国立病院機構 刀根山病院 患者様ひとりひとりに最適照射。 このたび当院では、がん治療の充実を図るために、新たな高精度放射線治療装置 (米国・バリアン社の【Clinac iX】)を導入予定です。 放射線治療装置 Clinac-iX 画像誘導放射線治療(IGRT)、体幹部定位放射線治療(SBRT)も可能に! 副作用を抑えた治療 Quality 放射線をあてる範囲は板状の遮蔽 物(リーフ)を重ね合わせて形成 することができます。また、あて たくない部分も確実に放射線から 守ることができます。 従来は、1cm 幅のリーフを搭載し ている治療機が主流でしたが、本治療機は、最新鋭の制御機能 を搭載し 5 ㎜リーフで木目細かな治療が可能となりました。 1cmリーフ 5 ㎜リーフ 国立病院機構 刀根山病院 【IGRT(画像誘導放射線治療)】 診断領域の X 線装置を高精度なロボットアームに搭載。治療直前の X 線撮影や X 線透 さらに X 線 CT の撮影も行え、体内画像に基づく正確な位置決めを行えます。加えて、 治療期間中の腫瘍サイズの変化に合わせ、再度放射線照射領域の再検討、それに基づいた 治療もスムーズに対応できるようになりました。 kV エネルギーのコーンビーム CT 画像 (FOV45cm) SBRT(体幹部定位放射線治療) 定位放射線治療(SRS/SRT)は、病巣に対し多方向から放射線を集中させることで、通常の放射線治療 と比べ、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることができる照射方法です。本装置の導入に より、一定の条件を満たす肺がん、肝臓がん、脊髄動静脈奇形の疾患に対する体幹部定位放射線治療 (SBRT)も可能となります。 また、呼吸同期照射(呼吸性移動を考慮したゲーティング照射)が可能になり、正常肺などへの被曝 線量をより抑えて合併症を防ぐことが可能となります。
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