アンチバイオチック培地 No.1

カタログコード:
アンチバイオチック 培地 No.1
ANTIBIOTIC MEDIUM NO.1
OXOID コード:CM0327
2
E 参考文献
CULTURE MEDIA
E 組成(培地1Lあたり)
Hanus F.J., Sands J.G.and Bennett E.O. (1967) Applied
ペプトン …………………………………… 6.0
g
トリプトン ………………………………… 4.0
g
酵母エキス ………………………………… 3.0
g
ラブ-レムコ末 ……………………………… 1.5
g
ブドウ糖 …………………………………… 1.0
g
寒天No.1 ………………………………… 11.5
g
Microbiology 15 (1) 31-34.
pH 6.5±0.2
E 調製方法
本品27gを1Lの精製水に懸濁し、沸騰するまで加熱して溶
解する。121℃で15分間、高圧蒸気滅菌する。
E 用途・特徴
本培地は抗生物質の検定用として最も重要な培地であり、
Oxoid社の寒天No.1の特性を生かすために特に改良を加えた
ものである。Hanus、Sands、およびBennett1)はある種の寒
天がいくつかの抗生物質、特にストレプトマイシン、カナマ
イシン、ポリミキシンBおよびネオマイシンに対し阻害的に
働くことを報告している。Oxoid寒天No.1はこの阻害作用を
持たないので、抗生物質検定に特に適している。さらに本寒
天は優れた拡散性があるためより明瞭な阻止円を形成する。
注意:Oxoid社の組成では11.5gの寒天No.1を使用すれば通
常の寒天15gに匹敵するゲル強度が得られる。
本培地は、バシトラシン平板法検定では Micrococcus
flavus、クロラムフェニコール平板法検定ではSarcina lutea、
また硫酸カナマイシン、ペニシリンG、メチシリンナトリウ
ムおよびオキサシリンナトリウム検定では Staphylococcus
aureusのそれぞれの種菌寒天培地として用いられる。
また、本培地は次の薬剤の検定基礎寒天培地としても用い
られる:クロラムフェニコール、硫酸カナマイシン、硫酸コ
リスチン、メチシリンナトリウム、オキサシリンナトリウム
および塩酸バンコマイシン。
アンチバイオチック 培地 No.1
2 ─ 15