2015年4月より 小児消化器内科外来が新設されました

新着情報(患者様へ、医療関係者の方へ
2015年4月より
第2木曜日
ともに)
『小児消化器内科外来』が新設されました。
10時~16 時
非常勤医師:近畿大学奈良病院小児科
近藤宏樹
一般の方へ
小児の消化器病を専門に行っている小児科医は、海外の施設では多く存在しますが、我が国ではまだまだ少ない
現状にあり、今回新たに開設いたします。現段階では月1回の外来ですが、小児消化器肝臓病を専門に、こどもの
おなかの病気に関する診療を行います。 胃・小腸・大腸から直腸肛門に至る消化管全般の疾患と 肝胆道・膵疾患
の診断治療、肝移植、小腸移植後のフォロ-を小児外科と協力して行います。具体的には、嘔吐、下痢、下血、
黄疸などを来す病気について、様々な検査、治療を行い、幅広く診療に当たります。
スタッフ
氏名 近藤宏樹(こんどうひろき)
役職 医師
専門分野 小児科一般 小児消化器肝臓病
資格
日本小児科学会専門医
日本小児栄養消化器肝臓学会認定医
医療関係者の方へ
小児の消化器病を専門に行っている小児科医は、海外の施設では多く存在しますが、我が国ではまだまだ少
ない現状にあります。今回新たに開設いたします
小児消化器内科外来は、胃・小腸・大腸から直腸肛門に至る消化管全般の疾患と 肝胆道・膵疾患の診断治療、
肝移植、小腸移植後のフォロ-を小児外科と協力して行います。消化管診断では造影検査・超音波検査・内視
鏡検査・内圧検査・pH 検査を、肝胆道系疾患に関しては、超音波検査・穿刺造影・針生検等を行います。治療
では薬物治療のみでなく、内視鏡治療・エコ-下穿刺ドレナ-ジ治療・高カロリ-輸液(在宅静脈栄養)等を行
います。
対象となる患児の疾患を症状別に列記すると、①嘔吐:胃食道逆流症・逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニア・
胃軸捻症・呑気症・食道アカラシア・先天性食道狭窄症。②吐血:急性胃粘膜病変・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・
食道静脈瘤・ピロリ菌感染。③習慣性便秘:頑固な便秘・便秘と下痢を繰り返す、自覚のない便失禁。④血便:
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)・アレルギー性胃腸症(小児アレルギ-科と併診)・腸重積
症・消化管ポリ-プ・腸管血管腫・リンパ濾胞増殖症・痔疾患(裂肛・内痔核・外痔核)。⑤慢性下痢症:難治
性下痢症、消化管機能不全等、消化吸収障害、短腸症候群を含む消化管吸収不全児。⑥急性腹症:急性虫垂炎、
腸閉塞(癒着性、絞扼性)等。⑦閉塞性黄疸:胆道閉鎖症・胆道拡張症・胆汁うっ滞性疾患・体質性黄疸。⑧慢
性腹痛:場合により小児心療内科と併診。⑨新生児消化器疾患:胎便関連性イレウス・吐乳・腹部膨満・排便
障害等。
上記症状を有する患児に対し、外科的な疾患を含めた診断・治療を小児外科医とともに進めていきます。
該当する患児がおられましたら、ご紹介の程よろしくお願いします。
小児消化器内科外来 4 月開設:第2木曜日( 午前 10 時 - 午後 4 時 )
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