カタログコード:711023-5 チオグリコレート培地(BREWER) THIOGLYCOLLATE MEDIUM(BREWER) OXOID コード:CM0023 2 E 保存方法・使用期限 CULTURE MEDIA E 組成(培地1Lあたり) 30℃以下の乾燥保存でラベル表示期限まで使用可能。調 ペプトン …………………………………… 5.0 g ラブ-レムコ末 ……………………………… 1.0 g 酵母エキス ………………………………… 2.0 g ブドウ糖 …………………………………… 5.0 g 塩化ナトリウム …………………………… 5.0 g チオグリコール酸ナトリウム …………… 1.1 g メチレンブルー …………………………… 2.0 mg 寒天 ………………………………………… 1.0 g pH 7.2±0.2 製した培地は室温の暗所で保存する。 E 品質管理 陽性コントロール Bacteroides vulgatus ATCC 8482 Clostridium perfringens ATCC 13124 陰性コントロール 未接種の培地 E 調製方法 本品20gを1Lの精製水に懸濁し、沸騰するまで加熱して溶 解する。培養容器に分注し121℃で15分間、高圧蒸気滅菌す る。 本培地は少量の寒天を含むので、滅菌後急激に冷却すると 寒天と培地が分離しやすくなる。培地の再溶解後または滅菌 後は、穏やかに冷却するとよい。 E 注意 検体を接種する前に作製した培地の上部を確認し、培地の 1/3以上が酸化されて緑色に変色していれば廃棄すること。 表層部の酸化された部分が培地の1/3あるいはそれ以下の ときは、栓をゆるめ沸騰水中で加熱し脱気する。検体を接種 する前に室温まで冷却すること。再加熱により培地中に毒性 の活性酸素が形成されるため1回限りとする。 ブドウ糖を発酵し、pHを下げる細菌は、本培地で発育後 E 用途・特徴 に死滅することがある。 Brewer1-3)により開発された本培地は、主に生物学的製剤 の無菌試験に使用される。本培地は酸化還元指示薬としてメ チレンブルーを少量含有する。保存された培地の上部 20 % 以上が緑色に変色していれば、沸騰水あるいはスチーマー中 E 参考文献 で5∼10分間加熱する。この処置は繰り返し行ってはいけな 1. Brewer J. H. (1940) JAMA. 115. 598-600. い。 2. Brewer J. H. (1940) J. Bact. 39. 10-13. 本培地は特に水銀防腐剤を含む生物学的製剤の管理に有用 3. Brewer J. H. (1943) J. Bact. 46. 395-398. である。(水銀防腐剤の毒性はチオグリコール酸により中和 される。) チオグリコレート培地(BREWER) 2 ─ 325
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