北海道大学病院病理部の使用事例 ~乳癌Ki-67の自動解析~ 北海道大学病院病理部(松野吉宏先生)では画像解析ソフトウェアDefiniens社 Tissue Studioを導入していただいています。乳癌のKi-67の解析にTissue Studioを ご使用されております。 北海道大学病院病理部松野吉宏先生のコメント 北海道大学病院病理部では乳癌のKi-67標識率(Labeling index)算出に、画像解析 ソフトウェアDefiniens社Tissue Studioを使用しています。Ki-67陽性細胞核の計数値と 標識率に加えて、元画像と解析結果の画像を掲載したレポートを作成し、外科に報告 しています。 Tissue Studioを使用する事により、バラツキの無い再現性の高い解析を行えるので、 客観的な定量データを取得することができます。また、Tissue Studioは操作が簡便で、 複数枚の画像ファイルを一括処理できるので、Ki-67標識率算出の労力を軽減するこ とができています。 また、 Ki-67以外にも広く研究目的で使用しており、Tissue Studioを用いた論文を発 表しています。 論文事例 Prognostic significance of pathologic complete response and Ki67 expression after neoadjuvant chemotherapy in breast cancer Tatsuya Yoshioka et al., Breast Cancer, 2013 乳癌Ki-67解析例 元画像 解析画像 *本解析画像は北海道大学病理部で解析した画像ではありません 陽性細胞数 全細胞数 標識率 370 1,121 33 % 病理部でのKi-67解析 ~解析から判定結果を出すまで~ 解析 判定結果 Tissue Studio 陽性細胞の計数 解析結果のレビュー 作業負担が軽減でき、結 果には再現性がある 解析結果を確認し、妥当性を 確認する 病理部 判定結果 レポート Ki-67解析依頼 外科 煩雑な設定は不要のシンプルな解析フロー 画像読込 各社バーチャルスライド などを瞬時に読込み 設定・学習 直観的な操作で解析設定。 設定は初回の一回のみ 解析実行 ワンクリックで複数の画像 を一括して処理 結果参照 解析結果を数値と画像で確認。 数値はCSV形式で出力
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