知財ビジネス評価書を活用して、総額12億5千万円の

NEWS RELEASE
SHOKO CHUKIN BANK
平成 27 年 3 月 31 日
商
工
中
金
岸和田製鋼株式会社の設備投資にあたり、知財ビジネス評価書を活用して、
総額 12 億 5 千万円のシンジケートローンを組成!
商工中金は、シンジケートローンなどの取組みを通じて、中小企業の金融の円滑化を図
り、地域経済の活性化に貢献しています。
商工中金(堺支店)は、岸和田製鋼株式会社(本社:大阪府岸和田市、代表者:鞠子 重
孝氏)に対し、総額 12 億 5 千万円のシンジケートローンを組成しました。本件は、商工中
金がアレンジャーを務め、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、紀陽銀行等が参加していま
す。
岸和田製鋼株式会社は、鉄筋コンクリート用棒鋼の電炉メーカーのトップカンパニーで
す。省電力、かつ、騒音や排出ガス、排出ダストも抑えた環境対応型の連続溶解炉「EC
OARC」を強みに、主に建設業界向けに高品質な製品を安定供給しています。
今回、同社は本シンジケートローンにより調達した資金を利用して、既存圧延設備の更
新や運転資金に活用する予定です。新ラインの稼働により、鉄筋用棒鋼のサイズラインナ
ップをさらに充実させ、商品競争力を高める計画です。
なお、商工中金は、本件の組成にあたり、知的財産を切り口にして同社の事業内容の理
解を深めるため、特許庁が推し進める「知財ビジネス評価書」(※)を活用しています。
「知
財ビジネス評価書」の多角的かつ客観的な分析は、同社の独自性や事業の将来性等の見極
めに大きな効果がありました。
今後も商工中金は、こうした取組みを通じて、中小企業の金融の円滑化を図り、地域経
済の発展に貢献していきます。
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SHOKO CHUKIN BANK
【本シンジケートローンの概要】
組成金額
12 億 5 千万円
アレンジャー兼エージェント
商工中金
参加金融機関
商工中金
5 億円
三菱東京UFJ銀行
2 億 5 千万円
みずほ銀行
1 億円
紀陽銀行
1 億円
その他
3 億円
契約締結日
平成 27 年 3 月 11 日
【岸和田製鋼株式会社の概要】
所 在 地 大阪府岸和田市臨海町 20 番地
資
代 表 者 鞠子 重孝
従 業 員 数 221 人(平成 27 年 3 月現在)
業
設
種 鉄筋コンクリート用棒電炉メーカー
本
金 3 億 5,790 万円
立 昭和 31 年 12 月
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SHOKO CHUKIN BANK
【知財ビジネス評価書】
特許等の知的財産を切り口に、第三者機関である評価機関が中小企業の事業内容を評価するもの。
特許庁は、
「知財ビジネス評価書」の普及と金融における活用を促進するため、作成支援事業を
実施。
<知財ビジネス評価書を活用した融資の流れ>
融資実行
融 資 先 企 業
商 工 中 金
知財ビジネス
④
評価書
③’
①
特許庁からの受託事業者
(三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング)
②
③
①’
評 価 機 関
①商工中金は、融資の審査にあたり、特許庁からの受託事業者である三菱UFJリサーチ&コン
サルティング株式会社に「知財ビジネス評価書」の作成を依頼し、三菱UFJリサーチ&コン
サルティング株式会社は、特許庁指定の評価機関宛て、調査及び「知財ビジネス評価書」作成
を委託します。
②評価機関は、調査対象となる企業に訪問したうえで、事業に関するヒアリングや実地調査等を
行います。
③評価機関は、ヒアリングや実地調査等に基づき「知財ビジネス評価書」を作成し、三菱UFJ
リサーチ&コンサルティング株式会社を通じて、商工中金に送付します。
④商工中金は、
「知財ビジネス評価書」をもとに事業の現状や見通し等を多面的に把握したうえ
で、融資の審査をいたします。