ 藤 本 和 著 子 訳 思 藤 翻 訳 者 円 答 街 −2− 円 訳 鱒 釣 鱒 中 釣 自 本 然 探 幸 田 人 藤 本 和 子 著 敦 子 脱 元 好 本 和 子 訳 講 談 社 文 庫 主 人 公 俊 博 村 上 春 樹 HOLES 逆 矯 笑 転 正 劇 本 好 丸 善 津 田 沼 店 穴 訳 小 違 同 説 作 品 『いちばんここに似合う人』 ミランダ・ジュライ 著 演 奏 岸本 佐知子 訳 新潮社 1900円 違 遊 楽 翻 訳 方 印 象 出 訳 者 いぶ世の中からはずれてしまっている人々の世界を、驚くほどの鋭さと不思 議な優しさをもって描き出しています。家出して自分たちだけで暮らそうとする 二人の女の子の話 「何も必要としない何か」 が担当者のお気に入りです。 「ちょっと変わった人たちの話」 と思って読み始めても、だんだん 「これは私 翻 訳 家 の話だ……」 と思えてくるに違いありません。 小 川 本谷有希子が好きな人に 翻 訳 高 義 新潮社 出版部 佐々木 一彦 小 川 洋 子 『一角獣・多角獣(異色作家短篇集)』 シオドア・スタージョン 著 博 士 小笠原 豊樹 訳 SF作家という枠・くくりには収まりきらない、最高の短篇作家の一人、スタージョ ンの、傑作揃いの作品集。入手しやすい文庫短篇集が他にあるけれど、最初の 一冊にはぜひこれを。気に入ったら、スタージョンの他の作品集をあたるもよし、 異色作家短篇集の他の巻をあたるもよし。 皆川博子の 『結ぶ』 か、『猫舌男爵』 が好きな人に 編集者・ライター 空犬 太郎 −3− 海 複 数 映画監督でもあるミランダ・ジュライのデビュー短篇集。孤独で不器用で、だ 早川書房 2000円 老 人 愛 東 京 創 元 社 数 式 営 業 部 好 小 野 木 人 常 幸 れ 訳 翻 者 楽 譜 正 編 少 者 集 年 旧 時 中 代 若 日 ! 必 時 営 読 代 業 作 場 泣 少 家 所 年 美 犬 言 文 一 訳 葉 章 編 者 描 彼 力 編 出 送 集 必 者 至 極 過 酷 読 校 短 −26− 哀 創 元 山 崎 佳 代 子 訳 著 円 光 文 社 古 典 新 訳 小 文 川 庫 高 義 円 訳 著 突 然 理 食 人 不 陳 文 満 人 腐 食 尽 章 足 族 思 人 暴 不 追 わ 種 力 思 わ れ 議 解 絶 描 れ 襲 理 人 消 わ 不 望 美 れ れ 尽 支 ! 薦 配 れ 凄 脳 惨 思 れ 吉 村 昭 『よしきた、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス 著 森村 たまき 訳 国書刊行会 2200円 歪 羆 嵐 海外文学は必ずしもキマジメな大文学や大小説から読み始める必要はないかもし 飴 村 行 れません。全世界で読まれている英国の国民的作家、P・G・ウッドハウスが書いたユ ーモア小説ジーヴスは、 「自分は《完全にバカ》だ」 と認識している人にも、また、 粘 膜 「自分は《完全にバカ》だと認識している分だけ通常のバカより《より完全にバカ》なの だ」 と考えている人にも、最適です。大爆笑うけ合います!! 清 流 出 版 国書刊行会 編集部 J ・ I 清 好 木 内 嵐 痺 れ 開 放 感 読 『レイモンド・カーヴァー傑作選 Carver`s Dozen』 レイモンド・カーヴァー 著 村上 春樹 編訳 私 手 れ 立 絶 探 妙 れ 好 偵 奇 心 彼 ぜ 中公文庫 648円 入 海 口 外 あせる必要はありません。本は逃げないのだから。気持ちが落ち着いている時に、 できるだけゆっくりとあなたの心に少しずつ、カーヴァーの小説を染み込ませていっ てください。