ID 連携トラストフレームワーク・ビジネスモデルコンテスト 応募要項

ID 連携トラストフレームワーク・ビジネスモデルコンテスト
応募要項
平成 26 年 10 月 16 日
主催
経済産業省
事務局
一般財団法人日本情報経済社会推進協会
(JIPDEC)
1
目次
1.
背景 ......................................................................................................................................................................... 3
2.
目的 ......................................................................................................................................................................... 3
3.
概要 ......................................................................................................................................................................... 3
4.
募集テーマ ........................................................................................................................................................... 4
5.
募集対象 ............................................................................................................................................................... 4
6.
スケジュール ........................................................................................................................................................ 5
7.
応募における留意点 ........................................................................................................................................ 5
8.
審査基準 ............................................................................................................................................................... 6
9.
応募方法 ............................................................................................................................................................... 7
10.
応募先および問い合わせ先 ..................................................................................................................... 7
2
背景
1.
インターネット上に存在するパーソナルデータの種類、量は増加の一途であり、様々なサービス
間の連携を促すことにより、個々人に応じたきめ細かいインターネットサービスの提供が可能とな
ります。一方で、パーソナライズされたITサービスを提供する際、法定化された本人確認手続きが
書面主義かつ他のサービスと独立に行われていることなどが、こうしたサービス連携の支障とな
っています。
そこで、IT総合戦略本部やITコミュニケーション活用戦略会議などの場では、インターネットで
完結する国民サービスの実現に向けて、本人確認義務・書類原則の見直し方針が検討されてい
ます。経済産業省では、こうした動きを踏まえ、「ID(アイデンティティ)連携トラストフレームワーク」
を用いたビジネスモデルの構築を推進しています。
目的
2.
ID 連携トラストフレームワークは、本人同意のもと、安心・安全な環境下で、個人の属性情報
(ID(アイデンティティ))*1 を組織間で連携する仕組みです。ID 連携トラストフレームワークにより、
個人の属性情報管理の信頼性が向上するとともに、複数のオンラインサービスの連携による、複
合的かつきめ細やかなサービスの提供が期待されています。
ID 連携トラストフレームワーク・ビジネスモデルコンテストでは、ID 連携トラストフレームワークが
有効に機能し、継続的なサービス提供が行えるビジネスモデルを募集します。
*1 利用者である個人に関する属性(認証により当該属性の確からしさが確認された結果を含)の集ま
り
概要
3.
募集テーマに基づいた、アイデンティティ・プロバイダが保持する利用者のアイデンティティ情報
と連携した新たなビジネスのアイディアを募集し、コンテストで提供する ID 連携トラストフレームワ
ーク試験プラットフォーム(以下、ID 連携 TF 試験 PF)上に実装していただきます。(アイディアのみ
の応募も可能です)。
以下のような課題を持っている事業者等の応募を期待しています。

ユーザ ID、パスワードの発行をせずに(認証連携等を利用し)、利用者個々に適した
サービスを提供したい事業者

利用者の透明性を担保し、パーソナライズしたサービスを提供したい事業者

同意を取得した上で、属性情報を受け取り、利用者個別にカスタマイズしたサービス
を提供したい事業者
など
3
募集テーマ
4.
①
『2020 年オリンピックを視野に入れた“訪日外国人へのおもてなし”サービス』

サービス利用者の自己申告による情報に基づく ID 連携トラストフレームワークの中で展
開するビジネス。

「訪日外国人向け ID 連携 TF 試験 PF」*2 上で稼働が想定されるサービス。

訪日外国人を対象に、アイデンティティ連携を用いて、サービス提供ごとに利用者
登録をする煩わしさや、ログイン ID・パスワードなどの発行の手間を軽減される等。
*2 別添資料 1「訪日外国人向け ID 連携トラストフレームワーク試験プラットフォーム説
明資料」を参照のこと
②
利用者情報の確からしさを確認する環境の利用

本人であることを確認した個人認証及び属性情報を用いる ID 連携トラストフレームワー
クの環境の下で展開するビジネス。
「利用者情報の確からしさを確認する環境を利用する ID 連携 TF 試験 PF」*3

上で稼働が想定されるサービス。

インターネットサービスプロバイダーの会員対象に、アイデンティティ連携を
用いて、サービス提供ごとに利用者登録をする煩わしさや、ログイン ID・パ
スワードなどの発行の手間を軽減する等。
*3 別添資料 2「利用者情報の確からしさを確認する環境を利用する ID 連携トラ
ストフレームワーク試験プラットフォーム説明資料」を参照のこと
募集対象
5.
前述の募集テーマについて、『ビジネスアイデア』を募集します。具体的には、以下の2つにつ
いて募集します。
①
ID 連携を利活用し、社会実装を前提としたビジネスモデル
(本事業で提供する ID 連携トラストフレームワーク試験プラットフォーム上での稼働
を想定)

