絶縁破壊(DS)試験方法(気中測定)

絶縁破壊(DS)試験方法(気中測定)
1. 適用規格
(a) UL746E , Polymeric Materials-Industrial Laminates, Filament Wound Tubing , Vulcanized Fibre,
and Materials Used In Printed-Wiring Boards
(b) UL746A , Polymeric Materials-Short Term Property Evaluations , Section 21
(c) ASTM D149 , Standard Test Method for Dielectric Breakdown Voltage and Dielectric Strength of
Solid Electrical Insulating Materials at Commercial Power Frequencies
(d) C22.2 No.0.17 , Evaluation of Properties of Polymeric Materials
2. サンプル数
5枚
3. サンプルコンディショニング
□温度 23±2℃ 相対湿度 50±10% 48 時間以上 :UL746E ,UL746A , C22.2 No.0.17
□温度 35±1℃ 相対湿度 90±2% 96 時間 :UL746A
□温度 23±2℃ 相対湿度 50±5% 40 時間以上 :ASTM D 149
4. 試験環境
□温度 23±2℃ 相対湿度 50±10%:UL746E ,UL746A , C22.2 No.0.17
□温度 23±2℃ 相対湿度 50±5%:ASTM D 149
5. 試験条件
サンプル寸法:100×100mm 厚さ 0.02mm
試験状態:気中試験
電圧昇圧速度:0.2kV/sec
電極:上部 – φ25mm 柱状
下部 – φ25mm 柱状 (下図参照)
単位:mm
6. 試験方法
1) 図のように電極をセットする。
2)10~20 秒で絶縁破壊が起こるような一定の昇圧速度で、絶縁破壊が起こるまで電圧を印加する。
ただし、UL746A では破壊電圧が 10kV以上の場合には 0.5kV/sec.で昇圧する。
3) サンプルが破壊したときの破壊電圧を測定する。
4) 破壊電圧をサンプル厚さで除して、絶縁破壊強さを算出する。
絶縁破壊(DS)試験方法(油中測定)
規
格: UL746A(ASTM D149 Method A)に基づく試験方法
試験方法: 下図に示すように試験片をセットし、電圧昇圧速度は 0 から平均 10~20 秒で破壊が起こ
るように設定する。
但し、当社の昇圧装置では昇圧速度を1kV/s 以上に設定することができないため、破壊
が起こるまでに 20 秒以上かかる場合がある。
○ 測 定 条 件 : 油中試験
○ 電圧昇圧速度 : 1kV/s
○ 電
極 : 上部 - φ6.4mm 柱状
下部 - φ6.4mm 柱状
単位: mm
φ6.4
柱状
試験片
φ6.4
(下図参照)