その文章を言葉を1文字ずつ噛みしめるようにじっくりと味わいながら読 めばきっとあなたの心のどこかに作用して、静かな深い感動を味わうことができるは ず。またそれを味わいたくなったなら、何度でも読み返せばいいのです。 書店員 @bibduck −25− 大 阪 店 山 本 菜 緒 子 正 体 営 業 回 時 収 手 腕 間 秘 思 散 密 一 独 わ 冊 特 匂 愉 れ 方 覚 服 装 常 黒 一 色 探 偵 社 冷 静 沈 着 駒 月 夜 頭 間 脳 最 適 伏 線 仄 勢 乗 流 感 れ 覚 人 文 乃 紀 伊 国 屋 書 店 用 雅 河 子 出 文 庫 好 野 超 人 的 肉 体 兼 円 明 備 言 −4− 理 恵 訳 著 れ 違 問 答 無 男 女 扶 桑 社 文 金 庫 子 浩 円 訳 著 『怪物はささやく』 パトリック・ネス 著 池田 真紀子 訳 出 あすなろ書房 1600円 見 込 隠 れ れ 洋 画 仕 名 立 作 十二時七分。心に秘密を抱えた少年コナーのもとへ、怪物が現れた。コナーの取り巻く世 界は一変する。病気の母、そりの合わない祖母、よその国へ行った元父、いじめっ子のハ ぜ リー、幼なじみのリリー。コナーが隠したかった気持ちを、怪物は墓を暴くように掘り起こし ていく。胸を引き裂く苦しみが、のたうちまわるような悲しみが、コナーを悪夢から救い出 新 感 潮 文 光 庫 文 版 社 長 奥 年 底 古 定 典 番 深 新 訳 す。ダウドが遺し、ネスが書き上げたこの作品は、読む者を深い余韻へ導いてくれるだろ 河 出 書 房 新 社 う。 伊藤計劃 『屍者の帝国』 が好きな人に 片 山 さくら舎 油井 亮太郎 郁 北 杜 夫 心 何 暖 『ガットショット・ストレート』 ルー・バーニー 著 王 様 細美 遥子 訳 イーストプレス 1900円 ムショ帰りとは思えないほど人のよい男と、素人とは思えないほどクセのある 美女の犯罪小説。この2人がある(臭そうな)モノを巡って敵になったり味方にな ったりめまぐるしく走り回るのだが、とにかくこの女がすこぶるいい! 美しくて嘘 つきでコケティッシュで大胆で愛嬌があって打算的。峰不二子がより厄介になっ た感じと言えば少しはわかってもらえるだろうか。全国のワルい女好きのみなさ ん、ここに極上のタマがいまっせ! 西村書店 吉田 朋子 −5− れ 何 わ 書 店 好 東 大 和 店 人 見 田 川 智 史 最 高 村 文 引 則 れ 同 真 海 先 外 文 読 学 れ 浮 一 冊 忘 れ 中 尋 雪 百 雪 万 長 降 者 失 一 業 雪 方 青 年 満 両 ? 者 れ 百 れ 万 れ 欠 長 落 者 れ 失 業 青 れ 年 物 何 語 読 僕 者 確 悲 −24− 残 念 中 三 人 男 創 元 推 理 小 文 松 庫 太 郎 円 訳 著 光 文 社 古 典 新 訳 文 庫 郵 便 配 達 二 度 新 潮 文 庫 鳴 円 円 池 田 田 口 M 真 俊 紀 樹 子 訳 訳 著 一 わ ロイド・ジョーンズ 著 大友 りお 訳 馳 白水社 2300円 ブーゲンビル島の少女マチルダが初めて読んだ本は、ディケンズの小説 『大いな る遺産』 遠い異国の、遠い昔の物語。それでも彼女は、この物語を世界でいちばん 身近に感じていました。故郷の島の独立抗争、亡命、幾多の苦難をこの物語と共に 乗り越えていきます。はじめて読む海外文学に、私はこの本をおすすめしたいと思い ます。遠い国の別の時代のお話でも、私たちの心を揺り動かすことができる。 その文学の醍醐味を、読者のみなさんに感じてほしいから です。物語は物語の力になる。 風 濤 社 この本を読んだあなたも、ぜひだれかに物語り、 彼や彼女の物語に力を与えてほしいと思います。 