流砂・河床変動の解析技術の課題 河道計画・管理のための 流れ・地形変化の解析技術力向上に向けて 竹林洋史 京都大学防災研究所流域災害研究センター 今回の「お題」 河道計画・管理のための 流れ・地形変化の解析技術力向上に向けて 既存の「流砂・河床変動の解析技術」 は技術者(研究者)に理解されているのか? ・流砂の非平衡性とは? ・交換層とは? 既存の研究が多すぎるし,毎日忙しいし, iRIC ・固定砂州と移動砂州の違いは? なんていう便利なソフトがあるので解析は何と ・交互砂州と網状流路の違いは? なくできてしまうし,なかなか流砂・河床変動 の解析技術を理解するとこまでいかない? ・一次元解析(矩形断面)と二次元解析の流砂量の 違いは? ・数値解析は完璧?? など・・・ 「流砂・河床変動の解析技術」の課題は? ・細流土砂の発生・輸送(流砂量)・堆積のプロセ スの解析が困難 ・現地の粘着性土の浸食速度の評価が困難 ・空隙率の時空間的な評価が困難 ・掃流砂・浮遊砂・ウォッシュロード・土石流・泥 流の遷移領域の力学機構が不明 ・斜面崩壊による土砂生産量の予測が困難 ・サブグリッドスケールの現象が流砂・河床変動特 性に与える影響の考慮が困難 ・短時間での解析が困難 など・・・ 河床はどこ?? 河床位方程式(一様砂・掃流砂) ¶zb ¶qbx =0 (1 - l ) + ¶t ¶x ¶cb Eb ¶zb ¶qbx + (1 - l ) + =0 ¶t ¶t ¶x 大流量 左の式での河床 水面 小流量 水面 1- l ¶zb ¶qbx + =0 ¶t ¶x 河床 河床 1- l ¶zb ¶qbx + = 0 にも関わらず, 河床が低下する! ¶t ¶x ご清聴ありがとうございました. 2013年10月に伊豆大島で発生した泥流の流動解析
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