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2015年
4月10日号
Vol.216
第1四半期、トップ通過は日本株!
 第1四半期の振り返り
いよいよ新年度が始まりました!異動などで
仕事の環境が変わった方も多いかと思いま
す。今期も引き続きボンジュールをよろしくお
願いいたします。さて、四半期毎の恒例、主
要資産のパフォーマンスを振り返ってみまし
ょう。
日本株は、円安による輸出の回復によって
国内総生産(GDP)が2四半期振りのプラス
転換となったことに加え、年金積立金管理運
用独立行政法人(GPIF)などの公的資金の
運用改革や自己資本利益率(ROE)を高め
るといった、株主重視の経営への移行を掲
げる企業の増加などを背景に上昇しました。
■主要資産の2015年第1四半期の騰落率
(期間:2014年12月末~2015年3月末、円換算)
 第2四半期に期待!?新興国
日本株式
10.5%
中国株式
8.5%
米国リート
4.4%
世界株式
2.9%
米国ハイイールド債券
2.8%
新興国株式
2.7%
1.3%
米国株式
0.4%
ドル円
-3.2%
オーストラリア国債
ブラジル国債
-15.0%
-20%
-15%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
 円安効果なくなったけど・・・
昨年は10月の日銀の追加金融緩和によっ
て、大幅に円安が進みましたが、2015年
第1四半期の米ドル・円の騰落率は0.4%と
ほぼ横ばいでした。円安の効果は少なくなり
ましたが、最もパフォーマンスが良かったの
は10.5%上昇した日本株でした。
一方、最も下落したのはブラジル債券でし
た。ブラジルはルセフ政権が提出した緊縮財
政策が議会上院で否決されたことやブラジ
ル石油公社(ペトロブラス)を巡る汚職事件
などで、今後の政治・経済運営に懸念が生じ
たことを背景に通貨レアルが大きく下落しま
した。しかし、ブラジルは10-12月期の実質
GDPが予想外のプラス成長となり、レアルも
安定しつつあるようです。
米国株式に昨年の勢いが見られなくなるな
か、中国株式が8.5%の上昇となるなど新興
国に明るい兆しが見え始めているようです。
最近は、米国の利上げ時期に焦点が集まり
ますが、その行方が他の国にもたらす影響
からも目が離せませんね。
※新興国株式:MSCI 新興国株価指数、世界株式:MSCI 世界株価指数、日本株式:TOPIX、米国株式:S&P500 種指数、中国株式:MCSI 中国株価指数、米国リート:
FTSE/NAREIT オール・エクイティ・リート指数、米国ハイイールド債券:バンクオブアメリカ・メリルリンチ米国ハイイールド・マスターⅡ・コンストレインド指数、ブラジル国債:JP モ
ルガン GBI-EM ブロード・ディバーシファイド・. ブラジル指数、オーストラリア国債:シティ・オーストラリア国債指数、すべてトータル・リターン
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