an Architect REO KA W AMURA

Y a s u h i s a
M i t s u y u k i
S h i b a t a
an Architect REO KAWAMURA
建築家 河村礼緒
b y
b y
F u j i w a r a
鵠沼生まれの鵠沼育ち、建築家 河村礼緒。
湘南と海のテイストをからだで理解し、表現するその住宅がいま、熱い。
t e x t
取 材 ・ 文 ◎ 藤 原 靖 久
p h o t o s
撮 影 ◎ 芝 田 満 之
030
BY THE SEA
歳代の方が 歳くらいまで住み続けられる家。
長年かけてアンティークになっていくお家がいいですね。
年後に何
なく就職したんです。その時に建
築資格二級を取って
が 歳代の方も多いので、老後
のは少ないと思いますが、お客様
そうですね。最近の家は大きな
地震でも大きく壊れる家という
くりが大きなテーマですね。
実は安全でしっかりとした家づ
観や内装に目が行きがちですが、
さて、スタジオレオンのお家は外
例です。
アと他の国に行くのが最近の慣
うのが習慣で、そのカリフォルニ
リーがいて、毎年そこに行くとい
にお世話になったホストファミ
ですが、妻が留学をしていたころ
やはりカリフォルニアが多いの
並や住宅街を歩くのが楽しくて。
るのではなくて、なんでもない街
す。有名な建築家が造った家を見
そうですね、自分ひとりで行く
時はいろんな建物を見て歩きま
なっているようですね?
経 験 と い う の が、 大 き な 刺 激 に
鵠沼の地域の文化と海外の旅行
う感じでしたね(笑)
くて楽しくやって合格したとい
上位になってきて、それがうれし
いつのまにか学校で僕の成績が
度か挑戦して一級を取りました。
4
鵠沼生まれの鵠沼育ち?
ちょうどそこの踏切をわたっ
たところに産婦人科があってそ
こで生まれました(笑)地元の学
校から高校で建築学科に入って
建 築 を 始 め ま し た。 僕 は 幼 い 頃
からずっとマンション暮らしな
日間群
んです。おばあちゃん子だったの
で夏休みにはまるまる
馬の祖母の家に行っていました。
夏休みが始まった次の日から終
わる前日まで。その家の目の前が
田んぼや畑で、掃き出しドアを開
けるとすぐそこが田んぼだった
んです。そんな(住まいが)地面
にとても近いのがすごくいいな
あと思っていたんです。お家(う
ち)に興味を持ったりしたのは、
実はそれがきっかけだったんだ
ろうかなと思っています。
建築という分野がどんな分野
に分かれているのかも知らな
かったのですが、漠然と「お家を
造る」ことを仕事にすると決めて
いました。うちは放任主義だった
ので中途半端な高校や大学に進
学するよりこれからの時代はや
りたいことを早くやったほうが
年間はバイトを
仕事のテリトリーはやはり湘
考え方です。
できる家を造るというのが僕の
できる家。生涯住み続けることが
歳くらいまで住み続けることが
80
いいと、言われていましたし。高
校を卒業して
しては海外にいくということを
繰り返していましたが、 歳の時
にデザイナーのスキルや経験も
NEW!!
30
Architect Interview ●
30
40
20
アタラシイコト 2013
河村礼緒
● A rc h i tec t I n terv i e w
BY THE SEA
031
2
80