市 川 立川読書倶楽部 山本 安寿紗 美 芳 諤 々 初 極 老 議 上 論 忙 給 仕 人 『6日目の未来』 J・アッシャー、キャロリン・マックラー 著 野口 やよい 訳 新潮文庫 710円 一 勧 編 もしも‘90 年代に、Facebook で未来の自分にアクセスできたら……。アメリカの高校 Facebook に翻弄される主人公たちの姿が、なぜかとっても眩しい。SFですが、キラ 筒井康隆 『時をかける少女』 が好きな人に −23− 翻 訳 家 越 前 キラした青春小説として読んでほしい一冊です。 取次 N 者 黒 後 家 蜘 蛛 画 家 数 学 者 特 れ 毎 許 回 弁 護 真 士 相 れ 会 暗 言 専 門 呼 号 月 専 知 凄 門 一 識 惨 家 回 程 総 作 男 度 動 家 員 有 機 会 控 侃 謎 化 食 々 解 学 創 元 推 理 文 池 庫 央 耿 30 ! 生が、自分の未来を書き換えるためにあれこれ手を尽くすラブコメディ。親友の幸せ そうな姿に嫉妬したり、気にくわない結婚相手と出会わないように画策したり、 れ 逃 式 美 出 大 美 嫌 飛 家 一 術 出 ! 出 緒 館 場 ! 所 美 実 れ 術 際 館 彼 主 女 人 美 住 術 公 家 館 れ 出 ぜ 地 図 贅 付 逃 沢 名 込 作 不 味 愉 わ 思 快 敏 弥 『ミスター・ピップ』 円 −6− 訳 著 E 秘 L 密 岩 波 少 松 年 永 文 庫 子 著 円 訳 『ゴーストマン 時限紙幣』 太 宰 治 ロジャー・ホッブズ 著 田口 俊樹 訳 文藝春秋 1800円 好 今世紀もっともクールなクライムノベルがこれ! 犯罪のプロたちが跋扈す る裏社会の危険な魅力全開!! シビれるほどカッコイイ小説とは、こういうもの だ!!! 行 ? 新 潮 社 『ゴールデンボーイ 恐怖の四季 春夏編』 スティーヴン・キング 著 浅倉 久志 訳 味 見 映画ベストに必ず入る感動の名作『ショーシャンクの空に』の原作「刑務所のリタ・ ヘイワース」と、やはり映画化されたこっちは恐怖ものの「ゴールデンボーイ」の両 極端な二篇が収録された、キングを一度読んでみたいと思っている方におすすめ 大傑作という稀有な例です(たいてい原作のほうが面白いんですよね)。 堀江良文堂書店 松戸店 佐藤 秀行 建 −7− 行 須 藤 STAMP BOOKS のお得な一冊。特に「刑務所の〜」は、映画と原作で内容が違っていながらどちらも 発 手 達 前 障 味 ぜ 害 噌 読 姿 岩 波 書 店 児 童 書 編 集 部 新 潮 文 庫 青 野 飛 聰 円 訳 著 一 世 界 十 世 七 担 心 界 歳 当 洗 わ 一 少 れ 歩 踏 大 年 人 一 独 出 冊 思 創 惑 的 試 渦 練 巻 初 普 遍 真 法 的 摯 律 飛 事 青 向 務 ! 春 所 岩 波 X 書 千 店 葉 茂 樹 円 −22− 美 女 先 入 観 わ 恵 理 子 知 読 味 わ 森 永 小 合 説 顔 高 尚 営 業 部 ときわ書房 本店 宇田川 拓也 町 わ 分 池波正太郎 『闇の狩人』 が好きな人に 新潮文庫 840円 日 本 小 説 人 海 外 文 一 学 一 行 訳 著 味 『変愛小説集』 岸本 佐知子 編訳 講談社文庫 800円 持 菓 子 れ タイトル通り、変てこな恋愛ものの短編集です。もう、SFだったりグロかったり病ん でいたり色々、個々の作家の個性を煮詰めきったような各短編、そこからしみ出てく 関 西 翻 訳 る、人間の、いとおしさすら感じるおかしみみたいな(もしかしたら真理のような)もの、 そして、言葉の壁を越えてそこにやすやすと触れさせてくれる岸本さんの訳。海外文 感 想 嬉 学はちょっと……自分とは隔たりのあるものだなあ……という、食わず嫌いの身構え れ 一 冊 れ 交 本 わ 真 を取っ払ってくれた一冊です。