1 ヒストアクリルガイドライン 構造化抄録フォーム ガイドラインタイトル 血管内投与禁忌の塞栓物質ガイドライン 項目名 ヒストアクリル塞栓術 文献 No. 67 ID 15593431 文献情報:著者、タイトル、雑 誌名、発行年、巻(号)、ペー ジ Karagoz T, Celiker A, Cil B, Cekirge S Transcatheter Embolization of a Coronary Fistula Originating from the Left Anterior Descending Artery by Using N-Butyl 2-Cyanoacrylate Cardiovasc Intervent Radiol 2004 27(6) 目的 研究デザイン エビデンスレベル エビデンスレベル (二次) 対象(患者、疾患、病態など) 症例数 研究施設、国 663-665 冠動脈 LAD から PA への先天性瘻孔を NBCA で塞栓した Case report Ⅴ Ⅴ 17 歳男性、先天性の LAD の瘻孔 1 Section of Pediatric Cardiology, Hacettepe University, Faculty of Medicine, Ankara, Turkey 介入/検査 くりかえす心筋虚血発作をおこしたLAD→PAの瘻孔を、NBCA(LPDで50%希釈したものを 0.2-0.3cc使用)で塞栓 評価項目 瘻孔塞栓の成功、合併症 統計手法 結果 結論 なし 瘻孔を塞栓できて虚血症状はなくなった NBCAは冠動脈の異常血管(AVF)塞栓に有用かもしれない CQ1 ヒストアクリルの血管塞 記載なし。 栓の機序ならびに効果に関す る記載(有の場合、その内容) CQ2 どのような状況が適応か 冠動脈のAVF についての記載 病変が小さく、流速が早くないものが適応(脳AVMに習って。) CQ3 ヒストアクリル血管塞栓 術による合併症に関する記載 考察で脳AVMのNBCA塞栓では3/182で呼吸器症状がでた(経過観察で軽快)ことを言及。 小さい脳AVMでは呼吸器症状がでなかったことも言及。 CQ4 ヒストアクリルの安全な 使用方法に関する記載 AVFで流出路が左心系につながっているものは危険 塞栓する前にtest-injectionをして動向を予測 CQ5 ヒストアクリル塞栓術施 行時の疼痛対策(前投薬、局所 麻酔、全身麻酔、薬剤の血管内 投与、その他)に関する記載。 CQ6 ヒストアクリルの血液凝 固能低下時の有効性に関する 記載 CQ7 ヒストアクリル使用時に 混合する造影物質に関する記 載 CQ8 ヒストアクリル使用時の リピオドールとの混合比に関 する記載 CQ9 ヒストアクリルと他の塞 栓物質併用に関する記載 コメント 作成者 作成日 班長コメント・班長名 委員会コメント・委員会名 記載なし 記載なし。 LPD と1:1で希釈 LPDと1:1で希釈 記載なし かなりまれな疾患(1/50000)なので適応の有無に関して議論するのはむずかしい。塞 栓する病変が NBCA 塞栓の治療対象か否かの判断を脳 AVM にならって(理由はあとづ け?)行っている。左心系へ shunt する病変でなかったので治療自体はやりやすかっ たのではないか。 徳江浩之 20120822 竹内義人 血管塞栓術に用いる NBCA のガイドライン作成委員会
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