京都大学医学部附属病院 一次サンプル採取マニュアル PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 6518 免疫学的検査 / ウイルス感染症検査 風疹ウイルス抗体 [HI] rubella virus, viral antibodies 基本情報 JLAC10 診療報酬 分析物 5F395 風疹ウイルス 識別 1430 ウイルス抗体 材料 測定法 第2章 特掲診療料 第3部 検査 第1款 検体検査実施料 免疫学的検査 D012 感染症免疫学的検査 11 ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり) ⑰ 風疹ウイルス 第1節 検体検査料 79点 検査オーダー・検体採取 患者同意に関する要求事項 検査結果に影響を 与える臨床情報 検体 ⇒ 検査項目分類 ⇒ 免疫学的検査 ⇒ ウイルス感染症検査(血液2) ⇒ 風疹[HI] 検体 ⇒ 検体検査 ⇒ 外注検査(一般) ⇒ 外注(血液ウイルス) ⇒ 風疹[HI] オーダー ボタン 検査予約 至急オーダー 不可 オーダーについて 患者の検査前準備 サンプル採取のタイミング 記号 添加物(キャップ色等) E 凝固促進剤+血清分離剤(黄) F 凝固促進剤+血清分離剤(青・細) G 凝固促進剤+血清分離剤(青・太) H 凝固促進剤+血清分離剤(ピンク色) I 凝固促進剤+血清分離剤(レンガ色) 採血管について 検体ラベル(単項目オーダー時) ホンバン テスト 採取材料 ◎血液 ◎血液 ◎血液 ◎血液 ◎血液 採取量 1mL 3mL 4mL 6mL 9mL 採取容器はオーダー項目数によって異なります. 測定材料 →血清 →血清 →血清 →血清 →血清 注 800 外 N60 ウイルス. 09.03 血液 検体採取について @ 外注1 検体搬送について E 検体保存について **-****-55032* 1ml **-***-*** 再検査・追加検査の対応可能日数 依頼日より3週間 検査結果報告 測定機器 測定方法 検査所要日数 検査部門 ダイリューター・ドロッパー(PLA820) 赤血球凝集抑制試験(HI) 3~5日 外部委託(SRL) 0300 1/2 京都大学医学部附属病院 一次サンプル採取マニュアル PM共通0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 6518 免疫学的検査 / ウイルス感染症検査 風疹ウイルス抗体 [HI] rubella virus, viral antibodies 基準値 期間 JLAC10 現行 項目 風疹ウイルス抗体 基準値設定材料 血液 男性 女性 8 未満 単位 8 未満 倍 一般的な感染症抗体検査においては基準値が定められていないため, 出発希釈倍率を基準値として代用しています. 電話連絡対応 臨床情報 臨床的意義 風疹は,風疹ウイルスの経気道飛沫感染による急性発疹性疾患で,学童を中心に流行する.発熱と発疹,リンパ節腫脹が主たる症状で,通常の経 過では,軽くすむことが多い.潜伏期は,14~21日である. 妊娠初期の女性が罹患すると胎盤を介して胎児がウイルスに感染し,先天性異常児が生まれる危険性がある.先天性異常は白内障,難聴,心奇 形を主徴とし,これを先天性風疹症候群(CRS)と呼んでいる.この3主徴に加え,知能障害や成長障害,小頭症などがみられる. 妊娠初期の感染ほど危険が高いため,免疫を持たない婦人が妊娠初期に発疹性疾患に罹患した場合に,これが風疹であるか否の血清学的検 査が特に重要な意義をもつ. 異常値を示す病態・疾患 合併症として成人が感染した場合(関節痛,関節炎),風疹,先天性風疹症候群(CRS),血小板減少性紫斑病,脳炎 参考文献 エスアールエル Web Page「検査項目レファレンス」 国立予防衛生研究所学友会:ウイルス実験学総論2版(丸善)214~225 1973 松野哲也:日本臨床53-増-277~280 1995 最終更新 2/2 4th Jun. 2014
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