文庫になったこのタイミングで、ぜひ! 日本人作家編 も出ています(講談社さんの回し者ではありません。笑)。 読 書 会 河出書房新社 山本 晴日 新潮社 2000円 浦 静 沢 直 樹 感 動 紀 伊 国 屋 書 店 呼 「チェブラーシュカ」 的な世界、小川洋子 『人質の朗読会』 が好きな人に 白水社 −21− 佐藤 喜子 No.6 解きのような空気に想像力をかきたてられ読破。 物 国 着 死 以 外 人 人 手 紙 捜 土 死 地 白 水 U 起 柴 田 書 街 逃 れ 好 星 真 一 れ 最 後 兄 ケ買いでした。毎年冬になると手に取りたくなる本。主人公と一緒に暮らすペンギン 大 阪 店 茶 事 実 惨 状 元 幸 物 円 営 記 −8− 訳 著 五 匹 一 月 三 十 一 日 開 催 依 読 頼 書 会 課 題 名 五 書 探 匹 荒 れ 消 果 息 途 街 絶 読 者 絶 望 れ 希 底 望 の仕草がいちいち愛らしく‘きゅん’とするのでそれだけでじんわりと体が温まる気が 興 国 生 誰 れ 北欧っぽい懐かしい感じの色使いとイラストの可愛らしさに魅かれ、ほとんどジャ します。300 頁の長編でしかも遠いウクライナのお話……なのですが、全編に漂う謎 録 子 十 豚 数 母 年 前 無 実 映 先 起 像 晴 化 終 了 れ 事 件 海 外 調 査 娘 読 中 存 書 会 世 話 人 一 同 『ペンギンの憂鬱』 アンドレイ・クルコフ 著 沼野 恭子 訳 多 偵 子 豚 山 本 文 訳 著 庫 円 『さよならを待つふたりのために』 長 谷 川 伸 ジョン・グリーン 著 金原 瑞人、 竹内 茜 訳 岩波書店 1800円 酊 酔 小 説 痴 れ 瞼 味 わ 母 癌で闘病生活を送る16歳のヘイゼルとガス。二人の恋物語・・・…ときいて、ああ、「泣ける」 好 国 書 刊 人 行 会 は)突然変異で生まれた失敗作」 なんて言ってのける登場人物あり。でも! 最後にはやっ ぱり泣かされてしまうのだ。恋の小道具として、あちこちに本が登場するのも魅力。そもそも タイトルもシェイクスピアの引用だ。そして最後に。ガスが最高にかっこいい! 二月映画公開。 伊坂幸太郎 『チルドレン』 『終末のフール』 が好きな人に。 翻訳家 三辺 律子 周 馬 正 義 感 『ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻』 P・G・ウッドハウス 著 岩永 正勝 訳 堀江良文堂書店 松戸店 M −9− 大 丸 善 津 田 沼 店 沢 田 史 郎 請 合 共 感 弁 総 護 ! 括 士 普 弁 段 論 海 外 文 思 わ 学 度 私 大 法 人 体 向 系 時 間 陪 審 員 制 忘 翻 訳 文 学 −20− 国 書 憲 著 刊 行 舘 会 野 浩 美 円 訳 叫 機 転 れ 西 崎 読 当 多 言 知 時 分 葉 識 文 初 無 春 文 知 庫 自 方 分 勿 読 意 論 新 志 進 高 気 買 校 鋭 生 喝 勇 敬 采 気 遠 ってみませんか? わ 作 家 得 れ 幻 体 清 想 涼 感 文 文 飲 動 学 学 れ 料 長 水 文 篇 何 大 学 納 読 美 得 酒 読 酩 本 樽 本 ス人らしいユーモアがあり、ちょっぴり皮肉も入った本書でそんな執事に会いに行 何 美 味 未 成 読 年 編 集 部 執事といえば、主人を敬い忠実に尽くす……という、イメージを覆す作品!! イギリ 何 感 難病モノねと思いきや、むしろ逆。