大脳運動関連領域野における脳血流 ・ヘモダイナミクスと筋出力との関係 研究代表者 名古屋大学 秋間 広 近年大脳機能の解明は、機能的磁気共鳴映像法(f MRI)ポジトロン断層法(PET)、脳磁場計測装置(MEG)な どで新しい知見が得られています。 本研究は多チャンネル近赤外分光装置を用いて等尺性 力発揮レベルとよい正の相関を示す働きが認められまし た。同様に行った大腿連筋を外側広筋の表面筋電図によ る神経筋活動とも Total Hb,Oxy Hbのピーク値も 1% 水準の相関が認められました。近赤外分光法による研究 は PET やf MRI 等による方法よりも大筋の活動と脳機能 筋の活動と脳機能の関連をよりよく解明できる近赤外分光法によればそれらの強さ の間には正の相関がある 運動野におけるヘモダイナミクスと筋出力の関係 0.5 トータルヘモグロビン(A.U.) 膝伸展運動時に大脳の関連運動野におけるトータルヘモ グロビンによる血流量、酸化ヘモグロビン、脱酸化ヘモ グロビンの測定を行ない、筋力発揮の強さとの関係を検 討しました。その結果 Total Hb,Oxy Hbのピーク値は 0.4 r=0.647,p<0.01 0.3 0.2 0.1 0.0 0 の関連を解明できる点で興味がもたれます。 酸素化ヘモグロビン(A.U.) 0.5 10 20 30 40 50 60 70 40 50 60 70 (%) r=0.647,p<0.01 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 0 10 20 30 筋力(最大筋力に対する相対値) 27 28
© Copyright 2024