募集テーマについて、アイデンティティ連携を用いることで、利便性が高まることが期
待できるビジネスアイデアで、且つ今年度中に実装を目指すもの

アイデンティティ連携によって、既存サービスを高度化したい又はアイデンティティ連
携による新規サービスを企画・検討している事業者(コンソーシアムを含)を対象。
②
ビジネスアイデアのみの応募

募集テーマについて、アイデンティティ連携を用いることで、利便性が高まる
ことが期待できるビジネスアイデア

応募者は、個人、事業者、団体を問いません。
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スケジュール
6.
平成 26 年 10 月 16 日
アイディアの募集
~11 月 30 日
平成 26 年 12 月上旬
書類選考
平成 26 年 12 月 12 日
試行サービスの決定
(予定)
書類選考通過者には、試行サービスへの参加決定を通知します。
平成 27 年 1 月
試行サービスの実装
稼働テスト(平成 27 年 1 月 11 日~ 1 月末)
平成 27 年 2 月 1 日
試行サービスの検証
~
ID 連携トラストフレームワーク試験プラットフォーム上で構築したア
プリケーションをリリースし、実ユーザに利用してもらい、アンケート
に回答していただきます。
平成 27 年 2 月中旬
最終選考
(予定)
経済産業省が設置する委員会において、アンケート結果も含めて
評価します。
平成 27 年 3 月 17 日
表彰
(予定)
ID 連携トラストフレームワークシンポジウム(仮称)において、評価
結果を基に表彰および受賞者によるプレゼンテーションを行いま
す。
7.
応募における留意点
「①ID 連携を利活用し、社会実装を前提としたビジネスモデル」への応募にあたっては、以下の
条件をご了解いただいた上でご応募ください。

規定する期間中(書類選考通過後、平成 27 年 1 月)に、応募するアイディアを実装で
きること。なお、実装および検証に係る費用はご負担ください。

試行サービスの実装前に、応募するアイディアに即した個人情報の取り扱いに関する
規約等について、アイデンティティ・プロバイダと合意すること。

試行サービスの検証に参加する場合は、検証期間内の利用者へのサービス提供につい
て無償で提供すること。
(課金サービスは、行わないこと。
)

情報は、(複製物を含めて)試行期間終了後廃棄すること。
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「
社会実装を前提としたビジネスモデル」
応募者が対象
経済産業省が設置する委員会において、評価します。
審査基準
8.
経済産業省に設置する委員会において、下記の観点で書類選考を行います。
評価項目
アイデンティティ
評価観点

連携の活用度
アイデンティティ連携について理解しており、活用が見込まれるもの
か。

アイデンティティ連携により、既存のサービスの改善が見込めるか。

または、新しいサービスの提供が期待できるか。
利便性

ユーザの利便性が向上することが期待できるか。
効率性

アイデンティティ連携による作業の効率性(本人確認など)は向上する
新規性
か。
将来性

ビジネスの更なる広がりが期待できるか。
実現可能性

アイデンティティ連携の整備に伴い、応募されるサービスが持続的に
運用できるか。

世の中の流れ・時代に合っているか、ニーズがあるのか(地方創生や
オリンピック・パラリンピックに向けたサービス創出につながるものであ
るか等)
なお、審査員の評価やコメントの概要についてのお問い合わせは受け付けません。予めご了承
ください。
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応募方法
9.
下記リンクから応募用紙をダウロードし、必要事項を記入のうえ応募先に電子メールでお送り
下さい。応募・審査の費用は無料です。また、プレゼンテーション資料等がある場合は、応募用紙
と併せてお送り下さい。
応募用紙ダウンロード先:
http://www.jipdec.or.jp/doc/event/2014tfcontest-form.doc
応募先:
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
ID 連携トラストフレームワーク担当(保木野、藤木、飯田、坂下)
E-mail:[email protected]
応募締切:
平成 26 年 11 月 30 日(日)
10.
17 時まで
応募先および問い合わせ先
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
ID 連携トラストフレームワーク担当(保木野、藤木、飯田、坂下)
E-mail:[email protected]
11.

別添資料
別添資料1
「訪⽇外国⼈向け ID 連携トラストフレームワーク試験プラットフォーム説明資料」
http://www.jipdec.or.jp/pdf/event/2014tfcontest-pf1.pdf

別添資料2
「利⽤者情報の確からしさを確認する環境を利⽤する ID 連携トラストフレームワーク試験
プラットフォーム説明資料」
http://www.jipdec.or.jp/pdf/event/2014tfcontest-pf2.pdf
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