感傷はないけど笑いあり、同情はないけど、 「(きみたち 文春文庫 570円 来 復 讐 法 廷 中 野 圭 文 二 庫 訳 著 円 『春にして君を離れ』 家 期 アガサ・クリスティー 著 中村 妙子 訳 眠 れ 光 品 川 柴 田 初 恋 工 元 号 人 夜 業 幸 更 先 地 美 生 帯 3 冬 思 号 読 わ 灯 集 台 ハヤカワ文庫 680円 「ミステリーの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティがメアリ・ウェストマコ ット名義で書いたロマンス小説。理想の家庭を築いた主人公の女性が、ある友 人との会話から、家族に疑念の目を向け始める。他人から聞く噂話、些細なす れ違い、夫と娘の緩やかな秘密の露呈からはじまる家庭崩壊は、向田邦子『阿 修羅のごとく』を思わせる。しかし、主人公の心の内奥に住む「阿修羅」が向 灰 色 翻 訳 田の描くそれと種を別するのだが、 そこはぜひ手にとってお読みください。 伝 説 向田邦子『阿修羅のごとく』が好きな人に 持 速 名 翻 全 訳 盛 版元営業 S・E 日 気 十 崩 代 興 壊 終 味 わ 持 『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』 レイチェル・ジョイス 著 亀井 よし子 訳 初 秋 講談社 1900円 言 初 葉 秋 海外文学の何が苦手って翻訳が苦手だという人にこそ勧めたい! きっと、読むう ちにそんなことは頭から離れていってしまうことでしょう。死の間際の友人に会うた め、一人の老人が 1000 キロもの道のりを手ぶらで歩きはじめてしまう物語。ただの 感動話ではまったくありません。行動は突飛だけれど、ストーリーは一歩一歩足を 踏みしめて進んでゆきます。誰にもある人生の後悔。最後のときに自分の足でしっ かり歩いてきたと思えるように、足を前に前に出す。ただそれだけのことが、こんな 恩田陸 『夜のピクニック』 が好きな人に 丸善 津田沼店 酒井 七海 B 読 本 雑 誌 社 杉 江 に胸を打つとは! −19− 玉 由 次 私 海 外 翻 訳 文 小 化 説 壁 一 菊 池 文 光 著 庫 訳 円 −10− 箱 看 板 育 白 水 U 下 町 不 器 用 思 極 出 彩 優 色 柴 田 元 幸 円 訳 著 『スイート・ホーム殺人事件』 三 浦 綾 子 クレイグ・ライス 著 羽田 詩津子 訳 ハヤカワ文庫 900円 隣家の奥さんが殺された! 捜査に乗り出した 3 人の子どもたち、ダイナ、エイプリル、アーチー。3 人の悪知恵 (嘘の証言は当たり前。架空の容疑者を作り出したりも!) によって、警察は振り回さ れてばかりで……。何より捜査の動機が素敵なんです。女手一つで 3 人を育てているミステリ作家 のお母さん。もし 3 人が警察より早く事件を解決し、その手柄をお母さんのものにしたら? お母さん は有名になって、本が売れる事は間違いないのです! そう、すべてはお母さんに楽な生活をさせ たいという純粋な子心 (?) から! 単なるほのぼの話と取られがちですが、実はミステリの文法 にのっとった大傑作。それでいて子どもたちの愛らしさにニヤニヤ する事間違いなし。ぜひご賞味あれ。 好 人 花 結 婚 暮 記 念 暮 全 心 色 日 縁 癒 彩 毎 一 無 暮 言 年 新 葉 生 増 活 彩 力 飾 与 れ れ 来 宮部みゆき 『ステップファザー・ステップ』 が好きな人に 後 西村書店 箱守 剛 我 作 品 家 れ ぜ れ れ 『ストリート・キッズ』 ドン・ウィンズロウ 著 創元推理文庫 1100円 ジャンルでいうと探偵小説になるのですが、スリで生計を立てていたストリートキ ッドの少年が一人前の探偵になっていく様が描かれた成長小説、淡い恋を描いた 青春小説、擬似関係ながら親子の絆が描かれた家族小説としても楽しむことがで きます。