Web ユニバーサルデザインソリューション お 客 さまの 声 導入事例インタビュー 滋賀県草津市様 INTE RVIE W ※本事例は、 株式会社 日立システムズ関西支社が受注し、 当社が構築・運用を行ったものです。 滋賀県内の自治体で初めてウェブアクセシビリティJIS 「等級AA」に準拠。 増加する若い世代をターゲットとした施策も 取り入れ快適なホームページを実現。 草津市役所 総合政策部 広報課 課長 長 源一様(前列左) 広報グループ長 奥谷 美津子様(後列右) 谷部 奈緒子様(前列右) 宮田 和沙様(後列左) 公開中のホームページをアクセシブルなものにするには大変な労力が必要でした。 リニューアルの時期を迎え、 「等級AA」へ準拠したホームページを 構築するタイミングは今しかない! と思いましたね。 滋賀県草津市様は、2013年10月にホームページのリニューアルを行い、滋賀県内の自治体では 初めてとなるウェブアクセシビリティJIS(JIS X8341- 3:2010)の「等級AA」 に準拠しました。 草津市様では若年層やファミリー世帯の住民が増加していることを受け、スマートフォン対応や フラットデザイン※の採用など、若い世代をターゲットとした施策も取り入れることにより、市民に とってより快適なホームページをめざしています。 ※フラットデザイン…質感や立体感のない、各機能が一目でわかるようなシンプルなデザイン。Windows® 8などで採用され、近年デザインのトレンドとなっています。 ウェブアクセシビリティJIS「等級AA」への想い ホームページを運営しながらアクセシビリティへ 対応させていくことの難しさを痛感 日立公共システム選 定の理由 ウェブアクセシビリティをどうやって実現するのか 具体的な提案があり、信頼感を持った ホームページリニューアル前、 アクセシビリティへは どのように対応されていたのですか? リニューアルのパートナーに当社を選定いただいた理由は何ですか? アクセシビリティに問題のあるページを見つけた際に、広報課から 各課のホームページ担当者に対して個別にアドバイスしていたので すが、そもそもアクセシビリティとは何なのか、なぜ必要なのかとい うことを理解してもらうのがなかなか難しい状況でした。ユニバーサ ルデザインや人にやさしい施策というような概念は、どの職員も重 要だと意識していたとは思うのです。ただ、それぞれの業務分野で 対応できていても、ホームページでも同じような配慮が必要である というところまで結びついていなかったのだと思います。すでに莫大 な記事を公開していて、多くの職員が携わっているホームページを、 途中からアクセシビリティに対応させていくことは非常に難しいこと なのだと思っていました。 ウェブアクセシビリティに精通していたところですね。今回のリ ニューアルでは「等級AA準拠」 を命題としました。ウェブアクセシ ビリティについてはわたしたちでも研修に参加するなどして勉強し ていたのですが、自力で等級AAに準拠することは難しいというこ とが分かっていましたので、そこをサポートしてくれる業者というこ とを一番に考えました。より良いも のを実 現し、成 功するかどうかは、 パートナー選びが大変重要です。い くつかの業者の提案を受ける中で、 日立公共システムが一番信頼でき ると判断しました。 ホームページを全体的にアクセシビリティ対応させることには 相当な困難があるのですね。 具体的にはどのような点が信頼できると感じましたか? はい。なかなか統一的なアクセシビリティ対応ができず悩んでいたと ころ、ホームページをリニューアルするタイミングがやって来たのです。 総務省推奨 「みんなの公共サイト運用モデル」 でも2014年度末まで にウェブアクセシビリティJ ISの 「等級A A」 に準拠することが望ましい とされている状況で、ホームページ全体をアクセシビリティに対応さ せるには 「このタイミングを逃してはいけない!」 と思いました。 こちらが挙げた「新しいホームページでやりたいこと」に対して、 できることとできないことをはっきりと明示して、できない場合 も、代わりにこういうことならできますというのを必ず提案してく ださいました。ウェブアクセシビリティについても同様で、どのよ うにして等級AAを実現するのかを具体的に示していただけたの で、アクセシビリティへの強い対応力も伝わってきまして、ここな ら任せられるという安心感がとてもありました。 (裏面に続く) お 客 さまの 声 導入事例インタビュー 滋賀県草津市 INT 様 ERV IEW Web ユニバーサルデザインソリューション 滋賀県内の自治体で初めてウェブアクセシビリティJIS「等級 A A」に準拠。 増加する若い世代をターゲットとした施策も取り入れ快適なホームページを実現。 今回スマートフォン対応ページも開設されました。 リニューアルの効果 職員のアクセシビリティに対する意識が格段に向上 草津市はいま、 若い世帯の流入が非常に増えてきています。スマート フォン対応も、 フラットデザインの採用も、 そのような世代を狙っての 施策です。リニューアル後のパソコンとスマートフォンのアクセスの 割合は4対1程度で、記事によっては1対1となるようなものもありま した。今後はスマートフォンからのアクセスがもっと増えていくでしょう。 職員の方のウェブアクセシビリティに対する 意識に変化はありましたか? 