ナイーブで皮肉屋の主人公ニール・ケアリーが魅力的な本書は「翻訳モノ の探偵小説=ハードボイルド」と敬遠している人にこそ読んで欲しい一冊です。 堀江良文堂 松戸店 高坂 浩一 −11− 角 川 春 樹 事 務 所 三 輪 侑 紀 子 発 表 言 知 わ 短 取 篇 れ 東江 一紀 訳 手 国 著 者 れ 行 作 人 品 思 生 出 金 原 手 瑞 人 相 手 不 苦 思 議 思 美 出 ! 忘 名 れ 前 過 去 恋 遠 確 野 文 沢 庫 佳 織 著 円 訳 −18− 夜 行 列 車 花 言 葉 傷 花 言 葉 金 原 瑞 人 社 西 田 佳 子 著 円 訳 佐 々 木 譲 『肉体の悪魔』 レイモン・ラディゲ 著 新庄 嘉章 訳 新潮文庫 430円 誉 田 哲 也 20 歳で早逝した天才小説家ラディゲが 10 代で書いたという作品。ここまでリアル に、そして冷徹に男性の恋愛心理を描いた小説はいままでに読んだことがない。10 代の若者が描く恋愛小説なんて、「恋に恋する」レベルで、読んでいる方が恥ずかし 横 山 秀 夫 等 くなって、正直読む気にもなれないと思っていたが、長年読み継がれる傑作とのこと で、試しに読んだら驚いた。男性の、女性に対する残酷さと純粋さの両方を痛いほ ど克明に描いている。 警 察 小 説 まさに恋愛小説の金字塔といえる傑作!! 村上春樹 『ノルウェイの森』 が好きな人に 鈴 木 彩流社 春日 俊一 文 『バスカヴィル家の犬』 アーサー・コナン・ドイル 著 神 戸 出 版 社 日暮 雅通 訳 629円 苦 楽 堂 BBCド ラマ「SHERLOCK」で、再び注目を集めるコナン・ドイルが生んだ名探偵シ 代 表 光文社文庫 ャーロック・ホームズ。誰しも一度は読んだことがあるかもしれません。数少ない長編 となる本作は、イギリス南西部の荒涼とした原野が広がるダートムアが舞台。一族に 伝わる魔犬伝説と怪死事件の謎に挑むホームズとワトスン。この光文社文庫の「新 訳シャーロック・ホームズ全集」は読みやすい翻訳と豊富な注釈で、改めてホームズ 物語を読み返すのにおすすめです。 原書房 −17− 営業部 山田 敬一 石 井 伸 介 ! 好 初 方 違 和 感 狙 わ 主 主 れ 要 人 公 暗 殺 事 件 暗 自 宅 依 殺 頼 者 便 通 器 人 一 半 伊 所 疑 年 坂 人 懸 間 幸 命 一 自 後 太 所 殺 懸 者 小 日 郎 惑 米 れ 命 星 差 終 捜 末 激 素 ? 査 突 晴 始 新 人 刑 滅 事 共 世 通 界 項 好 決 滅 他 殺 方 世 楽 ! 界 仕 掛 韓 女 国 彼 現 女 代 正 命 史 上 体 前 滅 亡 ぜ 今 日 −12− 地 上 最 後 刑 事 H 上 野 元 美 訳 円 人 生 設 計 者 物 思 れ 洗 台 濯 過 去 詞 教 321 育 記 憶 受 爆 弾 読 公 著 著 過 孤 児 後 院 悔 育 主 人 円 訳 『チャイナタウンからの葉書』 リチャード・ブローティガン 著 太 宰 治 池澤 夏樹 訳 ちくま文庫 720 円 駆 込 君も、“ブローティガン”に酔いしれろ! ブローティガンは、誰よりも孤独で、誰より も優しい。若いボクらには、気恥ずかしくて、ここまで格好よくふるまえない。いつか はブローティガンのようなラブレターが書けたら、「強さ」と「優しさ」で人と接せられた ら、と思う。そんな気持ちで、今日も布団に入るのダ。 村上春樹 『風の歌を聴け』 が好きな人に 立 訴 川 読 書 倶 好 楽 部 人 筑摩書房 販売部 出町 亮 Jr. 村 上 春 樹 『翼ひろげて』 ロビン・クライン 著 偕成社 1360円 人 両親の不仲が原因で夏休みに知り合いの家に居候をすることになった 11 歳の少年 シーモア。ある日、彼は近くに住む 20 歳のアンジーに出会う。