公開前に日立公共システムに実施していただいた「アクセシビリ ティ研修」が大変好評で、参加してくれた職員はアクセシビリティ について考えてくれるようになりました。アクセシビリティは、技 術的な要素も大切ですが、精神面の伝わり方というのが大事だ と思っています。研修のおかげで、アクセシビリティがなぜ必要 なのか、これをさまざまな人がどのように利用されるのか、とい うことを想像しながらページを作ってくれるようになりました。 各課にて、自分たちで作成したホームページを音声で読み上げ て「もっと良い読み上げができないか?」 と相談を受けることも あり、広報課としてうれしい限りです。職員のアクセシビリティへ の意識は格段に向上したと言ってよいでしょう。 さらに、CMSではアクセシビリティに配慮できていない原稿を 自動でチェックしてくれます。4Uweb/CMSが優れていると思う のは、そのチェック結果が分かりやすく、どこをどのように直せば よいのかが直感的に理解できるようになっていることです。 また、アクセシビリティ以外の面でも、 多くの実績を持つ日立公共システムの ノウハウを生かした、利用者視点の情 報構成になったことで、職員も利用者 視 点に立つようになり、よりわかりや すいホームページになってきていると 感じます。 今後の展望 災害情報の提供など危機対応を強化したい 今後は、 どのような点に取り組んでいきたいとお考えですか? 近年、全国的に大きな自然災害が増えてきています。今後は、災害 時の情報提供に取り組みたいです。市内にはコミュニティFMの放 送局があり、 その電波を利用して一斉放送ができるようになっている のですが、さらに広く情報を伝えるためにはスマートフォンサイトを 含めたホームページの活用が必須だと考えています。 最後に、日立公共システムは、リニューアル作業中だけでなくホーム ページ公開後も次々に新たな提案をしてくれて、わたしたちと同 じ想いで草津市のホームページを作り 上げてくれている頼もしいパートナー です。これからも色々な知恵を出し合っ て、1人でも多くの人に情 報が 届けら れるようなホームページにできるよう、 継続的に改善していきたいと考えてい ます。 2013 年12月取材 CMSの使い勝手に対する職員の方の評判はいかがでしょうか? 職員から 「すごく直感的で分かりやすい」 と好評です。簡単な操 作で統一されたデザインのきれいなページが出来上がるので楽 しいという意見もありました。その結果、以前はあまり情報を公 開していなかった課からも、ページの更新に意欲的な職員が増 えてきまして、前よりも記事が充実してきたと思います。 また、導入前はあまり意識していなかっ たのですが、マニュアルが非常に分かり やすく好評です。CMSを初めて使う職 員にも、 「とりあえずマニュアルを見てく ださい」 と伝えるとそれでだいたい分か ってくれます。こちらの問い合わせ対応 にかかる労力も軽減されました。 商標に関する表示 ● ● お客さまメモ 滋賀県草津市様 http://www.city.kusatsu.shiga.jp/ 草津市様は、滋賀県の南部に位置しており、滋賀県下で中心的な役割を 果たす都市となっています。JR東海道本線(琵琶湖線) ・草津線、国道1号・ 名神高速道路・新名神高速道路など日本を東西に結ぶ交通網を有してお り、大阪・京都など関西中心部への通勤・通学の 利便性の高さから若い世帯の流入が増えていま す。東洋経済新報社が公表する2013年の住み よさランキングでは、草津市様が近畿エリア111 都市の中で1位を獲得しました。 草津市広報キャラクター「くさみぃ」 草津市様では、広報キャラクターとして 「くさみぃ」 を制作していま す。広報紙 「広報くさつ」 や草津市公式Facebook (フェイスブック) ページで案内役として活躍中です! は、株式会社 日立公共システムの登録商標です。 その他記載されている製品名、 商品名、 社名は、 各社の商標、登録商標です。 ※ 本カタログの内容は、2014年3月現在のものです。 ※ 製品仕様は改良のため予告なく変更することがあります。ご不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。 ※ 本製品を輸出される場合には、 「外国為替及び外国貿易法」の規制ならびに米国輸出管理規制など外国の輸出関連法規をご確認の上、必要な手続きをお取りください。 なお、不明な場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。 ※ 本事例に記載の内容はインタビュー当時のものであり、現在と異なる場合があります。 本ソリューションに関するお問い合わせ E-mai l:[email protected] [ 営 業 直 通 ] 03 - 5632 - 1233 [ 製品情報サイト] http://www.hitachi-gp.co.jp/4uweb/ 〒135-8633 東京都江東区東陽二丁目4番18号 http: //www.hitachi-gp.co.jp/ HGP-5209 2014.3 © Hitachi Government & Public Sector Systems, Ltd. 2014. All Rights Reserved.
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