名前の通り天使のよう に美しい彼女と心を通わせるシーモアだが、彼女も生きにくさを抱え麻薬に溺れてい た。‘91 年に書かれたティーン向けの小説でありながら、時代・世代を超えて今もな お、ひとりの子どもに対して社会はどうあれるのかを問いかける名作。Came Back to Show You I Could Fly という原題も美しい。 梨木香歩 『西の魔女が死んだ』 が好きな人に 翻 訳 家 吉 川 辻内 千織 志 塔 向 文 無 図 学 類 建 史 面 立 白 紐 旧 始 解 約 聖 打 紡 書 始 一 文 字 宇 宙 れ 塔 塔 何 創 未 本 神 造 世 書 わ 神 文 界 殺 逆 字 文 理 鱗 学 解 触 れ 機 崩 凪 歩 常 識 的 分 好 坂崎 麻子 訳 −13− 会 壊 軽 快 小 説 集 東 京 −16− 伝 奇 集 知 性 L J 紡 現 代 文 学 最 高 傑 作 岩 鼓 著 波 文 直 庫 訳 円 本 書 時 間 都 市 概 念 何 価 文 値 学 家 根 観 族 拠 何 制 信 度 読 中 村 文 則 絶 賛 二 十 世 紀 最 高 れ 文 章 未 来 思 込 得 今 日 吉 川 登 場 人 人 ぜ 都 物 発 会 人 展 理 解 凪 訳 著 円 『罪と罰』 フョードル・ドストエフスキー 著 渡 辺 淳 一 仁 術 先 生 工藤 精一郎 訳 新潮文庫 (上)743円(下)781円 アルベール・カミュは言う 「苦悩するという意味において、ドストエフスキーの登場人物は 現代人なのだ」 と。この本こそ、150 年前のロシアで描かれたあなたの苦悩。この本こそ 嶋 田 が、日本近代小説の全ての頭痛の種。全ての苦悩する青年はラスコーリニコフで、全ての苦 書 政 房 義 しむ少女はソーニャで、全ての正義を求める者はポルフィーリーだ。つまり僕らはドストエフ スキーの子孫だ。太宰の出した宿題にまだ答えていないのなら、これが必修参考図書。 話 読 時 時 日 戯 翻 本 曲 訳 切 哀 詰 大 短 有 愛 篇 名 切 愛 可 読 笑 大 れ 丈 夫 文 学 名 作 長 好 手 強 人 太宰治 『人間失格』 芥川龍之介 『或る阿呆の一生』 等が好きな人に 短 篇 『新訳 チェーホフ短篇集』 アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ 著 沼野 充義 訳 一橋大学大学院 博士 青木 耕平 多 れ 集英社 1600円 『ディア・ライフ』 アリス・マンロー 著 光 文 社 古 典 新 訳 文 庫 小竹 由美子 訳 新潮社 2300円 「短編の名手」 として 2013 年度ノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローの、お そらく最後 (引退宣言しているので) の短篇集。不倫、嫉妬、裏切り、どこにでもあ るドラマが、マンローの手にかかると人の心の深淵を覗かせてくれる窓になり、生き るという営みの真実がとてつもない重量感で迫ってきます。 ベタつかない客観的な視線に共通するものを感じるのが、橋本治さんの短篇。 『蝶のゆくえ』 がお好きな方は、是非マンローを読んでみてください。 翻訳家 小竹 由美子 −15− 編 集 駒 長 井 説 初 的 ぜ 迫 現 力 代 小 ! 読 説 者 各 短 編 読 沼 野 充 義 話 日 常 先 生 描 新 訳 解 百 年 以 上 日 前 本 人 亡 国 民 作 家 人 心 れ 捉 作 出 稔 登 場 人 物 圧 世 倒 界 現 実 味 作 家 私 日 本 国 民 詩 人
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